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七々頭ヶ岳
ミスミソウは期待外れだったが春の花と新緑を満喫した信仰の山
2015年4月18日
七々頭ヶ岳(693.1m)
行程 上丹生登山口(8:27)・・・稜線(9:11)・・・ブナの大木(10:15)・・・七々頭ヶ岳(10:29-11:12/瑠璃池往復含む)・・・菅並登山口(12:20)・・・胡桃沢の名水(12:41)・・・上丹生登山口(13:12)
山行記
●春の花のシーズンも始まり、行く山も迷うところだが、その中で行ったことの無い山を選ぶのはまた難しい。そんな中で、北陸に近い山なら少し太平洋側の山とは違った花が見られるのではないかと思いこの山を選んだ。賤ヶ岳や呉枯ノ峰、己高山など、近頃この辺りの山もよく来るようになったがこの山は初めてだ。
●北陸自動車道を木之本ICで下り、一般道で登山口の上丹生を目指す。豊川近辺の桜は既に散り果てているが、さすがにこの辺りは寒いためか、まだ見頃の桜が見られ、山肌もパステルカラーで彩られている。
●上丹生の橋を渡った所の駐車スペースには既に1台の車と2台の自転車が停まっていた。支度を済ませ、登山用のストックや木の杖が沢山の置かれている、七々頭ヶ岳観音参道という石の標柱のある登山道入口から、広い平坦な道を進む。ヤマエンゴサクやスミレサイシンが沢山咲いているが、ミヤマカタバミは朝なのでまだ開いていない。
●道はすぐに急な掘割状の道に変わるが、前日までよく降った雨でぬかるんでいる上に、落ち葉が積もっていて滑りやすく、登るのが大変だ。道路には「丁」を示す石柱が置かれているが、それがどのような法則で置かれているのかがわからないのであまり目安にはならない。シハイスミレやイカリソウ、ユキツバキなど、花の種類は増える。
●しばらく滑りやすい急坂を登ると尾根に出る。周囲も冬枯れの木立の中、周辺の山々や里の家並などが見えるようになるが、余呉湖や琵琶湖などは霞んでいて見ることはできない。
●尾根道には、タムシバの純白の大きな花や、生えたばかりのヤブレガサやチゴユリの葉などが目立つが、時折シュンランや、咲き残ったショウジョウバカマなども見ることができた。期待していたミスミソウはというと、葉は見かけるものの、花は既に終わってしまったのか1輪の花も見ることができなかった。
●緩やかな尾根道もしだいに急になり、落ち葉とぬかるみで滑りやすい中ひたすら登る。ブナの大木を見るとすぐに「一丁」の標石が現れ、やがて西林寺の建つ山頂の一角に到着する。そして、山頂を示す標識や三角点はそのすぐ先の広場にあるが、山頂一帯は木々に囲まれ展望が無い。西林寺では、先に到着した地元の方が、お寺の戸を開けて掃除やお供え物などを供えていた。
●山頂広場から案内に従って瑠璃池に向かう。イワウチワが咲く、まだ雪の残るぬかるんで滑りやすい急坂を下りた所に、水が湧く水溜りがあったが、どうやらそれが瑠璃池のようだ。
●瑠璃池からは一旦山頂に戻り西林寺の裏手に続く菅並への道を進む。上丹生からの道と比べるとやや籔っぽいが、しっかりとした道と目印の赤い布が付けられているので大丈夫だ。これまでよく見られたイワウチワやタムシバ、ユキツバキに加え、クロモジやムシカリなども見られ、ようやく芽吹き始めたブナの新緑もいい感じだ。
●まだ雪の残る横山岳や墓谷山などを見ながら、倒木の多い、時にはササが道を覆う登山道を下って行くと、里の家並みが見え始めるが、その辺りから道は急降下を始め、砂防堰堤を左に見ると、あとひと下りで墓地の横にある菅並の登山口に到着する。登山口付近の広場には、ワサビやヤマエンゴサクが群生していた。
●菅並からは、舗装道を3km程歩いて車を置いた上丹生を目指す。周囲の山の新緑が眩しく、気温も程良くて歩いていても気持ちがいい。途中「胡桃沢の名水」という湧水があったのでそれを汲ませてもらってさらに歩く。やがて車まで戻ると、すっかりお馴染みとなったあねがわ温泉で汗を流して帰路に着いた。

上丹生登山口 尾根に出ると道は緩やかになる 麓の集落を見下ろす
大きなブナの木 山頂にある西林寺 七々頭ヶ岳山頂と三角点
池っぽくない瑠璃池 藪っぽい菅並への下山路には赤テープが 菅並への下山路にはまだ雪が多く残る
ブナの新緑がいい感じだ まだ雪の残る横山岳 墓地の横にある菅並登山口
新緑の山肌が眩しい 舗装道沿いにある胡桃沢の名水 高時川と七々頭ヶ岳
シュンラン イワウチワ イカリソウ
タムシバ ショウジョウバカマ ユキツバキ
ミヤマカタバミ クロモジ ムシカリ
ヤブレガサ ヤマエンゴサク ハウチワカエデ
タチツボスミレ スミレサイシン シハイスミレ
ユリワサビ ツルシキミ ヤマネコノメソウ
ワサビ ミヤマカンスゲ ミヤマキケマン

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