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アポイ岳
遥々訪れた高山植物の固有種の多いカンラン岩でできた花の山
2015年7月4日
アポイ岳(810.2m)
行程 駐車場(5:45)・・・アポイ岳登山口(5:51)・・・一合目(5:59)・・・第2休憩所(6:22)・・・二合目(6:24)・・・第3休憩所(6:30)・・・第4休憩所(6:38)・・・三合目(6:43)・・・林道出合(6:53)・・・第5休憩所(6:57)・・・四合目(7:01)・・・五合目(7:10)・・・六合目(7:28)・・・七合目(7:39)・・・馬の背(7:47-54)・・・幌満お花畑分岐(8:07)・・・八合目(8:12)・・・アポイ岳(8:34-50)・・・雨生山反射板(11:30)・・・林道出合(11:45)・・・67鉄塔入口(11:59)・・・おすすめの小径出口(12:09)・・・アポイ岳登山口(12:17)
山行記
●北海道のアポイ岳は、高山植物の固有種が多いことで有名な山だ。以前から一度訪れてみたかったが、遠い北海道の山ということで、なかなか行く機会が無かったが、今回花好きな山仲間と行くことになった。
●今回は、初めて格安航空会社を利用したことで、運賃は大手の約半額、空港の登乗口が遠いのさえ我慢すれば、搭乗手続きやセキュリティーチェックも空いていて、かえって有難い。
●空港からビジネスホテルで仮眠して、登山口のアポイ岳ビジターセンター横の駐車場を目指す。さすがに早い時間なので、停まっている数台の車の中では、まだ仮眠中のようで、こちらが支度をし始めるとようやくその人たちも動き始めた。
●アポイ岳ビジターセンターの裏の登山道入り口からは、しばらく未舗装の林道が続く。途中、登山者記名所で情報を記載しさらに進む。靴洗いのブラシや熊除けの鳴り物などが整備された緩やかな道を進む。
●しばらくは緩やかな道が続くので、なかなか高度を稼ぐことができず心配になる。歩き始めてすぐに一合目の木柱が現れ、以降合目毎に木柱が立てられている外、ベンチのある休憩所が各所にあり、それぞれジオパークの自然を解説する看板が立てられている。樹林帯の中では、ガマズミやツルアジサイ、ハクサンシャクナゲなどが咲いている。
●三合目を過ぎると、左から来る林道と合流し、道の傾斜も徐々に増してくる。第5休憩所を過ぎると本格的な登りへと変わり、四合目を経て避難小屋のある五合目に到着する。
●五合目避難小屋の前は小広場になっており、ここで初めて展望が開ける。行く手には目指すアポイ岳の山頂部が見え、足元には海岸線と太平洋の展望が広がる。
●五合目からは急な登りで高度を稼ぐ。植物もイブキジャコウソウやサマニオトギリ、エゾカワラマツバなど、これまでとは違った花が見られ、振り返れば、今走ってきた様似の街や海岸線が美しい。
●六合目辺りからハイマツ帯に変わり、これまで見ることのできたサマニオトギリやエゾカワラマツバなどに加え、アポイハハコやキンロバイ、アポイゼキショウなど、花の種類はさらに増す。
●急な登りが一段落すると馬の背お花畑に着く。お花畑と言ってもこの時期それほど多くの花は咲いていないが、日高山脈の山々や海岸線の眺めが見事だ。
●馬の背からはしばらく緩やかな岩場の道を進む。これまで見てきたキンロバイやエゾカワラマツバ、サマニオトギリなどに加えアポイアズマギクやコウゾリナ、ハナヒリノキなど花の種類は豊富だ。
●やがて幌満お花畑分岐に着くが、ここはまず山頂を目指す。山頂への道はしだいに傾斜を増す。八合目を過ぎると植生はハイマツ帯からダケカンバ帯へと変わるが、これはアポイ岳特有の植生のようだ。
●急な斜面を登り切るとダケカンバに囲まれたアポイ岳山頂に着く。ハイマツ帯の展望が良かっただけに、その山頂が樹林に囲まれているという事実は、にわかには受け入れがたいが、ダケカンバに囲まれて山頂も涼しいしいい感じだ。
●山頂からは、せっかくなので幌満お花畑へ寄っていくことにする。ササとダケカンバの茂る開けた尾根を下る。足元には襟裳岬へ続く海岸線が美しく、振り返れば今来たアポイ岳の山頂部が見える。
●最後の急坂を下ると幌満お花畑に着く。ヒダカソウは時季的にも無いのはわかっていたが、お花畑というには少し寂しい感じだった。それでも、エゾルリムラサキやヒメエゾネギの蕾などを見ることができた。
●幌満お花畑から幌満へのコースは植生保護のため通行止めなので、山腹の道を往きに通った分岐へ向かう。始めは美しいダケカンバ帯が続き、その後針葉樹帯に変わる。足元にはゴゼンタチバナが咲いていた。
●山腹道は大きなアップダウンも無いが、道が細いうえに木の根や石が多く歩きにくい。意外に長く感じる山腹道は、やがて先程の分岐に出て来た道と合流する。後は来た道を戻り車を置いたビジターセンター横の駐車場を目指した。

中部国際空港からLCCで出発 アポイ岳ビジターセンター裏が登山道入口 一合目
第2休憩所 二合目 第4休憩所
三合目 左から来る林道と合流する 四合目
五合目にある避難小屋 五合目から見るアポイ岳の山頂部 六合目
登りの途中で見る避難小屋と太平洋 様似の街を見下ろす 七合目
馬の背 馬の背から見る日高山脈の山々 馬の背から見るピンネシリ
馬の背から見るアポイ岳山頂部 幌満お花畑分岐とアポイ岳 八合目とアポイ岳
アポイ岳山頂 幌満お花畑への下りから見る襟裳岬方面 幌満お花畑
山腹道はダケカンバが美しい 下山後訪れた襟裳岬

アポイアズマギク

アポイハハコ

アポイゼキショウ
アポイツメクサ アポイヤマブキショウマ エゾタカネニガナ
エゾコウゾリナ キンロバイ ゴゼンタチバナ
サマニオトギリ エゾノカワラマツバ イブキジャコウソウ
エゾルリムラサキ ヒメエゾネギ チシマキンレイカ
ヒオウギアヤメ サマニユキワリ コケモモ
ハクサンシャクナゲ クルマユリ チングルマ
ハイマツ エゾボウフウ エゾノシモツケソウ
エゾノサワアザミ ジンヨウイチヤクソウ ウメガサソウ
ツルアジサイ ガマズミ ハナヒリノキ

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