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山本山、賤ヶ岳
山城に古墳群 歴史に彩られた近江湖の辺の道を歩く
2017年12月2日
山本山(324.4m)、賤ヶ岳A(421.4m)、磯野山(340m)、湖北丸山(360.4m)、大岩山A(270m)
行程 河毛駅(7:40)━こはくちょうバス━山本山登山口(宇賀神社/7:56-8:05)・・・山本山(8:44-50)・・・熊野・片山分岐(9:24)・・・古保利古墳群解説坂(9:50)・・・海老越し分岐(10:06)・・・磯野山(10:35)・・・湖北丸山(11:13)・・・緑の送電線鉄塔(11:30)・・・リフト終点(11:50)・・・賤ヶ岳(11:59-12:30)・・・猿ヶ馬場(13:06)・・・大岩山(13:15-20)・・・余呉湖・観音堂分岐(13:33)・・・岩崎山登山道入口(13:43)・・・余呉駅(13:58-14:10)━北陸本線━河毛駅(14:23)
山行記
●以前から山本山という山が気になっていたが、そこから賤ヶ岳へのトレッキングルートが整備されているというのを知り、一度歩いてみたいと思っていた。もし歩くなら暑い時期は避けた方がいいとそのプランを温存していたが、紅葉も終わりを迎え、冷え込んできたこの時期になり出かけてみることにした。
●とは言っても、自分が歩いて何時間かかるのかわからないコースなので、日の短くなるこの時季、なるべく早く歩き始めようと、ネットで調べて、河毛駅を7時35分に出る、山本山登山口の宇賀神社へ行く「こはくちょうバス」に乗るために豊川をまだ暗い5時前に出た。
●途中渋滞なども無く、河毛駅の駐車場にはそれに間に合う時間に着くことができた。河毛駅からは、山本山はもちろん、先日訪れた小谷山なども見ることができた。また、河毛駅内には、朝6時から開いている情報館がありこの地域の観光資料やグッズの販売などを行っていた。
●こはくちょうバスは定刻に出発し、少々大回りをして山本山登山口へ向かう。車窓からは形のいい山本山や雪を纏った伊吹山などが見えていた。途中の、こはくちょうが下りる田んぼの周りを、高額そうなレンズを装着したカメラやスコープを載せた三脚が立ち並ぶ光景は異様な感じだった。
●紅葉が美しい山本山登山口でこはくちょうバスを降りると、宇賀神社へ階段を登り、お参りを済ませると、現在工事中の宇賀神社の傍らにある登山口の標識に従って急な階段を登り始める。夜半まで雨が降っていたのだろうか、道が濡れていて滑りそうなので慎重に足を運ぶが、いきなりの急登は体に応える。
●階段を登り切ると一旦坂も緩やかになるが、獣除けの柵を開け閉めする辺りから道はしだいに急になり、落ち葉とぬかるんだ地面でなかなか登り辛い。道はジグザグになり、さらに傾斜の増す坂を登る。急傾斜が緩くなり始めると山頂に着くのかと思うが、上部が丸い山なのでなかなか山頂に到着しない。やがて、紅葉の落葉と木の手摺が現れると、ようやく山本山の山頂に着く。
●山城があったという山本山の山頂は広く、木が点々と立ち展望はあまりよくない。それでも琵琶湖方面は展望が開け、琵琶湖に浮かぶ竹生島や少し雪化粧した比良の山々を望むことができた。三角点は、そこから少し進んだ一段高いところに設置されており、周りの木々にはいろいろな山頂表示のプレートが架けられていた。
●山本山山頂からさらに進むと幾つもの堀切が現れ、いかにも山城といった感じだ。山本山山頂からは一旦急な道を下るが、落ち葉とぬかるみでなかなか大変だ。急坂が落ち着くと道は平坦になる。
●山本山から磯野山にかけての稜線上には無数の古墳があるらしく、小ピークにも見える古墳を巻くように見事に水平な道が付けられており、古墳の解説坂が各所に設置されている。
●古保利古墳群全体の解説坂は古墳群の半ばに設置されており、そこで初めて古墳群の全容を知ることができる。解説坂から少し進むと古墳群の中でもで一番大きい西野山古墳を過ぎ、少し登ると磯野山に着く。
