TOP年別山行記録2024年>金山、雨生山

金山、雨生山
ハルリンドウの絨毯が敷き詰められた春爛漫の比丘尼と県境稜線
2024年4月19日
金山(129)(423.4m)、雨生山(119)(313m)
行程 比丘尼駐車場(7:51)・・・東屋(8:14)・・・比丘尼城址(8:28)・・・愛の鐘(8:35)・・・林道出合(9:04)・・・金山(9:30-37)・・・新城方面下降点(10:19)・・・雨生山(10:39-49)・・・雨生山反射板(11:06)・・・林道出合(11:25)・・・鉄塔入口(11:48)・・・おすすめの小径西登山口(12:07)・・・比丘尼駐車場(12:13)
山行記
●そろそろキンランやエビネが咲き始めたのではないかと思い比丘尼を訪れることにした。この日は天気は保証付きだが、このところの黄砂の飛来がまだ残るということで、遠くは霞んで見ることができない状態だ。
●例によって、まだ一台も車の停まっていない比丘尼駐車場の、帰りの時間に日陰になっていそうな位置に車を停めて歩き始める。歩き始めから道端には無数のハルリンドウがあるのだが、まだ早朝ということで、開いているものは少ない。
●東屋が近付くと、カマツカやコバノガマズミ、ツクバネウツギなどが咲き始めていた。さらに進むと、コナラの花が観られ、愛の鐘周辺ではサクラの園として植栽されたヤエザクラが満開を迎えていた。
●その先でおすすめの小径から外れて金山へ向かう。樹林帯に入り登っていくと林道と出合うが、その辺りではチゴユリが咲き始めており、金山方面へ登っていくと、ミヤマナルコユリの葉や、地上に出始めたギンリョウソウなどを観ることができた。
金山山頂に着くが、そこのキンランはまだまだ咲く気配はなく、フェンス沿いのチゴユリの花もまだ咲いているものは無かった。金山山頂からは県境稜線を歩いて雨生山へ向かう。
●裸地に出ると、無数のハルリンドウが咲いていて地面が淡い紫色に染まって観える程だ。ハルリンドウを楽しみながらさらに進んでいくと、再び低い樹木の中を歩くようになるが、ハルリンドウに加えてドウダンツツジがよく咲いていていい感じだ。
●新城側の林道への下降点を過ぎて展望ピークを登っていくとヒメハギがよく咲いており、展望ピークではマルバアオダモなどが咲いていた。自慢の展望はというと、依然残る黄砂の影響で霞んでいて残念だが雨生山や金山などの山肌の新緑は素晴らしい。
●展望ピークから下り、登り返せば雨生山山頂に着く。山頂から観る浜名湖方面は相変わらず霞んでいるが、いつものように、ヒョウモンチョウやアゲハチョウなどのいろいろな蝶が飛んでいて楽しい。
●雨生山で少し過ごした後一旦展望ピークまで戻り、雨生山反射板経由で新城側の林道へ下るが、この間もハルリンドウが無数に咲き、足の置き場に困る程だ。
●林道に出ると、しばらくその林道を歩く。道沿いにはハルリンドウを始めコバノガマズミやウマノアシガタ、キランソウがよく咲いていて、春爛漫といった感じだ。
●途中で送電線鉄塔監視路からおすすめの小径へ戻る道を歩く。この区間だけ草刈りが十分にされていないがまだ進むことはでき、途中の水溜りのオタマジャクシは前回観た時と比べ、足が生えるまではいかないものの大きくなっていたように感じた。
●おすすめの小径と合流すると2箇所の裸地を抜けて、西登山口へ下る。後は春らしい里の花が咲く農道を歩いて比丘尼駐車場へ戻る。平日で、世界の桜の時季もほぼ終わったということもあり、駐車場に停まっている車は少なかった。

比丘尼駐車場 ヤエザクラが満開の愛の鐘 金山山頂
展望ピークから観る黄砂で霞む山々 雨生山山頂 展望ピーク直下から見る新緑が眩しい金山
雨生山反射板と吉祥山、本宮山 おすすめの小径から観る新緑の雨生山 おすすめの小径西登山口
キアゲハ ツマグロヒョウモン 水溜にはオタマジャクシがいっぱい
エビネ
シラン ハルリンドウ
キンラン シュンラン
アカマツ カマツカ ミツバツツジ
ツクバネウツギ ヤマツツジ ギンリョウソウ
フイリフモトスミレ ナガバノタチツボスミレ タチツボスミレ
マルバアオダモ ヒメハギ ドウダンツツジ
コナラ サルトリイバラ(サンキライ) コバノガマズミ
ニガナ チゴユリ ホウチャクソウ
ミヤマナルコユリ ヘビイチゴ ナツトウダイ
クサボケ トウカイタンポポ ヤエザクラ

TOP年別山行記録2024年>金山、雨生山