TOP年別山行記録2019年>御池岳、鈴北岳

御池岳、鈴北岳
ヒルに怯えながらもクマガイソウやエビネに出合えた鈴鹿山脈最高峰
2019年5月15日
御池岳E(1,247m)、鈴北岳C(1,182m)
行程 鞍掛トンネル東駐車場(8:27)・・・コグルミ谷入口(8:52)・・・長命水(9:38)・・・5合目(9:56)・・・カタクリ峠(10:08)・・・クマガイソウ群生地・・・ボタンプチ(13:11)・・・御池岳(13:40)・・・鈴北岳、鈴ヶ岳分岐(14:14)・・・鈴北岳(14:20)・・・送電線鉄塔(15:09)・・・鞍掛峠(15:14)・・・鞍掛トンネル東駐車場(15:34)
山行記
●ゴールデンウイークの振替の9連休半ばの日、春の花を期待して山仲間と鈴鹿へ出かけることになった。前回は、クマガイソウの群生地を案内してもらって満足な山行となったが、今回はどうだろうと期待は膨らむ。
●平日なので鞍掛トンネル東駐車場も空いているだろうと、高をくくっていたが、既に駐車場は満杯、その下の駐車場もほぼ満車状態。さすが人気の鈴鹿の中でも特に人気の山だ。それでも何とか車を停めることができて一安心。
●とは言っても、ゴールデンウイークを過ぎると気になるのは鈴鹿名物のヒルの様子だ。特に御池岳周辺は石灰岩地帯なので、余計に警戒が必要になる。なので、スパッツを装着し、予め用意してきたヒル除けを足下に吹きかけて出発する。
●まずはコグルミ谷入口まで国道を下るのだが、法面には、ムラサキケマンやミヤマキケマン、コンロンソウ、フタリシズカ、タチキランソウ、ヤマハコベなどが咲き、写真を撮ったりでなかなか進まない。
●「心の山」の石碑のあるコグルミ谷入口に着くと、谷沿いを登り始める。前日の雨で滑りやすい岩混じりの道を谷筋を左右に渡りながら進むが、雨不足の影響なのか、水は流れていない。
●道は所々で崩壊しており、それを迂回する高巻が多く、傾斜もきついのでなかなか大変だ。花は、今まで見てきたコンロンソウやムラサキケマンなどに加え、クルマバソウやオドリコソウ、ニリンソウ、ヒメレンゲなど種類は増す。
●やがて、長命水だと思われるところに着くが、それらしい水場は無く、コグルミ谷の植物保護を訴える看板があるのみだった。また、この辺りはシマリスが多く、ここだけでも何匹も見ることができた。
●ここから道は谷筋を離れて大きくジグザグを切る急登を登るようになり。道沿いに咲くイワカガミやシハイスミレなどに励まされながらひたすら登ると、カタクリ峠と呼ばれる峠に着く。
●ここで、少し前から前後しながら登ってきた老年夫婦がクマガイソウを見に行くというので、同行させてもらった。コースから離れてその場所を探すが、谷筋は荒れており、登山道も倒木や大雨による流失によりすっかり様相が変わってしまっていたようで、なかなか場所がわからず、結局、なんとか見つけることができたが、前回案内してもらったところとは違う場所だった。
●クマガイソウ群生地からは、戻るのも大変なので、そのまま急斜面を直登し、奥の平と呼ばれる山頂直下の平地に出た。最初はどこに出たのかわからず迷ったが、ボタンブチと思われる地形が見えたので、それを目標に進むことにした。
●結局思った通りそこがボタンブチだったので、そこで、萌えるような山肌の新緑や琵琶湖などの展望を楽しんだ後、御池岳へ向かう。ここからは道もはっきりしていて、石灰岩地帯特有のカレンフェルトを見ながら、明るく快適な稜線歩きを楽しむ。
●思った程登ることも無く御池岳に到着するが、これまで、クマガイソウを探して多くの時間と労力を費やしてきて、時間も気になるので、そこそにして下山にかかる。下山は、コグルミ谷を戻るという意見もあったが、鈴北岳、鞍掛峠経由でもそれほど時間は変わらないということで、後者をとることにして、鈴北岳方面へ下る。
●樹林帯の中を下るとカタクリ峠方面から来る道に出るので、左に折れて日本庭園と呼ばれる高層湿原地帯を進む。道は鈴北岳を巻くようにして続き、途中鈴ヶ岳への分岐を経て、緩やかに上る。
●鈴北岳山頂は360ど遮るものは無く、正面には霊仙山や伊吹山、背後には御池岳や藤原岳を見ることができ、琵琶湖や琵琶湖に浮かぶ島まで見ることができた。
●鈴北岳からは鞍掛峠を目指して下る。朽ちた木の階段の急坂は大変だが、とにかくオオイタヤメイゲツなどの新緑が眩しいくらい美しく、途中幾つかの小ピークを越えながら高度を下げていく。
●やがて、送電線鉄塔が現れると、鞍掛峠はすぐそこだ。鞍掛峠からも気の抜けないザレた急坂を下るが、それも20分ほどの我慢で、登山ポストのある鞍掛トンネル東駐車場に到着する。朝満車状態だった駐車場は既に半分以上の車が無くなっていた。

鞍掛トンネル東駐車場 コグルミ谷入口 長命水辺りはシマリスの姿をよく見る
5合目 カタクリ峠 クマガイソウ群生地を直登してここに着く
ボタンブチ ボタンブチから御池岳方面を見る ボタンブチから見下ろす新緑の山肌
御池岳山頂 鈴北岳、コグルミ谷分岐 鈴北岳、鈴ヶ岳分岐
カレンフェルトと御池岳 鞍掛峠手前の送電線鉄塔 鞍掛峠
ミヤマキケマン
クマガイソウ ムラサキケマン
コンロンソウ
エビネ フタリシズカ
ニガイチゴ タチキランソウ オドリコソウ
ヤマハコベ ヒメレンゲ ホソバミミナグサ
イワカガミ ヒトリシズカ ヤマネコノメソウ
ハクサンハタザオ タチツボスミレ メギ
ニリンソウ ムシカリ(オオカメノキ) ミヤマツボスミレ
ヤマルリソウ タニギキョウ
その他の花
クワガタソウ、シハイスミレ、ニガイチゴ、バイカウツギ、マムシグサ、マルバアオダモ、モミジイチゴなど

TOP年別山行記録2019年>御池岳、鈴北岳