●ここにもかつては城跡があったらしく、広場になっているが、樹木に囲まれ展望は無い。山頂には「西野山」と書かれた赤いプレートが懸かっていたが、その関係がよくわからなかった。
●磯野山から道は左に折れ、緩やかに下った後、なだらかなアップダウンをしながら進む。足下は、色とりどりの紅葉した落葉でとても綺麗だ。途中三角点のあるピークを過ぎるが、そこには「湖北丸山」と書かれた赤いプレートが懸かっていた。
●湖北丸山から緩やかに下ると、緑色の送電線鉄塔が現れる。送電線は、登山道に沿って続き、賤ヶ岳との鞍部近くに次の送電線鉄塔が立っている。この辺りは樹木も疎らで、これから登る賤ヶ岳はもちろん、伊吹山や琵琶湖、木之本の市街地などを望むことができた。
●送電線鉄塔から僅かに下ると山梨子地区へ下る鞍部の分岐で、そこからいよいよ賤ヶ岳への登りが始まる。鞍部から一登りでリフト終点の広場に出る。リフトはこの時期運行していないが、広場には東屋などもあり琵琶湖などがよく見える。
●リフト終点からは、賤ヶ岳山頂まで行く人もいるので、階段などが整備されている。やや傾斜は急だが、この日の登りもこれが最後なのでとひと頑張りすれば賤ヶ岳の山頂に到着する。
●賤ヶ岳山頂は、観光地となっているため展望台やトイレ、展望案内板などいろいろな施設がある。山頂からは、これまで見えていた琵琶湖に加え、余呉湖が見えるようになる。その外にも、近江盆地や伊吹山、横山岳などの山々がよく見えた。
●賤ヶ岳山頂でしばらく休憩した後、余呉湖方面に下山を開始する。山頂からやや急に下った後緩やかな道が続くが、賤ヶ岳の北側は植林が多く、木にはシカなどの獣害を避けるためという青色のビニールテープが巻かれているのが異様な感じだ。
●余呉湖へ続く登山道は概して緩やかで歩きやすいが、今年の台風のためという倒木が多く、ところどころ通過に難渋するところがある。途中、中川清秀の墓があるという大岩山に寄っていくことにする。
大岩山山頂には大きな木が倒れていて、倒れた木で案内の看板も折れ曲がっており痛々しい。中川清秀の墓へ近付くのも、倒木の合間を通らなければならないという大変な状態だった。
●大岩山から元の道に戻って余呉湖方面へ進む。大岩山の登り口からは林道も続いており、案内のとおり山道を進むが、その先でその林道と合流することになる。
●その後何度か林道と絡み合いながらさらに進むと、尾根を進む道と余呉湖へ下る道との分岐に出るので、今回は余呉湖へ下ることにした。これまでの緩やかな尾根道とは違い急な下りが続き、やがて、岩崎山登山口という案内のある登山口に出る。
●そこからは、余呉湖を一周する舗装道を歩き余呉駅を目指す。前回車を停めた観光センターを通り余呉駅まで着くと丁度いい時間の電車があったのでそれに乗って、車を停めた河毛駅まで戻った。

河毛駅 山本山登山口の宇賀神社 工事中の宇賀神社脇の登山口
コハクチョウ飛来地を見下ろす 獣除けのフェンスを開け閉めして進む 広場になっている山本山山頂
山本山山頂から見た琵琶湖と竹生島 山本山の三角点 熊野・片山分岐
このような古墳が幾つもある 小保利古墳群解説坂 海老越し分岐
山本山から続く歩いて来た山々 磯野山山頂 湖北丸山山頂
賤ヶ岳が見える 鉄塔から見た伊吹山 伊吹山と小谷山
リフト終点の広場 賤ヶ岳山頂 賤ヶ岳山頂から見る山本山から続く山並
賤ヶ岳山頂から見る琵琶湖と竹生島 賤ヶ岳山頂から見る余呉湖 賤ヶ岳の三角点
害獣除けの青いビニールテープが異様だ 先々月の台風による倒木が目立つ 首洗いの池
大岩山山頂の倒木が痛々しい 登山道は林道に絡みながら続く 余呉湖・観音堂分岐
岩崎山登山口 余呉駅 余呉駅から電車で河毛駅まで戻る
季節外れのシハイスミレ ムラサキシキブ 植栽のツバキ

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