| 八鬼山 | ||
| 西国一の難所といわれる熊野古道八鬼山越えを遡る | ||
| 日 | 2017年3月12日 | |
| 山 | 八鬼山A(647m) | |
| 行程 | 熊野古道センター(8:38)・・・大曽根浦駅(8:49-9:07)━━三木里駅(9:19-24)・・・名柄バス停(9:44)・・・名柄一里塚(9:58-10:05)・・・三木里登り口(10:12)・・・籠立場(10:23)・・・江戸道、明治道分岐(10:30)・・・十五郎茶屋跡(10:54-11:04)・・・さくらの森広場(11:54-12:14)・・・八鬼山(12:23)・・・江戸道、明治道分岐(12:29)・・・荒神堂(12:36)・・・九木峠(12:45)・・・蓮華石と烏帽子石(12:50)・・・桜茶屋一里塚(12:59)・・・七曲がり下(13:16)・・・林道(13:24)・・・籠立場(13:34)・・・八鬼山入口(14:01-08)・・・熊野古道センター(14:26) | |
| 山行記 | ●八鬼山は、東海の百山完登を目指していた時訪れたことがあるが、その時は、尾鷲側からの往復だったので、一度通しで歩いてみたかったところだ。今回は、駐車場の心配があったので、電車を利用して名柄から八鬼山越えを逆に辿ることにした。 ●利用するJR紀勢線は2時間に1本の超ローカル線なので、大曽根浦駅を9時台の電車に間に合わせるために、いつもより早い5時半に豊川を出た。高速道路は順調で、思ったより余裕で熊野古道センター駐車場まで来ることができた。 ●駐車場からはまず大曽根浦駅まで歩く。尾鷲は、比較的温暖な豊川と比べても一段と気温も高く風も無いので、風光明媚な海岸沿いの車道を気持ちよく歩いて駅に向かう。余裕をもって駅に着くと、周りの景色を楽しみながら電車が来るのを待つ。 ●時間通りに2両連結のワンマン電車が来たのでそれに乗り込むが、思っていたよりも車両が新しく綺麗なのに驚く。電車は幾つものトンネルを抜けて三木里駅に着く。駅前広場では、お年寄りが数人集まって世間話をしていたりととてものどかだ。 ●駅からは、意外と車の通行量の多い道を歩いて、八鬼山越えの入口となる名柄を目指す。沓川の橋を渡るとすぐに名柄のバス停が現れ、その傍に熊野古道の看板があるので、それに従って、民家の間に続く、いかにも古道という雰囲気の細い道に入る。 ●踏切では特急南紀を見送り、緩やかに登っていくと、民家が無くなる辺りから舗装が無くなり、熊野古道の石畳の道に変わる。さらに進むと、トイレのある名柄一里塚に着く。古道沿いには要所要所に史跡などの説明看板がある。 ●名柄一里塚のすぐ先で、沓川沿いの舗装道と合流し、さらに進むと、広い道が終わり、木の橋を渡って本格的な苔むした石畳のある山道に変わる。入口には杖と八鬼山峠道の案内坂がある。 ●籠立場を過ぎると、間も無く江戸道と明治道との分岐になる。古いガイドブックには江戸道は荒れているので明治道を行くようにと書かれていたが、今は世界遺産に認定されたことにより、区域外となった明治道の方が荒れているようで、江戸道に進むように案内がされていた。 ●分岐からは急な坂になり、石段の道はいつの間にか木の階段の道に変わる。このコース一番の急な坂を登りつめると十五郎茶屋跡に着く。十五郎茶屋跡には、休憩所とその説明が書かれた案内板が立てられている。 ●十五郎茶屋跡からは少し坂も緩やかになり今度は距離を稼ぐ。桜の森広場までの距離を確認しながら雑木林の中を進んでいくと、突然右手が明るくなり、桜の森広場に到着する。 ●これまで樹林帯で展望が無かったのが、ここで一気に展望が広がる。桜の森広場は大きな広場で、東屋や展望案内板などもあり、熊野灘や入り組んだ海岸線が美しい。風も無く暖かいので、ここで昼食をとることにする。 ●桜の森広場で昼食と展望を楽しんだ後、八鬼山の山頂を目指す。山頂へは、広場から直接奥に続く道を進んでも同じところに出て、平坦な樹林帯の道を行けば、八鬼山峠に着くが、そこから少し戻る方向に登ったところが八鬼山の山頂で、案内もある。八鬼山山頂は、ゴトゴト岩という花崗岩の丸い大岩があり、山頂標識もあるが、樹林に囲まれて展望は無い。 ●山頂から八鬼山峠まで戻り、少し行くとすぐに明治道と合流し、さらに下っていくと荒神堂のある九木峠に着く。荒神堂の中では、関東方面から来たという信者がお勤めをしていた。 ●荒神堂から少し下ると、蓮華石と烏帽子石という特徴のある大きな石がある。これらの石に限らず、この山には人の手で磨かれたかのような丸い大石が多く、独特な景観を見せている。 ●桜坂一里塚跡を過ぎると七曲と呼ばれる苔むした急な石段が始まる、それは七曲下というところまで数百m続く。七曲が終わるとすぐに林道に出るが、それを横切ってさらに下ると緩やかな石畳の道になり、籠立場に着く。 ●この辺りは熊野古道施工時の面影を最も残しているところらしく、往時を偲びながら緩やかな石畳を下る。やがて、尾鷲の街が見えてくれば八鬼山入口は近い。 ●八鬼山入口には駐車場やトイレ、熊野古道の案内坂などがある。少し休憩した後車道を歩いて熊野古道センターまで戻る。道端にはオオイヌノフグリやホトケノザなどが咲き、本格的な春の訪れももうすぐのようだ。 |
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| 熊野古道センターの駐車場 | 大曽根浦駅から電車で三木里駅へ向かう | のどかな感じの三木里駅 |
| 名柄バス停のある所が八鬼山越えの入口 | トイレのある名柄一里塚 | 木の橋を渡って山道に入る |
| 籠立場 | 江戸道と明治道との分岐 | 休憩所のある十五郎茶屋跡 |
| 桜の森広場 | 桜の森広場からの展望 | ゴトゴト岩のある八鬼山山頂 |
| 荒神堂 | 九木峠 | 蓮華石と烏帽子石 |
| 桜茶屋一里塚 | 舗装道に出る | 籠立場 |
| 尾鷲方面の展望が広がる | 熊野古道施工時の面影を残す石畳 | 八鬼山入口 |