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長者ヶ岳、熊森山
天使山塊で一番静かな稜線を縦走する
2011年7月9日
長者ヶ岳(1,335.8m)、熊森山(1,574.5m)、金山(1,596m)、雪見岳(1,605m)、天狗岳(1,373m)
行程 毛無山有料駐車場(7:26)・・・毛無山方面、地蔵峠方面分岐(7:42)・・・比丘尼の滝(7:50)・・・窯跡(8:50)・・・地蔵峠(9:30-35)・・・金山(9:51)・・・雪見岳(10:20-31)・・・猪之頭峠(11:00)・・・熊森山(11:32)・・・湧水峠(12:14)・・・111番鉄塔(12:24-39)・・・111番鉄塔分岐(12:41-迷-13:17)・・・天狗岳(13:27)・・・長者ヶ岳(14:29-39)・・・休暇村「富士」分岐(15:18)・・・田貫湖分岐(12:41)・・・長者ヶ岳登山口(15:50-56)・・・猪之頭中学校(16:55)・・・麓のつり橋(17:38)・・・麓(17:50)・・・毛無山有料駐車場(17:57)
山行記
●天使山塊は、これまで、長者ヶ岳から天使ヶ岳を越えて白糸の滝、地蔵峠から毛無山、雨ヶ岳、竜ヶ岳を越えて本栖湖までの区間は何度かに分けて登っているが、地蔵峠から長者ヶ岳までが空白となっており、いつかは歩いてみたいと思っていた。しかし、この区間は、ガイドブックでも点線のコースで、時間もかかりそうだったので、梅雨の明けたばかりの、日の長いこの時季に登ってみようと出かけた。
●毛無山の有料駐車場は既に何台かの車が停まっており、その後も次々と到着する。この中でどのくらいの人が長者ヶ岳方面を目指すのだろうか、などと思いながら出発する。車止から薄暗い樹林の中を歩き、麓神社を参ってから再び登山道を歩く。初っ端から渡渉があるが、普段は水がないことが多い。
●渡渉点から少し山道を登ると、毛無山方面と、地蔵峠方面に道が分かれるが、毛無山、地蔵峠間は
この前の時歩いているので、今回は地蔵峠方面へ進む。涼しげな沢の音を聞きながら歩くが、湿度が高く汗が噴き出る。何度か渡渉したり、高巻いたりしながら高度を上げていく。ヤマアジサイの葉がやたらと目立つ。
●途中、比丘尼の滝の上部で初めて富士山が見えたが、登るにつれガスが濃くなり、結局、この日富士山が見えたのはここでだけだった。
●一旦沢から離れ急なジグザグ道を登り、それが一段落したと思うと、急な坂を短く下り、涸れた沢に出る。ここは上部が水場となっており、その沢を渡り、張られたロープを使って這い上がると、足下の悪い山腹道となる。山腹道はしだいに急になり、それを登りきったところが地蔵峠だ。
●地蔵峠からは、コアジサイの咲くササの多い登山道を金山へ向かう。何度か緩急をつけながら登りきったピークが金山だが、山名の表示は富士宮西高校の白い木柱が木の割れ目に挿まれているだけだった。
●金山から一旦下り、登り返したところが雪見岳山頂。小さな広場になっている山頂からは、登山道は右方向に折れる。急な下りがしばらく続くが、それが緩やかになると、林道湯之奥猪之頭線との分岐となる猪之頭峠に着く。
●そこから熊森山の登りとなるが、偽ピークが多く、ピークに着くとまた次のピークが現れ、なかなか着かないので疲れが倍増する。ようやく着いた山頂は、広場となっており、山名は「雲守山」と表示されていた。
●熊森山からは急な下りが続き、痩せた稜線道を進み、幾つかのピークを越えると、林道湯之奥猪之頭線とのもう一つの分岐となる湧水峠に着く。
●そこから少し登ると送電電鉄塔と作業小屋の建つ小ピークに出る。ガスは一層濃くなり、木々が切り開かれたところだが、周囲の様子を見ることができない。
●小ピークから少し下がったところに分岐点があり、1つは右方向に、1つは左手戻る方向に続くが、鉄塔巡視路の案内しかないので、前者の方向に進んでいった。ところがこれが大間違いで、不安定で不明瞭な道を疑いながらもかなり下り、111号の鉄塔の先まで行ったところで引き返すことにした。再び戻り、表示を見直すと、黄色い境界杭みたいなものにマジックで小さく長者ヶ岳の文字と矢印が手書きで示されていた。
●結局ここで、30〜40分ロスしてしまったが仕方ない、気を取り直して先へ進む。案内のとおり左手戻る方向に進むと、また分岐が現れるので、ここは慎重に、黄色い杭を見ると、同じように長者ヶ岳の方向が書かれているので、それに従い右方向に進む。やはり正規の道は歩き易い。
●そこからしばらくは、稜線上の道をアップダウンしながらひたすら進む。やがて、大きめの小ピークを越え、少し登り返したところが長者ヶ岳で、最後は意外とあっさり着いてしまう。この日の天気予報は曇りのち晴れの筈だったが、雨が降り出したようだ。樹林の中だし、その前に汗でしっかり濡れているので、今更雨は苦にはならないが、ここから富士山が見えないのだけが残念だった。
●とりあえずこれで天使山塊は本栖湖から白糸の滝まで繋がった。後は田貫湖方面に下り、東海自然歩道を、車を停めた麓の有料駐車場まで戻るだけだが、ここからもまだまだ長いので、すぐに下山を開始する。
●雨は少し強くなってきたものの、樹林の中なので大丈夫だが、階段の多い、急でぬかるんだ泥の道が歩き難い。途中、休暇村や田貫湖キャンプ場方面を分けると三角点が現れ、そこから急な坂を下りると舗装道路の通る東海自然歩道の長者ヶ岳登山口に着く。
●さあ、ここから麓まで7km以上歩かなければならない。いろいろな道が分岐するので、案内標識のしっかりした東海自然歩道を忠実に辿ることにするが、その案内標識が曲者で、目標の地名が替ったり、残りの距離が伸びたり縮んだりで、てんで当てにならない。
●とにかく戸惑いながらも、舗装道や山道を歩いて車の置いてある麓の有料駐車場に戻った時には、駐車場には自分の車1台だけになっていた。

麓の有料駐車場 毛無山登山口 ホタルを発見
毛無山方面と地蔵峠方面との分岐 沢を何度か渡る 比丘尼の滝
比丘尼の滝上部で見えた富士山 苔が美しい 金鉱石を焼いた窯跡
水場のある沢を渡る 地蔵峠 金山山頂
雪見岳山頂 猪之頭峠 熊森山山頂
湧水峠 鉄塔と作業小屋 道を間違えた鉄塔下の分岐
間違えて111番鉄塔まで行ってしまった 天狗岳山頂 長者ヶ岳山頂
休暇村「富士」分岐 田貫湖分岐 東海自然歩道の長者ヶ岳登山口
猪之頭中学校 東海自然歩道はこんなレトロな橋を渡る 麓のつり橋
バライチゴ ヤマアジサイ ヤマホタルブクロ
トリアシショウマ シロガネソウ サルナシ
エゴノキ ヤマツツジ ツノマタタケ
ヤマボウシ コアジサイ ツルアジサイ
シャクジョウソウ ウツギ ヨツバヒヨドリ
ギンリョウソウ バイケイソウ クモキリソウ

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