| 妙義山 | ||
| 霧と露で濡れた悪コンディションの岩と鎖の山を登る | ||
| 日 | 2015年11月23日 | |
| 山 | 相馬岳(妙義山/1,104.0m/200) | |
| 行程 | 妙義山市営第2駐車場(6:20)・・・妙義神社入口(6:23)・・・妙義神社(6:33)・・・妙義山登山口(6:35)・・・最初の鎖場(6:55)・・・大の字(7:13)・・・辻(7:28)・・・奥ノ院(7:37)・・・見晴(7:56)・・・玉石(8:09)・・・大のぞき(8:23)・・・天狗岳(9:15)・・・タルワキ沢のコル(11:30)・・・相馬岳(9:46-57)・・・タルワキ沢のコル(10:11)・・・中間道出合(10:54)・・・第二見晴(11:04)・・・大黒の滝(11:17)・・・第一見晴(11:25)・・・妙義神社(11:37)・・・妙義山市営第2駐車場(11:55) | |
| 山行記 | ●岩と鎖の殿堂であるこの妙義山は、200名山でもあり一度は登ってみたい山の一つだった。たまたま今年は、戸隠西岳や大キレットに登ってきたこともあり、そんな年の閉めとして登っておきたかった。 ●この3連休は、1日目に飲む機会があったので、2日目中に現地まで行き、3日目の早朝から登る計画だったが、どうも天気が思わしくない。岩と鎖の山を雨の中登るのは危険すぎるので迷っていたが、天気予報もどうやら雨は降らないようなので、出かけてみることにした。 ●昼過ぎ、余裕をもって豊川を出たが、上信越道がヘリの墜落事故の影響で通行止め。仕方がないので混雑する軽井沢を通って何とか道の駅みょうぎに着くことができた。道の駅みょうぎで仮眠し、翌朝、市営第2駐車場へ車を移動して出発した。 ●人気のない、まだ暗さの残る妙義神社の参道を登る。神社ならではの石段が続きいきなり大変だが、我慢して登ると妙義神社の本殿前に着くので、道中の安全をお願いしてから本殿の右手から始まる登山道入口へ進む。 ●登山道入口は現在工事中で、仮設の歩道橋を渡って登山道へ入る。暗い樹林の中の急登を登っていくと最初の鎖場が現れる。難易度は高いとは言えないが、露なのか霧なのか、微妙に濡れていて嫌らしい。 ●さらに登ると、再び濡れた鎖場があり、それを登り切ると大の字の基部に出る。本道は右へ続くのだが、せっかくなので大の字にも登っていくことにする。 ●大の字へは、垂直に近い岩を鎖を頼りにしながら登るわけだが、規則的に岩にステップが付けられているので、取り付き以外は困ることはないが、微妙に濡れている岩が嫌な感じだ。大の字の上からは展望が広がるはずだが、残念ながらこの辺りは霧に包まれていて、僅かに妙義神社周辺が霞んで見える程度だった。 ●大の字から下りると、先程の分岐を本道へ進む。樹林の中の急登を登り切ると、「辻」と表示された分岐に出る。ここは、中間道の第一見晴へ向かう道との分岐になっており、ここから先は危険な上級コースであるということが岩にペンキで書かれている。 ●「辻」から鎖場や階段状に石が削られた急な道を登っていくと、奥の院に到着する。その右手に立ち上がる岩場がこのコース屈指の難易度を誇る、30mのほぼ垂直の鎖場で、先行の2人連れが、大声で指示を出しあって登ってくのが見えた。 ●落石を警戒して安全なところで待機し、先行が通過したのを確認して、岩に取り付く。最初はどこに取り付くのか迷ったが、登ってみると、一部を除いてステップもホールドも豊富で、一歩一歩冷静にそれを見極めながら登れば恐怖感はない。 ●奥の院の鎖場を登り切るとまたまた鎖場が現れる。大岩の段に沿って登るものだが、濡れているので見た目不安になるが、登ってみるとそれ程でもない。以降、急な痩せた尾根の岩を攀じ登りながら高度を稼いでいくと開けた場所に出る。 ●そこが「見晴」と表示のある所だが、この日は、その名に反して霧で何も見えない。「見晴」からさらに進み、狭い岩の間を何とか登り切ると、先程の先行の2人組の登山者が戻ってきた。話を聞いてみると、その先のビビリ岩と呼ばれる鎖場を見て無理だろうと思って引き返してきたという。 ●そんなことで、少し不安を感じながら、ビビリ岩の基部まで行ってみる。とりあえず行ける所まで行ってみようと、鎖を掴んで取り付いてみる。霧や露で岩が濡れているがステップやホールドは豊富で、登れないような岩場ではない。この日は、戸隠西岳で履いた岩に密着する短靴なので、油断しなければ滑ることも無く、無事に岩上に立つことができた。 ●ビビリ岩からは狭い岩稜を下る。