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平ヶ岳
長い長い登山道を辿り、山頂一帯に花咲く湿原を擁する日本百名山を目指す
2010年8月7日
平ヶ岳(2,141m/百名山)、池ノ岳、台倉山(1,695.3m)、下台倉山(1,604m)
行程 鷹ノ巣(4:18)・・・登山口(4:35)・・・下台倉山(6:31)・・・台倉山(7:35)・・・台倉清水(7:55)・・・白沢清水(8:39)・・・池ノ岳(9:59)・・・平ヶ岳(10:38-52)・・・玉子石(11:36)・・・池ノ岳(12:00-08)・・・白沢清水(13:09)・・・台倉清水(13:47)・・・台倉山(14:01)・・・下台倉山(14:54)・・・登山口(16:22)・・・鷹ノ巣(16:34)
山行記
●あと12山となった日本百名山、今回は平ヶ岳を目指す。何時も睡眠をとる時間がなく大変なので、今回は前日の昼に出て、十分な睡眠時間をとろうという計画だ。
●ところが、仮眠予定の米山SAは暑くて眠れず、最後にはエアコンをかけてみたがもう遅く、早出した効果は全くなく、結局何時ものように、十分な睡眠がとれないままの登山となってしまった。
●登山口の鷹ノ巣に着いたのは午前4時頃、既に多くの車が停まっていて、辺りはまだ暗いが、出発の準備をしているパーティーが数組見られた。ここには清潔な洋式のトイレが設置されていた。
●こちらも準備が整うと、ヘッドライトを点けて出発した。しばらくは林道のような道なので、暗くても歩き易い。暗い中でも、ヨツバヒヨドリやノリウツギの花を確認することができた。
●コンクリートで固められた沢を渡り、その先で案内に従って山道に入る。最初は緩い傾斜も、突然急な坂になる。辺りが明るくなり始めた頃、痩せた尾根沿いの道を歩くようになる。
●左右が切り立った急な登りは下台倉山まで延々と続く。ザレた岩の急登は、歩き難く、要所要所にロープが張られているが、それに頼らなければ登ることのできない個所もある。尾根には、ミヤマママコナやホツツジ、コメツツジなどが咲いていた。
●尾根も最後は更に急になり、傾斜が緩やかになったと思うと、下台倉山山頂の表示のある所に出るが、山頂といった雰囲気はない。
●ここから台倉山まではそれ程標高も変わらず、平坦なアップダウンがあるぐらいかと思うが、とんでもない、登山道は、木の根で歩き難いアップダウンやぬかるみが多く、なかなか台倉山まで到着することができない。
●花は、尾根上で見た花に加え、ノギランやネバリノギラン、そして林床では、コイチヨウランやミヤマフタバランなどのラン科の花も見ることができた。
●ようやく着いた台倉山は、三角点があるのみだが、展望がよさそうで、山頂までは見ることができなかったが、燧ヶ岳や会津駒ヶ岳などを確認することができた。
●台倉山を下ると台倉清水、更に、アップダウンの先には白沢清水という水場がある。ぬかるみは相変わらず多いが、木道が設置されており、木道が乾いた状態ならば歩き易い。
●白沢清水の先からはいよいよ池ノ岳までの急登が始まる。ザレた岩をよじ登るような急登にはやはり要所要所にロープが張られているが、リズムも狂い、疲労感は高まってくる。
●その急登を登り詰めると、池ノ岳の山頂で、一帯には池や地塘の点在する大らかな湿原地帯が広がる。イワショウブやキンコウカ、タテヤマリンドウなどの、湿原を好む花が咲き競っている。
●ここから平ヶ岳山頂まではまだ1キロ程木道を歩かなくてはならない。池ノ岳を下り、緩やかに登り返したところが平ヶ岳山頂で、三角点と山名の標柱が立てられているだけで、狭くて展望もよくない。そのかわり、直下には木道の横に木の板が貼ってあり、休憩ができるようになっていた。
●山頂からは、せっかくなので玉子石を見に行く。一旦池ノ岳との鞍部まで下り、案内に従って木道を登っていく。水場を過ぎ、池ノ岳からの道と合流すると、歩き難い傷んだ古い木道を、池ノ岳の一画を下り、その先に見える小ピークを登る。
●玉子岩はそのピークの反対側の直下にある。思っていたよりも小さいが、写真やHPで見た通りの名物を見ることができた。後は池ノ岳まで戻り、往きに来た道を延々と戻らなくてはならない。
●玉子岩付近でパラパラし始めた雨は、池ノ岳の山頂でいよいよ本格的に降り始めた。カッパとザックカバーを付けて下り始める。急な登山道は雨で更に滑りやすく、慎重に下らなくてはならないが、カッパで動き難いのに加え、暑い。
●悪条件の中の約4時間半の下りはきつく、消耗が激しかったのと、かねてより傷めていた膝の具合を考慮した結果、翌日目指すはずだった会津駒ヶ岳はまたの機会に譲ることにした。

鷹ノ巣の登山口入口はまだ暗い コンクリートで固められた渡渉点 林道から登山道へ
左右の切り立った尾根が続く ようやく太陽が姿を現す 尾瀬の燧岳
山頂らしくない下台倉山山頂 台倉山へは見た目よりも険しい道が続く 三角点のある台倉山山頂
台倉清水 白沢清水はコップがないと飲めない 池ノ岳の登りから平ヶ岳山頂部を望む
池ノ岳の湿原と平ヶ岳山頂部 意外と狭くて平凡な平ヶ岳山頂 池ノ岳、平ヶ岳の鞍部の玉子石分岐
玉子石は想像していたより小さかった 玉子石の帰りに平ヶ岳山頂部を望む 玉子石の帰り道から池ノ岳を見上げる
リョウブ ノリウツギ ツルリンドウ
ミヤマママコナ コメツツジ ホツツジ
ツルアリドオシ キソチドリ アブラガヤ
コイチヨウラン ミヤマフタバラン ネバリノギラン
タカネアオヤギソウ ノギラン
ハクサンボウフウ カニコウモリ ゴゼンタチバナ
イワオトギリ ミヤマコゴメグサ ミヤマアキノキリンソウ
エゾシオガマ キオン
イワショウブ キンコウカ タテヤマリンドウ
イワイチョウ コバノトンボソウ ヒメシャクナゲ
モウセンゴケの中に咲くツルコケモモ モミジカラマツ ミヤマツボスミレ
ミヤマダイモンジソウ ミヤマウイキョウ ハクサンフウロ
ミヤマリンドウ イワカガミ オヤマリンドウ
モウセンゴケ コバイケイソウ カキラン

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