| 蓼科山、北横岳 | ||
| 一日当たりのコースタイムは短いが意外にきつかった山中二泊で臨んだ蓼科山と北横岳 | ||
| 日 | 2024年7月25〜27日 | |
| 山 | 蓼科山(2,530.7m)、北横岳(2,480m) | |
| 行程 | 25日 北八ヶ岳ロープウェイ駐車場━(タクシー)━蓼科山登山口(11:05)・・・蓼科山南西標高約2,110m(12:50)・・・幸徳平(13:25)・・・蓼科山南西標高約2,450m(12:50)・・・蓼科山頂ヒュッテ(15:24) | |
| 26日 蓼科山頂ヒュッテ(6:35)・・・蓼科山(6:41)・・・蓼科山頂ヒュッテ(7:00-10)・・・将軍平(7:51-8:16)・・・滝ノ湯川出合(9:57)・・・天祥寺原(10:03-18)・・・亀甲池(10:44-55)・・・北横岳北峰(12:54-14:23)・・・北横岳南峰(14:28-33)・・・北横岳ヒュッテ(14:45) | ||
| 27日 北横岳ヒュッテ(6:55)・・・七ツ池(6:58-7:25)・・・北横岳ヒュッテ(7:45-8:01)・・・雨池山分岐(8:08)・・・坪庭内分岐(8:46)・・・雨池、ロープウェイ分岐(9:07)・・・縞枯山荘(9:14-30)・・・北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅(9:44)・・・北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅 | ||
| 山行記 | ●同級生を中心とした山登りの有志で、山小屋伯を伴う山へ行こうと2年前に白馬岳へ行ったのだが、昨年は谷川連峰の仙ノ倉岳へ行き、3年目の今年もどこかを計画することになったのだが、長く歩くコースはNGなので山の選定が難しい。 ●ということで、山小屋が多く、いろいろなコースを選ぶことができる北八ヶ岳へ行くことにした。とは言っても、あまり簡単すぎるコースでは面白味が無いので、北八ヶ岳を代表する蓼科山と北横岳の2山を巡ることにした。 ●まずは、車を下山予定の北八ヶ岳ロープウェイの駐車場に停め、タクシーで蓼科山登山口まで行き、そこから蓼科山と北横岳を巡ってロープウェイで下るというもので、普通は一泊、健脚ならで日帰りでも歩くことができるコースだ。 ●ところが前日、タクシーの予約をしたところ、その日は麓での予約が多く、11時にならなければ配車できないということだった。少しでも早く行動したいところだが、一日目の行動時間は3時間足らずなのでそれで行くことにした。 25日 ●当日の出発時間は変更しなかったので、駐車場には9時半頃に着いてしまい、タクシーが少しでも早く着くことを期待して待つことにした。そしてタクシーは11時少し前に到着したので、それに乗って蓼科山登山口へ向かった。 ●女神茶屋がある蓼科山登山口には既に多くの車が止まっており、さっそく道を渡った登山口から登り始めた。この登山口からは、以前、積雪期にアイゼンを履いて登ったことがあるが、無雪期は全く登山道などの様子が違っているのは当然だ。 ●道は最初は緩やかに続く、丈の低いササとシラビソの林がいい感じだが、この時期花があまり無いのは残念だ。蓼科山はどこから観ても端正な姿の山なので、道は次第に傾斜を増してくるのは覚悟の上だ。 ●樹林の中の単調な登りは気分的にも疲労感が増す。途中位置と標高が記された看板が見えてくるが、そのすぐ先がこのコースの中間点の幸徳平だ。 ●道は、次第に岩の多い急坂になり、それが延々と続く。やがて周囲が少し開けてくると、位置と標高が記された次の看板が現れる。天気は次第に悪化してきてラジオには雷のノイズが入るようになる。 ●完全な岩場に入ると、周囲はガスで覆われるようになり、ついには雨が落ち始めた。それでも、雷雲は去ったようで、合羽を着て後続のメンバーを待った。 ●ガスは増々濃くなってきたのでペンキを頼りに登っていくと、ようやくこの日宿泊する蓼科山頂ヒュッテに到着することができた。