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奥大日岳
紅葉の始まった比較的静かな北アルプスの穴場を堪能する
2016年9月24〜25日
奥大日岳(2,611m/200)、大日岳(2,501m)、中大日岳(2,500m)
行程 24日 立山駅駐車場(6:10)━━室堂(7:28)・・・みくりが池(7:37)・・・雷鳥平(8:19)・・・新室堂乗越(8:46)・・・奥大日岳(10:14-33)・・・七福園(12:00)・・・中大日岳(12:07-12)・・・大日小屋(12:23-14:03)・・・大日岳(14:16-33)・・・大日小屋(14:40)
25日 大日小屋(6:13)・・・大日平1.8q道標(7:18)・・・大日平0.8q道標(7:58)・・・大日平山荘(8:07-35)・・・牛ノ首(9:26)・・・猿ヶ馬場(9:43-48)・・・大日岳登山口(10:27)・・・称名滝展望台(10:39-44)・・・称名滝バス停(11:04)━━立山駅駐車場(12:04)
山行記
23日
●今回は職場のクラブで奥大日岳へ行くことになった。この山は200名山でもあり、登ってみたい山の一つだった。前日の19時に集合場所から2台の車で登山口の立山駅を目指して出発した。
●道中、SAのコンビニで次の日の朝食と昼食を調達し、流杉PAで高速料金が深夜割引となる午前時を待って同スマートインターから流出し、一般道を走って立山駅の駐車場を目指す。
●立山駅の駐車場に着いたのは午前1時前、駅に近い駐車場は既にほぼ満杯状態で、空きスペースを探す車が彷徨っている中、何とかスペースを見つけて2台共そこへ停めることができた。この時間でも、次々と車が到着するが、すぐに完全な満車となった。
24日
●駐車場で仮眠をし、5時に起床、朝食を食べて立山駅に向かう。ケーブルカーとバスの通しの乗車券を売り場で並んで購入したが、ケーブルカーは2回目の6:10分発のものだった。
●ケーブルカー、バスと乗り継いで室堂バスターミナルに着くと、支度を整えていよいよ出発だ。天気は、不安定とのことだったがまずまずで、立山連峰や浄土山、目指す大日連峰なども見ることができた。
●少し心配していた、風向きによっては通行止めになるという雷鳥荘を経由するコースも、この日は通ることができるようなので、みくりが池や雷鳥荘を見ながら雷鳥平へと下る。途中雷鳥も間近で見ることができメンバーも大喜びだった。
●この辺りは既に紅葉真っ盛りといった感じで、ナナカマドやミネカエデなどの紅葉が山肌を彩っており、曇りがちだった空もしだいに晴れて青空も見えてきたので、紅葉も一層映えて見事だ。
●雷鳥平からは簡易な木の橋を渡って新室堂乗越へと登り返す。緩やかに始まる新室堂乗越への道は、しだいに急坂へと変わり高度を稼ぐ。背後には立山連峰や室堂一帯の様子がよく見えた。
●緩やかだった稜線道も幾つかの顕著なピークを越え、最後は急坂で奥大日岳最高点を巻く。再び稜線に出ると戻る方向に奥大日岳最高峰への道が続くが、道が×印で止められていたので、反対方向の三角点のある大日岳山頂へ進む。
●大きな登りも無く三角点のある奥大日岳山頂に着くが、山頂に着いた頃にはガスが多くなり、今まで見えていた剣岳や立山連峰、弥陀ヶ原などは見ることができなかった。
●とりあえず記念写真を撮って来た道をわずかに戻り、大日岳方面へ進む。奥大日岳からは、今までの歩きやすい登山道とは打って変わって所々クサリやハシゴの設置された浮石の多いガレガレの急坂を下る。
●それを下り切ると、数回細かくアップダウンしながら岩の多い歩きにくい道を進む。少しまとまった登りを登り、大小の岩が転がる歩きにくい道を少し行くと、「七福園」の看板がある庭園のようなところに出る。
●七福園から木道を少し登ると、大岩の積み重なりの上に中大日岳の表示が現れる。大岩の上からは、剣岳や立山、ガスの合間から白馬岳や五竜岳など後立山の峰々も展望することができた。
●ここまで来れば、後は今晩宿泊予約をしてある大日小屋まで下るだけだ。再び濃くなってきたガスの中を、濡れやガレで滑りやすい急坂を下ると、程無く赤い屋根が見え始めるが、それが今夜の宿泊場所の大日小屋だ。
●この日は紅葉シーズンの土曜日ということもあり、定員36人を超える60人近くが宿泊するようで、布団も1人1組というわけにはいかないらしい。それでも、思ったよりも余裕があり一安心だ。
●小屋で人心地着いた後、大日岳へ向かう。少しアルコールが入ったため足取りが重いが、空身でもあり、15分足らずで大日岳の山頂に到着することができた。ガスが濃くて山頂からは何も見えないし寒いので、そこそこにして小屋へ戻った。
●夕食後は、「ランプとギター」が売りの小屋だけあって、食堂でギターの演奏会が開かれた。雰囲気のあるランプの下でギターの生演奏を楽しむことができた。
25日
●翌朝は5時起床、朝食を頂いた後、支度をして下山を開始する。この日は前日よりも大変な、標高差およそ1500mを4時間程で下ることになるので、靴の紐はこれまで以上にしっかりと結ぶ。
●小屋の裏手から大日岳方面への道を分け、称名川方面へ下る。まずは、大日平山荘までの標高差約700mを約2時間で下る。
道は急な上に濡れているので、石や木の根は滑りやすく、地肌はぬかるむのでなかなか大変だ。
●下り始めてしばらくすると、ガスが取れてきて弥陀ヶ原やこれから目指す大日平小屋、そしてその背後には薬師岳が大きく見える。やがて木道を歩くようになるが、しっかりと濡れていて滑りそうなので慎重に歩く。
●早いうちから見えていてなかなか辿り着かなかった大日平山荘もいよいよ近くに見えてくる。沢を渡り、登り返して緩やかに登るとようやく大日平山荘に着く。
●大日平山荘の裏手から少し行った所には不動滝が良く見える展望台がある。不動滝を見た後、大日平山荘を後にして先へ進む。しばらくは湿原の中の木道を歩く。道沿いと弥陀ヶ原の紅葉や富山市街、富山湾の眺めが素晴らしい。
●そんな道も、突然樹林帯の中の急下降へと変わる。クサリやハシゴが連続し、岩は人工的に階段状に削られてはいるが、濡れているうえに苔が付いていて滑りやすいので緊張しながら下る。
●沢を渡ると猿ヶ馬場というベンチのある小広場に出る。そこで少し休憩して、さらに続く急坂を下る。下には称名滝展望台と思われる施設が見えるが標高差はなかなか縮まらない。
●随分下の川が近くなったと思った辺りから、今度は道が緩やかなジグザグ道へと変わり、なかなか高度を下げることができなくてもどかしい。辛抱しながらジグザグ道をひたすら下ると、ようやく大日岳登山口に到着する。
●大日岳登山口はバス停と称名滝展望台との間ある。ここからバス停までは、コースタイムで20分程だが、せっかくなので、称名滝も見ていこうと、荷物を置いて反対方向の称名滝展望台方面へ進む。
●称名滝展望台はバスや車で来た観光客が多く、それらに紛れて滝見物をしてから大日岳登山口へ戻り、バス停へ向かう。それ程待つことも無く、バスが来たので、それに乗り立山駅まで戻り帰路に着いた。

