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宝満山
急な岩場や階段を上って辿り着く古からの修験の山
2023年5月16日
宝満山(829m)
行程 宝満山駐車場(5:16)・・・宝満山登山口(5:23)・・・林道終点(5:31)・・・一の鳥居(5:34)・・・水場(5:49)・・・百段ガンギ下(6:16)・・・竈門山碑(6:27)・・・宝満山(6:47-59)・・・百段ガンギ下(7:25)・・・一の鳥居(8:02)・・・林道終点(8:04)・・・宝満山登山口(8:10)・・・宝満山駐車場(8:17)
山行記
●昨日の久住中岳登頂で都道府県最高峰完登となったところだが、九州にはもう一つ目標としている日本百低山の宝満山が残っており、この山も、これを機会に是非登っておきたいところだ。
●当初は、登頂困難が予想された国見岳のことで頭がいっぱいで、そこまで登ることができるのかを考える余裕がなかった。それでも、国見岳とそれに続いて昨日久住中岳を登り終えた時点でまだ余力がありそうなので、この山も登っておくことにした。
●ところが、ミヤマキリシマを期待した久住中岳での咲き具合はまだまだで期待外れに終わった。ところが、宝満山方面へ移動の途中に立ち寄った道の駅で、万年山のミヤマキリシマが四分咲きという情報を得てそちらも行ってみたいと思い始めた。
●移動の途中いろいろ迷った挙句、結局どちらも登ればいいという結論に至った。どちらも低山なのだが、これまである程度の強度のある二山を登ってきた上に、さらに二山登るのが可能か自身が無かったため、まず宝満山を登った加減で決めることにした。
●ということで、その日は宝満山のある太宰府市の最寄りの基山PAで車中泊しできるだけ早朝に出発することにした。そして翌日、夜明けの遅い九州の、まだ暗いうちに基山PAを出発し宝満山の登山口を目指す。
●駐車場については、竈門神社の有料駐車場を次々と見送り、ほぼ最上部の無料駐車場に車を置くことができた。駐車場で支度をしていると、次々と常連と思われる登山者の車が到着し、あっという間に駐車場は満車となってしまった。
●こちらも素早く支度を済ませて、午前5時過ぎには出発することができたが、日の出の遅い九州なのでまだ薄暗い。まずは舗装道をそのまま登っていく。道沿いではガクウツギなどが咲いているが、光量不足でいい写真にはならない。
●少し歩くと登山口の案内があったので、それに従って、両側の崖を削ったような細い道から登っていく。すぐに、先程の舗装道の終点に着くが、そこにも車が一台停まっていた。広場からは数分で大きな一の鳥居が現れ、そこから石段が始まる。
●登山道は、ほとんどが急な石段で、なかなか大変だが、軽装の常連らしい人達は、慣れた足取りでぐんぐん登っていき、次々と追い越されていく。
●そのきわめつけは「百段ガンギ」と呼ばれる石段で、実際に何段あるのかは数えなかったが、直線的に続く階段は見上げるだけで気が滅入る。
●それを登り切ると休憩所があり、それで一段落かと思えば、同様な急な階段はさらに続く。途中「竈門山碑」と記された石碑がある広場に出るが、その後も急な石段は続き、ロープの張られた岩場も現れる。
●最後はさらに急な岩登りとコンクリートの石段が立ち塞がるが、それを登り切れば宝満山山頂に到着だ。山頂には社が祀られ、注連縄が掛けられた大石なども鎮座している。
●また、展望案内板もあり、周りの山々や福岡市街、博多湾なども観ることができたが、常連の登山者に言わせれば霞んでいて「今一つ」ということだった。
●山頂で展望を楽しんでいたが、まだ7時頃で、このまま下山すればなんとか万年山へも行けそうなので、下山することにした。下山は来た道を戻るが、山頂に居た常連の登山者に次々と追い抜かれ、再び静かになった道を下った。
●下山した時点で8時過ぎ、このまま万年山へ向かえば、登山口まで1時間半程かかったとしても間に合いそうだ。ということで、ひたすら万年山の登山口へ向かった。

宝満山駐車場 宝満山登山口 林道終点
一の鳥居 百段ガンギ 竈門山碑
ロープの張られた濡れて滑りやすい岩場 奥の急な階段を上ると山頂だ 宝満山山頂
宝満山山頂の社 宝満山山頂から見る福岡市街 オドリコソウ
ガクウツギ ヤマフジ ヤマツツジ

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