鹿岳 | ||
正月の急坂を登り詰め辿り着く 花咲き展望広がる岩稜の山 | ||
日 | 2023年5月2日 | |
山 | 鹿岳(二ノ岳/1,012m)、一ノ岳(985m) | |
行程 | 鹿岳登山口駐車場(6:36)・・・鹿岳登山口(6:41)・・・鹿岳のコル(8:01-09)・・・木のハシゴ(8:13)・・・鹿岳(二ノ岳)(8:26-45)・・・鹿岳のコル(9:01)・・・一ノ岳(19:10-20)・・・鹿岳のコル(9:31)・・・鹿岳登山口(10:30)・・・鹿岳登山口駐車場(10:36) | |
山行記 | ●毎年ゴールデンウイークは、道も混雑するし宿泊代も高くなるので、遠くへは出掛けなかったのだが、今年は6連休になるので、出掛けなければもったいない気がして、まだ登り残していた群馬県の日本百低山4山を登りに出かけることにした。とはいっても、混雑を避けるため高速利用を最低限にし、宿泊も全て車中泊で行くことにした。 ●一日目の山は鹿岳。前日の夜に豊川を出発し、車中泊予定の道の駅オアシスなんもくを目指す。東名、新東名、中部縦貫道、中央道経由で長坂ICから国道141号線を通り、佐久穂町から国道299号線を進む。 ●佐久穂からの道はカーナビどおりに進むが、道は狭く急な上、カーブが多いので、なかなかの「酷道」だ。カーブの連続でハンドルを回す腕が痛くなってくる頃、ようやく道の駅オアシスなんもくに到着した。 ●翌日の早朝、途中のコンビニで購入した朝食を食べて登山口へ向かう。意外に短い距離だが道々見えるヤマフジが見事だ。6時半頃鹿岳登山口駐車場に着いたが、停まっている車はまだ数台だった。駐車場には建てたばかりの清潔なトイレもあった。 ●駐車場から見える青空と新緑の山肌が美しく、その中に交じるヤマフジの紫も素晴らしい。駐車場からは数分で民家の入口のような所から始まる鹿岳登山口に着くので、案内に従って山道に入る。 ●最初は岩の多い歩き難い沢筋を緩やかに登っていくが、途中「鹿岳70分」の案内板のある辺りから急坂に代わる。その短い急坂を登り切ると、右谷の山腹道を歩くようになる。登るにつれ沢が近付いてくるが、沢は一枚岩の見事な滑沢だ。 ●以降はその滑沢を渡り返しながら進むが、やがて沢水も涸れ、樹相も植林帯から雑木林に代わってくると傾斜が増してくる。最後にクサリとロープの張られた岩の急坂が現れるので、それを登り切ったところが鹿岳のコルだ。 ●鹿岳のコルは痩せた稜線上にあり、右の梯子を登ると一ノ岳へ至るが、まずは左の本峰である二ノ岳へ向かう。痩せた岩の稜線は両側が切り立っているので慎重に進む。 ●木のハシゴを登るとクサリ場がありそれを通過して、眼下に異様な山容の一ノ岳の姿を見て進んでいくと鹿岳山頂である二ノ岳山頂に着く。山頂は狭く岩が目立つが、ミツバツツジやマルバアオダモ、ヤマツツジなどの花がよく咲いている。 ●また、山頂からは、やや低木の枝が邪魔をするが360度の展望が広がり、この日は浅間山や赤城山などは雲がかかってみることができなかったが、妙義山や荒船山、浅間隠山、まだ雪が多く残る八ヶ岳などを観ることができた。 ●二ノ岳で花や展望を楽しんだ後、鹿岳のコルまで戻り、今度は梯子を上って一ノ岳へ向かう。急な岩の道を登っていくと10分足らずで摩利支天の祀られた一ノ岳山頂に立つことができる。 ●一ノ岳山頂の少し先から、二ノ岳山頂程ではないが展望が得られ、八ヶ岳や荒船山、下仁田や富岡の市街も俯瞰することができた。山頂にはヤマツツジやマルバアオダモの花がよく咲いており、シロヤシオと思われる葉も多く見られた。 ●一ノ岳山頂で少し過ごした後下山を始める。下山は来た道を戻ったのだが、下山しても10時半と早かったので、翌日登る予定だった稲含山を登っておくことにして登山口を目指した。 |
駐車場から観る滝のように咲くヤマフジの花 | 鹿岳登山口 | 鹿岳のコル直下のクサリ場 |
鹿岳のコル | 木の階段を上ると次はクサリ場が待っている | 二ノ岳山頂直下から観る一ノ岳 |
鹿岳山頂になる二ノ岳 | 二ノ岳山頂から観る妙義山 | 二ノ岳山頂から観る荒船山 |
二ノ岳山頂から観る八ヶ岳 | 一ノ岳山頂 | 一ノ岳直下から見る二ノ岳 |
新緑が眩しい鹿岳登山口駐車場 | フイリフモトスミレ | ニガイチゴ |
ヤマツツジ | トウゴクミツバツツジ | ヤマフジとトウゴクミツバツツジ |
ウツギ | マルバアオダモ | キランソウ(ジゴクノカマノフタ) |
ヤマフジ | クサノオウ |