途中「玉石」という岩を見ながらさらに下ると、道は、痩せた尾根をアップダウンしながら続く。痩せた岩稜をひときわ細い鎖で登り下りしてさらに進むと「大のぞき」という展望所に出る。 ●「大のぞき」には、御嶽三社が祀られており、ここも展望の開ける所なのだろうが、遠くは見ることができず、僅かに、そそり立つ天狗岳や金鶏山などが霞んで見えるだけだった。 ●「大のぞき」からは、これもネットでよく紹介されている30mを一気に下る鎖場が始まる。霧と露で稜線は雨が降ったように濡れており、下も見ることができなかったので嫌な感じだが、ステップを探しながら慎重に下る。最後は、ステップが確保できず、仕方がないので鎖を頼りに椀力頼みで下らなければならないところもあった。 ●長い鎖を下りると次は天狗岳への登りだ。遠くから見ていると、どこから登っていいのかわからないような大岩壁だが、実際は右手奥の土付きの急坂を登る。途中逆方向を示す指導標があったりして迷ったが、そのまま登って天狗岳の山頂に立つことができた。 ●天狗岳から天狗の肩を経て下っていく。これまで程の険しさはないが、濡れて滑りやすいので油断はできない。やがて鞍部に出るが、そこがタルワキ沢のコルで、そこから下れば中間道へ繋がる。 ●タルワキ沢から相馬岳へ急な登りが始まる。道々葉を落とした木々の間から天狗岳がそそり立ってるのがよく見える。急な登りが落ち着くと山頂の一角に出るが、後は緩やかな道を歩けば表妙義最高地点の相馬岳山頂に到着する。 ●相馬岳山頂には、タルワキ沢から登ってきたという中年夫婦が一組記念写真を撮っていた。山頂からの展望は、やはりガスで良くはないが、逆に金洞山や裏妙義などが迫力のある姿で見ることができた。 ●この日は、天気も下り坂で、岩の濡れ具合、日の長さなどを考えてもこれから先へ進むのは止めた方がいいと判断して、今回は、先程のタルワキ沢のコルから中間道方面へ下ることにした。 ●コルからは、天狗岳と相馬岳の間を下る。急な下り坂は、岩の上に多くの落ち葉が堆積し、しかも濡れているので歩きにくいが慎重に下る。見上げれば、両側には二山の巨大な岩壁が圧倒的な迫力で迫る。 ●やがて、道も土が多くなり、傾斜もやや緩くなってくると、中間道に出る。中間道は「関東ふれあいの道」として位置付けられている遊歩道で、よく整備された道だ。ここまで来ると登山者やハイカーも急に多くなる。中間道は、急な登り下りもあるが木の階段などが整備された歩きやすい道で、道標も過剰な程整備されている。 ●分岐から少し歩くと第二見晴への分岐に出る。第二見晴へは分岐からロープの張られた急な坂を登る。第二見晴からは、霧で視界が悪いものの、紅葉の絨毯の上に金鶏山の岩峰が良く見える。 ●快適な道は、所々紅葉の木々が見られ、大黒の滝や第一見晴、大の字分岐などを経て妙義神社へと続く。妙義神社が近付くと、散策する人たちがますます増え、妙義神社は朝とは打って変わって参拝者で溢れていた。 ●妙義神社に着くと、お礼参りを済ませ、門前のお土産物屋で山バッジを購入する。そこで貰ったもみじの湯の割引券でお湯に浸かって長い帰路に着いた。 |
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| 妙義山市営第2駐車場の入口 | 妙義神社の入口 | 妙義神社 |
| 妙義神社脇の妙義山登山口は現在工事中 | 最初の鎖場 | 大の字基部 |
| 大の字へ登る鎖 | 大の字山頂 | 大の字から下を見下ろす |
| 第一展望台方面への分岐となる「辻」 | 奥の院入口 | 奥の院横の鎖場はほぼ垂直に登る |
| 岩が濡れている嫌な感じの鎖場 | ガスで視界の無い「見晴」 | ビビリ岩上部から下を見る |
| 「玉石」 | 痩せた岩稜を細い鎖を頼りに登る | ここを下るとは思えないような道 |
| 御嶽三社が祀られる「大のぞき」 | 「大のぞき」から見る金鶏山 | 「大のぞき」から見る天狗岳 |
| 天狗岳の登りからは「大のぞき」が見える | 天狗岳山頂 | タルワキ沢のコル |
| 相馬岳山頂 | 相馬岳山頂から見る金洞山 | 相馬岳からの下り坂で狂い咲くツツジ |
| タルワキ沢のコルから岩峰の間を下る | タルワキ沢上部の鎖場 | タルワキ沢と中間道の出合 |
| 中間道の紅葉 | 第二見晴分岐 | 第二見晴から見た金鶏山 |
| 「関東ふれあいの道」の道標 | 大黒の滝 | 第一見晴分岐 |
| 第一見晴から見る金鶏山と紅葉 | 第一見晴から見るもみじの湯方面 | 大の字分岐 |