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浅草岳
遭難救助活動に偶然出くわしたヒメサユリの咲く花の山
2018年7月1日
浅草岳(1,585.4m300)
行程 八海山ロープウエイ駐車場━━ネズモチ平駐車場(8:43)・・・ネズモチ平登山口(8:53)・・・前岳分岐(10:41)・・・浅草岳(11:06)・・・天狗の遊び場(11:27-48)・・・浅草岳(12:06)・・・前岳分岐(12:25)・・・嘉平与ボッチ(12:51)・・・桜ゾネ登山口(13:43)・・・ネズモチ平登山口(14:14)・・・ネズモチ平駐車場(14:21)
山行記
●昨年登山口までのアプローチが工事中で登ることができなかった浅草岳を登りに新潟遠征に出かけた。当初は、金・土曜で行くつもりだったが、天候が思わしくないので、日・月曜で登ることにした。出発日は土曜日なので、午後4時頃豊川を出た。
●料金を浮かすため、高速は飯田山本ICから豊田飯山ICまでの利用とし、最初登る予定だった八海山のロープウエイ山麓駅駐車場前で待ったが、開場時間頃に担当者が現れ、前日の雷の影響で、安全点検のためこの日は終日運行を見合わせるとのこと。
●この山をあらためて2合目半から登るにしても、もうこの時間では遅いので、急遽、翌日に登る予定だった浅草岳を登ることにして、急いでその登山口へ向かった。登山口のネズモチ平の駐車場に着くが、この時間、広い駐車場はほぼ満車。なんとか遠くの方に空きを見つけて駐車することができた。
●既に日が高くとても暑いが、支度をして歩き始める。ゲートを越えて広い林道を登っていくと広場が現れるが、ネズモチ平登山口は左へ続く山道の入口で、目立たないので見落すところだった。
●登山口から山道になるが、このところの雨で濡れていて滑りやすく、乾燥しているときよりも数倍気を使う。最初は緩やかだった登りも次第に急になってくる。
●滑りやすい登りはひたすら続くが、途中の目印が無いのでGPSを見ながら位置を確認しながら登るが、なかなか進んでいないのでがっかりの連続だ。それでも、背後には、まだ少し雪を残した守門岳の姿が見られるようになる。
●やがて、樹木の背丈が低くなり、明るくなってくるが、直射日光が容赦なく照り付ける。そんな時、ヘリの音が聞こえ始めた。そのヘリは新潟県警のヘリで、山頂近くでホバーリングを始めた。
●後で事情が分かったのだが、山頂直下の木道で若いカップルの登山者の男性が骨折しそれを救助するためだった。前岳の分岐を過ぎ、雪渓を登った先の木道の前には救助活動で足止めを余儀なくされた登山者で溢れていた。
●自分もその人たちと一緒に、カップルが相次いで吊り上げられる救助活動の一部始終を見守りながら木道の開通を待つことになった。長い人は30分以上足止めされたということだった。
●通行止めが解除されると、狭い木道は登山者で溢れ、山頂から下りてくる人たちも入り混じって、ヒメサユリを始めとする花の多いこの辺りの写真を撮るどころではなく、ところてんのように後続に追われるように山頂まで一気に歩くことになった。
●浅草岳山頂には多くの人が休憩しており、このまま下っても足止めされた登山者とのすれ違いが大変そうなので、反対側の天狗の遊び場まで行ってみることにした。
●この辺りもヒメサユリが多く、ハクサンシャクナゲやミヤマカラマツなどの高山植物を楽しみながら進むが、思ったより下る。それでも、草原の中に木道が見えるので、花に期待しながら下っていく。
●木道が現れ、池塘や草原が広がり、麓の田子倉湖なども見えるので、景観は素晴らしいが、期待した花は今一つだ。それでも気持ちがいいので、木道に腰掛け、昼食を摂りながらしばらく休憩した後、再び浅草岳山頂まで戻る。
●この時季、赤トンボが多く飛んでいるが、山頂は特に多く飛びむしろ異様な程だ。山頂を後にして、先程楽しむ頃ができなかった山頂直下の草原を巡る。草原にはヒメサユリやコバイケイソウ、トキソウなどが咲き、さすがは花の山だ。
●山頂直下の草原を楽しんだ後、雪渓を歩いて下るが、滑りやすく不安定なので慎重に下り、前岳分岐から、今度は桜ゾネ登山口方面へ下る。歩き始めはヒメサユリやイワカガミ、トキソウなどが咲く緩やかな木道を下る。
●その後、少し登り返せば嘉平与ボッチ、ここにも三角点がある。嘉平与ボッチからはほぼ下る一方で、緩急しながら単調な尾根道を下る。道はやはりよく濡れているので登りよりもさらに慎重に下る。
●登山道からは、ネズモチ平駐車場が見えるので、なかなか高度が下がらないので心配になるが、ひたすら下っていくと、小広場に出る。そこには鐘と祠があるので、鐘を一鳴らしして下ると桜ゾネ登山口に到着する。
●桜ゾネ登山口からは林道を歩いてネズモチ平駐車場へ向けて歩く。林道は日陰が無く暑そうなので、日傘代わりにいつもザックに付けてある折り畳み傘を出したが、意外と暑くなく、あまり出番は無かった。
●林道沿いにはヤグルマソウがいたるところで咲き、外にもミヤマツボスミレやサンカヨウ、ミヤマカラマツ、ホウチャクソウなど、ここへきても花の山の面目を保っていた。
●意外に下る一部舗装された林道を下ること約40分、ネズモチ平登山口の広場を過ぎてネズモチ平駐車場に到着するが、朝満杯だった駐車場の車は半分以下になっており、続々と下山してくる登山者が次々と帰路に着いていた。

ネズモチ平駐車場 ネズモチ平登山口の広場 守門岳が良く見える
前岳分岐 遭難救助活動を見守る 浅草岳山頂
天狗の遊び場付近の湿地と池塘 天狗の遊び場から見る田子倉湖 天狗の遊び場から見る浅草岳山頂
浅草岳山頂は赤トンボがいっぱい 雪渓と遠くに守門岳 ヒメサユリが咲く木道を下る
嘉平与ボッチ 浅草の鐘 桜ゾネ登山口
ヒメサユリ
ハクサンシャクナゲ トキソウ イワカガミ
ウラジロヨウラク ベニサラサドウダン イワイチョウ
コメツツジ アカモノ(イワハゼ) ツマトリソウ
ヒロハユキザサ コバイケイソウ クマノミズキ
ウラジロナナカマド モミジカラマツ ネバリノギラン
エゾノヨツバムグラ オニアザミ タニウツギ
ゴゼンタチバナ ワタスゲ ミネカエデ
ヤグルマソウ ズダヤクシュ タチシオデ
ギンリョウソウ ハナニガナ ツルアリドオシ
その他の花
エゾアジサイ、クマイチゴ、サンカヨウ、サワフタギ、シラネアオイ、ヒメヘビイチゴ、ホウ、ホウチャクソウ、マイヅルソウ、ミヤマカラマツ、ミヤマツボスミレなど

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