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岩手山
コマクサはまだ早かったが豊富な植物に出会えた東北の名山
2011年6月26日
岩手山(2,038.2m/百名山)
行程 馬返し駐車場(5:13)・・・岩手山登山口(5:20)・・・0.五合目(5:54)・・・一合目(6:09)・・・二.五合目(6:30)・・・五合目(11:19)・・・新道四合目(11:16)・・・六合目(11:30)・・・七合目(11:34)・・・八合目(11:45)・・・九合目(11:51)・・・岩手山(12:04-08)・・・九合目(12:22-31)・・・七合目(12:41)・・・六合目(12:49)・・・五合目(12:57)・・・三合目(13:03)・・・弥彦山登山口(13:23)・・・馬返し駐車場
山行記
●朝日岳に登るつもりで前日の早朝に出発し、古寺鉱泉に最も近い道の駅で仮眠を始めたが、翌日の南東北の天気予報は、予報が更新される度に悪くなり、昼前から雨とのこと。それでも早いうちから登ればなんとかなると思っていたが、早くも雨が落ちてきたので、ついに、まずまずの予報の出ている北東北の岩手山に目標を変更。夜中の大移動で岩手山登山口の馬返しまで走った。
●馬返しの広い駐車場に着いたのは、朝の5時頃。日曜日ということもあり、既に多くの車がとまっていた。早速支度をして出発。アヤメの咲く登山口から少し登ると公衆トイレや休憩舎のある広場に出る。そこには豊富に出る水場があり、登山者が水を汲んでいた。
●広場の一画に登山口と大きく書かれた看板とコースの説明が書かれた看板があり、そこから登山道が始まる。薄暗い樹林の中の登山道は、少し下ってからなだらかに登っていく。フタリシズカやウワバミソウ、ツクバネソウなどが地味に咲いている。
●改め処を過ぎると登山道は傾斜を増し、左側が切れ落ちたスリリングな所もある。タニウツギやミヤマカラマツが咲く登山道を進むと0.五合目に着く。ここまで来てまだ0.五合目かと少しがっかりするが、ここで道は旧道と新道に分かれる。この山に登るつもりで来たわけではないので、地図もガイドブックもなく、少し迷ったが、右手に上っていく新道を行くことにした。
●以降は単調な登りが延々と続く、要所要所に立つ合目の書かれた木柱を励みにひたすら登る。しかし、この山は花が豊富で、登るにつれその種類が増してくる。特に、ハクサンチドリやコケイラン、ササバギンランなど、ラン科の花も多く、単調な登りを楽しいものにしてくれる。それ以外でも、シラネアオイやオオバキスミレ、サンカヨウなど、日本アルプスで出合うような花々が普通に咲いている。
●一合目を過ぎると少し開けたところに出る。そこには、レンゲツツジやヤマツツジ、タニウツギなどが鮮やかで、マルバシモツケやオオヤマオダマキ、ウラジロヨウラクと、花の種類は更に多くなる。再び樹林の中に入ると、また単調な登りが延々と続く。また、この道は合目毎に旧道との連絡路の案内があるが、旧道を歩いてみるのは帰りに取っておいて、往きは全て新道を進むことにした。
●単調な登りも、五合目を過ぎた辺りから周囲が開けてきて、山麓や、雲海の向こうに周囲の山々が見えてくる。この辺りからコケイランやハクサンチドリ、ササバギンランなどのランやシラネアオイ、オオバキスミレ、サンカヨウなどが目立ってくる。雪も現れ始め、ミネザクラなどもまだ咲いていた。
●七合目まで来ると傾斜は緩くなり、岩手山の山頂部が見え始める。さらに緩やかな道を進むと、八合目の避難小屋に到着する。小屋の前は休憩所になっているが、朝早いためか、休憩をしている登山者はいなかった。
●ここで休憩するのは帰りということにして、とりあえず山頂を目指す。道はなだらかなまま続き、やがて不動平という広場に着く。そこには避難小屋と木のイスとテーブルがずらりと並んでいた。
●不動平を後にすると、徐々に傾斜が増し、山頂への本格的な登りが始まる。火山礫や砂で滑りやすい急登を小刻みにジグザグしながら登っていく、樹木がないので周囲が見渡せるが、予備知識がないのでどれがどの山なのかわからないのが残念だ。
●それを登りきると、火口壁の一角に出る。そこから山頂までは、まだ長く標高差もありそうに見えるが、歩いてみると意外に早く着くことができる。この辺りは高山帯で、荒れた地面には、タカネスミレやイワウメが咲き、イワブクロの葉が目立つが、この山の名物のコマクサの葉は確認することができなかった。
●一等三角点のある山頂を後にし、八合目避難小屋前で休憩をした後、下山を始める。七合目からは、旧道を下りてみることにした。旧道は、新道に比べ開けていて明るいが、不安定な火山礫や砂の滑りやすい急坂で、それが延々と続く。しかし、ヒロハヘビノボラズやイワカガミ、チングルマ、ムシトリスミレなど、新道では見られなかった花々を見ることができた。
●旧道四合目辺りで道が不明瞭になってきたのと、滑りやすい急坂がそろそろ嫌になってきたのもあって、連絡路で新道に戻り、以降は来た道を戻った。

馬返しの駐車場 岩手山登山口の広場 旧道と分岐する0.五合目
一合目 少し開けたところから麓を見下ろす 二.五合目
新道三合目 新道四合目 新道五合目
登るにつれ山麓が見えてくる 新道六合目 旧道と合流する七合目
七合目からは山頂部が見える 八合目避難小屋 不動平から山頂部を見上げる
火口壁から山頂を見る 岩手山山頂 山頂から火口部を見る
山頂から見た八幡平方面 避難小屋の建つ不動平 旧道はガレザレの急な坂が続く
アヤメ コゴメウツギ フタリシズカ
ツクバネソウ ミヤマナルコユリ タニウツギ
レンゲツツジ ヤマツツジ ホウ
オオヤマオダマキ ウラジロヨウラク マイヅルソウ
ミヤマカラマツ ムシカリ オオバキスミレ
ナナカマド オオコマユミ コケイラン
ヒロハテンナンショウ ササバギンラン ノビネチドリ
オオタチツボスミレ ミヤマスミレ シロバナエンレイソウ
サンカヨウ ミネザクラ ミヤマキンバイ
ウコンウツギ イワテハタザオ ミヤマハンノキ
タカネクロスゲ イワウメ タカネスミレ

シラネアオイ

ミネヤナギ

ヒメタケシマラン
イワカガミ ハクサンチドリ ヒロハヘビノボラズ
チングルマ(綿毛) チングルマ ムシトリスミレ
ミネカエデ エゾツツジ ミヤマアズマギク
ナンブトウウチソウ カマツカ マルバシモツケ
コマユミ ヤマボウシ ハナニガナ

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