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飯豊山
花の豊富な、三県にまたがる巨大な山塊
2010年7月23〜24日
飯豊本山(2,105.1m/百名山)、疣岩山(1,653.5m)、三国山(1,644m)、種蒔山(1,791.0m)、草履塚(1,908m)
行程 23日 駐車場(5:04)・・・弥平四郎登山口(5:08)・・・祓川山荘(5:27)・・・松平峠(7:41)・・・疣岩分岐(8:56)・・・疣岩山(9:29)・・・三国岳(10:19-48)・・・種蒔山(12:14)・・・切合小屋(12:48)・・・草履塚(13:41)・・・本山小屋(15:27)
24日 本山小屋・・・飯豊本山(5:20)・・・本山小屋(5:39-48)・・・草履塚(6:55)・・・切合小屋(7:28-44)・・・種蒔山(8:03)・・・三国岳(8:59)・・・疣岩山(10:09)・・・疣岩分岐(10:38)・・・松平峠(11:17)・・・祓川山荘(12:56)・・・弥平四郎登山口(13:12)・・・駐車場(13:15)
山行記
●飯豊山は、日本百名山の中でも日帰りするには少し厳しい山の一つだ。いろいろなコースを考えてみたが、このコースが時間的に最も短いコースで、登山口もアプローチがし易いことから選んだ。
●登山口には広い駐車場があるが、金曜日ということもあって1台も車が停まっていない。登山口は、駐車場から少し戻ったところで、大きな看板が建てられているので間違うことはない。
●登山口からはいきなり下り坂で、少し心配になるが、心許無い木の橋で沢を渡るとようやく緩やかな登りが始まる。やがて祓川山荘を過ぎる頃から傾斜も徐々に急になってくる。
●終始道は山腹に付けられた道で、エゾアジサイの品の良い花が道の脇に咲き、まるで庭園のようだ。その外にも、トリアシショウマやチダケサシ、オトギリソウなどが咲いていた。
●道は延々と続くが、上部に行くに従いオオバギボウシやクガイソウ、ツルアリドオシ、タマガワホトトギスなど、花の種類は豊富になる。
●山腹の道が尾根に出合ったところが松平峠で、ここからは急な、ザレて滑りやすい風化した岩の登山道へと変わる。木々も低くなり人の背丈ほどのノリウツギやリョウブも見られるが、まだ開花前だ。
●ザレの急斜面を登り詰めると疣岩分岐、ここからが飯豊連峰の主稜線だ。一登りで疣岩山、そこからは大きなアップダウンもなく、ほぼ同じ標高の三国小屋の建つ三国山へ向かう。
●この辺りは赤とんぼが大量に飛んでいて、ぶつかったり踏んだりしそうで心配だが、そのおかげなのか、うっとうしい虫はいない。花も、センジュガンピやウラジロヨウラク、そして飯豊山を象徴するヒメサユリなど、種類も一層増す。
●三国小屋からは、アップダウンが多く、岩場などの危険個所もある歩き難い道が続くが、道々には、日本アルプスを思わせるようなお花畑が広がり、シラネアオイやヒメサユリ、ニッコウキスゲ、ハクサンコザクラなど、数えきれない程の種類の花が咲き競っている。
●途中には種蒔きと名の付いたピークがあり、そこまで来れば次の山小屋である切合小屋は近い。切合小屋から見る飯豊本山方面は、ガスに覆われて見えないが、まだまだ遠いことはわかる。
●まずは草履塚と名の付いたピークへ取り付く。久々の長い登りは、そろそろ疲れてきた身には厳しいが、そこからは、まだ本山への更に厳しい登りが控えている。
●草履塚から一旦下ると、お地蔵様の祀られた姥権現、そこから御秘所と呼ばれる鎖場を越えて、最後の上りに取り付く。ミヤマウスユキソウやチシマギキョウ、イワオウギなどの高山植物に励まされながら我慢して登れば、傾斜は緩くなり、ガスの向こうに本日の宿泊場所である本山小屋が見えてくる。
●本山小屋は、狙い通り、金曜日なので比較的空いていた。飯豊本山へ登るのは翌日ということにして、途中のコンビニで購入した日本酒や焼酎を飲みながら明日の晴天を祈った。
●翌日、夜半から吹き始めた強風が朝になっても止まず、しかもガスも晴れず散々な天候となったが、ここまで来たのだからと、飯豊本山を目指す。
●ガスと強風で眼鏡が曇って歩き難いが、飯豊本山までは緩やかな道が続く。強風は相変わらずだが、時折ガスが途切れて周囲が見渡せるようになってきた。
●天候は回復に向かっており、久しぶりのブロッケン現象を楽しんだりしていたが、帰りの長い行程を考え、下山を開始することにした。
●強風の中、本山小屋からの急な下りを下りると、風は徐々に弱くなってきた。どうやら強風とガスは、山頂付近だけだったようで、その後も終始、飯豊本山や大日岳の頂上付近は雲で覆われてはっきりと確認することができなかった。
●強風とガスから解放されると、今度は照りつける日差しの暑さに耐えながらの下山となった。下界でも猛暑が続く中、山の上でも同様で、水分と休憩をとりながら、長い長い帰路を戻った。

駐車場 弥平四郎登山口 祓川山荘
松平峠 疣岩分岐 疣岩山山頂
三国小屋の建つ三国山山頂 種蒔山山頂 切合小屋と草履塚
草履塚直下の雪渓 草履塚山頂 まだまだ遠い飯豊本山はガスの中
本山小屋 飯豊本山山頂 ようやく飯豊本山が姿を現す
本山小屋で見たブロッケン現象 本山小屋から見た帰路の稜線 切合小屋から本山小屋方面を振り返る
エゾアジサイ タマガワホトトギス ツルアリドオシ
クガイソウ ミヤマカラマツ ノギラン
ノリウツギ センジュガンピ
ゴゼンタチバナ ツマトリソウ シラネニンジン
モウセンゴケ ミヤマコウゾリナ
オオコメツツジ ネバリノギラン ミヤマママコナ
ハナヒリノキ ムカゴトラノオ イワオトギリ
マルバダケブキ タテヤマウツボグサ ミヤマクルマバナ
ミヤマシシウド モミジカラマツ タマネアオヤギソウ

ヒメサユリ

ミヤマキンポウゲ

ニッコウキスゲ
シラネアオイ ハクサンチドリ ミヤマヤナギ
クルマユリ エゾノヨツバムグラ ヤグルマソウ
マイヅルソウ ミヤマツボスミレ コバイケイソウ
ハクサンコザクラ イワカガミ ノウゴウイチゴ
コゴメグサ ヨツバシオガマ ミヤマアキノキリンソウ
クロウスゴ チシマギキョウ アオノツガザクラ
ベニバナイチゴ チングルマ ミツバオウレン
ウラジロヨウラク アカモノ ハクサンフウロ
イワオウギ ミヤマダイモンジソウ ミヤマウスユキソウ
ミヤマシャジン キンレイカ オヤマノエンドウ
ホソバノキソチドリ タカネツメクサ マルバシモツケ
ナンブタカネアザミ イワイチョウ オオバキスミレ
ハクサンシャジン タカネマツムシソウ ズダヤクシュ
シロバナハナニガナ タカネニガナ オオバギボウシ
ミヤマホツツジ キバナシャクナゲ ツルリンドウ
ヨツバヒヨドリ ウド チダケサシ
トリアシショウマ スノキ イヌツゲ

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