この状況では視界が聞かなくて危険なため、蓼科山山頂は、天候の回復を期待して明日の楽しみとすることにした。 ●蓼科山頂ヒュッテの泊り客は、木曜日ということもあり、外に数名いただけで、ゆったりと寝ることができそうだ。夕食時には、小屋番がこの日調律したばかりのピアノを演奏してくれたり、真空管のアンプで音楽を流してくれたりで、いい感じだった。 ●今回、山頂の山小屋を選んだ理由の一つに満点の星を観たいというのもあったのだが、夜になっても山頂辺りを覆うガスは翌日の朝になっても晴れず、結局この日の夜は、残念ながら星一つ観ることができなかった。 26日 ●朝、依然ガスの中で、御来光も望むべくも無く、朝食を済ませてから、まだ踏んでいない山頂へ行くことにした。蓼科山山頂は蓼科山頂ヒュッテからは目と鼻の先なのだが、ガスが濃いので山頂は見ることができない。 ●昨日の雨で濡れて滑りやすくなった不安定な石の多い道を、飛び石で慎重に進んでいくと、ガスの中、突然蓼科山の山頂標識が現れる。このガスでは仕方がないので、山頂での記念写真も撮らずに蓼科山頂ヒュッテまで戻った。 ●蓼科山頂ヒュッテまで戻る頃には周囲が明るくなってきて、待てばガスも取れそうだったが、それがいつになるのかはわからないので、ヒュッテに預けていた荷物を持ち、ヒュッテの前で記念写真を撮って下山を始めることにした。 ●ここから中腹の将軍平までは、大岩の多い急な道を下る。道は、岩や木の根などが雨で濡れていてさらに危険になっているので、慎重に下るのでなかなか進まない。途中から、朝将軍平にある蓼科山荘から登ってくる人たちとのすれ違いも大変だった。 ●その急坂をなんとか下り切ると、蓼科山荘の建つ将軍平に着く。蓼科山荘では、販売用のTシャツが洗濯物のように吊り下げられており、山荘前の広場でもいろいろなグッズを販売していた。 ●将軍平は四辻になっており、ここからはその中から、天祥寺原方面へ下る。最初はここまでの道と比べれば若干歩きやすい道から始まるが、急坂なので気は抜けない、途中から沢筋の道になると、大岩の中を歩く険しい道になる。 ●意外に長く感じる急坂が一段落すると、シラビソの美しい樹林の中を歩くようになり、やがて鞍部の滝ノ湯川の分岐に出る。この辺りからは、いつの間にか山頂部まで見えるようになってきた蓼科山や、これから向かう北横岳を観ることができた。 ●滝ノ湯川出合からは天祥寺原まで平坦な道が続く。道沿いではいろいろなコケが生えていて綺麗だった。天祥寺原に着くと、案内に従って亀甲池方面へ進む。緩やかだが意外に上る道を進んでいくと、樹林に囲まれたいい雰囲気の亀甲池に出る。 ●亀甲池からは、屋久島を思わせるような苔むした樹林の中の道を進む。最初緩かった道は、しだいに急になり、それが延々と続くので、何度も立ち止まって休憩をしながら登って行く。しだいに少しずつ周囲が開け、やがて北横岳北峰に到着する。 ●北横岳は双耳峰になっており、この北峰の方が少し標高が高いので、ここが北横岳山頂だ。ここに来て天候もすっかり回復し、日差しが暑いぐらいで、遠くの山々は雲がかかって観ることができなかったが、周囲の山々はよく見えるようになってきた。 ●北峰で高山病気味で大幅に後れをとったメンバーを待ちながら、蓼科山や、しだいに全貌を現し始めた南八ヶ岳などの展望を楽しんだ。後続のメンバーが北峰に着くと、少し休憩をしてもらってから次の南峰へ進む。 ●北横岳南峰は北峰よりも開けていて、360度の展望が開けているのだが、先程見え始めてきた南八ヶ岳も再び雲がかかってきており、遠くの山は相変わらず雲が取れず、すっきりと観ることはできなかった。 ●北横岳南峰から、この日宿泊する北横岳ヒュッテまでは目と鼻の先というイメージだったが、意外に急な坂を下る。北横岳ヒュッテは、この日外の宿泊者がいないので貸切状態、ゆったりと夜を過ごすことができた。 ●そのためか、夕飯で出された馬肉のすき焼きは、量が倍以上あったが、なんとか食べきって夜を迎えた。しかし、この夜もガスに包まれたままで、残念ながら期待していた星空は観ることができなかった。 