イルミネーションで彩られた立山駅 立山ケーブル 室堂と立山連峰
みくりが池と少しだけ顔を出す剣岳 大日連峰 ライチョウが姿を見せる
重太郎橋で白出沢を渡る 雷鳥平から沢を渡る 雷鳥平、地獄谷と浄土山
紅葉の稜線道と剣岳 奥大日岳山頂 奥大日岳山頂からは険しい道が続く
長いハシゴもある 七福園 中大日岳山頂

大日小屋

大日小屋前から望む剣岳

大日岳山頂
大日小屋前から見る毛勝山 ランプの下で生ギターの演奏会 大日小屋からの下りに見る弥陀ヶ原
大日平山荘が近付くと木道を歩く 大日平山荘 大日平山荘裏手にある不動滝展望台
紅葉の木々が眩しい 富山湾を見下ろす 牛ノ首
猿ヶ馬場 大日岳登山口 落差日本一の称名滝
シラタマノキ チングルマ チングルマ
オヤマリンドウ タテヤマリンドウ リンドウ
オオヒョウタンボク ナナカマド ゴゼンタチバナ
アキノキリンソウ クロバナヒキオコシ アキギリ
ダイモンジソウ テンニンソウ カメバヒキオコシ
ムシカリ(オオカメノキ) ゴマナ ツルリンドウ

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