27日 ●この日は、北八ヶ岳ロープウェイで帰るだけなので、少し大回りして雨池山経由で下ろうと思っていたが、難路ということで、加えて夜雨が降ったことから断念し、とりあえずは、近くの七ツ池へ寄ってから下ることにした。 ●七ツ池は北横岳ヒュッテから数分のところにある池で、それ程のアップダウンも無く行くことができるが、現在はそのうち2つの池までしか行くことができないということだ。 ●七ツ池は樹林に囲まれた静かな池で、池の周りの木々の緑と適度に雲が配置された青空を映し出していてとてもいい感じだ。池の底からはガスが発生しているのか、所々で泡が沸いており、その影が星のように映し出されて面白かった。 ●七ツ池から戻ると北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅へ向けて下山を開始した。岩が露出した歩きにくい道だが、昨日までの道と比べれば何ということもない。そして、樹林の中をジグザグに下っていくと、溶岩台地の坪庭に出る。 ●そこからは既に北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅も見えているが、せっかくなので縞枯山荘に寄って行くことにした。低いササの平坦な木道の道を進んでいくと青い三角屋根の縞枯山荘が見えてくる。 ●縞枯山荘の外のテラスで美味しいモモのジュースを頂いた。小屋守の人に話を伺うと、草原の花はネットなどで守らないと、全てシカに食べられてしまうということで、ここでもシカなどの害獣問題は深刻なようだ。 ●北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅に着くと、これで今回の山旅も終わりとなる。まだ時間も早いので、レストランでコケモモのソフトクリームを頂き、テラスでは、これで見納めの眺望を楽しんだ後、ロープウェイに乗って山麓駅まで戻った。 |
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| 蓼科山登山口 | 蓼科山南西標高約2,110m | 幸徳平 |
| 蓼科山南西標高約2,450m | 蓼科山頂ヒュッテ | 蓼科山頂ヒュッテの小屋番さんのピアノ演奏 |
| 蓼科山山頂 | 蓼科山頂ヒュッテで一瞬だけ観えた浅間山 | 販売用のTシャツが並ぶ将軍平の蓼科山荘 |
| 北横岳が観えてくる | 滝ノ湯川出合付近から観る北横岳 | 滝ノ湯川出合 |
| 滝ノ湯川出合付近から観る蓼科山 | 天祥寺原 | 亀甲池 |
| コケが美しい登山道 | 北八ヶ岳はコケの森 | 北横岳北峰山頂から観る蓼科山 |
| 北横岳北峰山頂から観る蓼科山 | 北横岳北峰山頂から観る南八ヶ岳 | 北横岳北峰山頂から観る荒船山 |
| 北横岳南峰山頂 | 北横岳ヒュッテ | 七ツ池 |
| 南アルプスが観えてきた | 坪庭内の分岐から観る縞枯山 | 木道の先に縞枯山荘 |
| 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅前の広場 | 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅のテラス | 北八ヶ岳ロープウェイから観る蓼科山 |
| コイチヨウラン | ||
| サルオガセ | イチヤクソウ | バイカウツギ |
| ニガナ | オヤマソバ | ミヤマホツツジ |
| ミヤマヤナギ | ゴゼンタチバナ | ハクサンフウロ |
| ハリブキ | コケモモ | ミヤマアキノキリンソウ |
| キバナノヤマオダマキ | シラタマノキ | ハクサンシャクナゲ |
| チョウジコメツツジ | シロバナノヘビイチゴ | シナノオトギリ |
| ヤツガタケアザミ | ホソバキソチドリ | シロバナハナニガナ |
| ウマスギゴケ | ベニテングタケ | マンネンタケ |
| ウソ | ルリビタキの幼鳥 | |
| シラフヒゲナガカミキリ | ナミヒカゲ | アキアカネ |