| 幌尻岳 | ||
| 徒渉を繰り返して日高山脈の最高峰を目指す | ||
| 日 | 2009年6月27日 | |
| 山 | 幌尻岳(2,052.8m/百名山) | |
| 行程 | 仮ゲート(1:58)・・・ゲート(2:31)・・・取水ダム(3:42-54)・・・徒渉開始点(4:18)・・・幌尻山荘(5:50-6:06)・・・命の水(7:36-41)・・・新冠コース分岐(9:20)・・・幌尻岳(9:27-40)・・・新冠コース分岐(9:45)・・・命の水(11:19)・・・幌尻山荘(12:07-20)・・・取水ダム(14:00-13)・・・ゲート(15:21)・・・仮ゲート(15:52) | |
| 山行記 | ●日本百名山完登のためにはどうしても避けられないのが幌尻岳の徒渉で、私のように山歴は長いが沢登りの経験のない者にとっては、一人で行くには少し不安があった。しかし、職場の中で同じく百名山完登を目指す人がいて、やはり幌尻岳に対しては同じ思いだったので、それではということで、一緒に登りに行くこととなった ●今回は中部国際空港ではなく、開港したばかりの富士山静岡空港からの出発だ。小さなローカル空港だが、豊川からだと時間的にはむしろこちらの方が近いし、駐車場も無料なのがいい。千歳空港からはレンタカーで幌尻岳の登山口である額平川沿いの仮ゲートまで行き、仮ゲートのところにある駐車場で2時間少々仮眠をとった。 ●午前1時過ぎに起床し、午前2時から歩き出す。日の出が早い北海道とはいえこの時間ではまだ暗いので、ヘッドライトを点け、クマ避けの鈴を鳴らしながら林道を歩く。林道は意外とアップダウンがあるので、ペースを乱さないように進むと、本来のゲートに到着する。これまでの時間は何とかならないかと思うが、仕方がない。 ●ゲートから林道はさらに傾斜を増すが、思っていたよりも早く取水ダムに到着することができた。空は既に青空が見えるが、辺りはまだ暗く、取水ダムやミヤマハナシノブ、オガラバナなどの花が咲いているので写真を撮ってみたが手ブレして使い物にならなかった。 ●取水ダムを過ぎると、いきなり岩の縁を通過するスリリングな場所があり驚くが、後はそれほど難しいところはない。そして、いよいよ徒渉開始点に着く。この時期まだ寒いかとは思ったが、素足に短パン、そして以前立干網の時に購入したマリンシューズという井出達で徒渉を開始する。 ●事前に天気予報を注目して見ていた範囲では、雨はそれほど降っていないようだが、雪解けのためか、水位は思ったよりもありそうだ。ストック1本で慎重に歩くが、つま先が冷たくて長時間足を浸けていられない。最初は対岸の赤いテープめがけて直線的に渡ろうとしていたので、不意に深い所に足を下ろして、股まで濡らすこともあった。しかし、慣れてくると、浅いところを選んで歩くことができるようになり、つま先の冷たさもしだいに麻痺してきて気にならなくなってきた。ただ、川岸を歩くときに靴の中に入る小石が痛くて大変だった。 ●最後の徒渉は、幌尻山荘が見えているのですぐわかる。幌尻山荘は7月からのオープンとなっており、まだ人の気配はなかった。山荘前の広場で山登りの足周りに替え、山荘脇の山道を登り始めた。ここまで約4時間、まださらに4時間の山道が待っている。 ●山荘からはいきなり針葉樹林帯の中の急登が続く。ウコンウツギやズダヤクシュ、ツバメオモト、サンカヨウなど植物の種類は多い。やがて、ダケカンバの樹林帯に替わると「命の水」とよばれる水場への案内のあるところに出る。水場への道は雪で覆われ、踏み跡もなかった。この辺りは、シラネアオイが多く、ほぼ満開状態でとても美しかった。 ●さらに登ると、ダケカンバの樹林はハイマツ帯へと替わり、トラバースしながら回り込むように稜線上を辿るようになる。トラバース道には何箇所か雪が残り、その上を歩くが、解けかけなのでつぼ足で安全に通過することができた。展望も開けてきて、雪の残るカールの向こうに目指す幌尻岳山頂を、振り返れば遠く雲の上にトムラウシの雄姿を望むことができた。 ●道が稜線上を辿るようになると、ミネズオウやイワウメ、チングルマ、キバナシャクナゲなどの、日本アルプスの稜線で見かける高山植物の世界になる。山頂まではなかなか距離が縮まらないが、種類の多い高山植物群に励まされながら歩けばむしろ楽しい。 ●そして、新冠コースとの分岐まで来れば山頂はすぐそこだ。そして、三角点のある幌尻岳山頂に到着するが、生憎強風とガスで周りが見えず、とても寒い。仕方がないので風を避けながらしばらく過ごし、後続の単独行の登山者に記念写真を撮ってもらうと、早々に下山を開始した。 ●結局この日は幌尻山荘の営業開始前のせいか、登山者が少なく、下山途中で出会った単独行の登山者が数名だけだった。次の週からは幌尻山荘の営業が始まるので、多くの登山者が訪れるだろうが。これまで登ってきた日本百名山と比べ、とても静かな山行を楽しむことができた。 |
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| 開港間もない富士山静岡空港 | 機内から富士山が見えた | 仮ゲート |
| ゲート | 取水ダム(帰りに撮影) | 徒渉開始点 |
| 徒渉の様子 | 幌尻山荘はまだ営業開始前 | 命の水 |
| 遠くトムラウシを望む | 残雪の多い北カールと幌尻岳 | 幌尻岳へは北カールを回り込む |
| 戸蔦別岳と北戸蔦別岳 | 南日高の山々 | 南日高の山々 |
| 新冠コース分岐 | 幌尻岳山頂 | 戸蔦別岳と北戸蔦別岳 |
![]() シラネアオイ |
![]() カラマツソウ |
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![]() ムシカリ |
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| ハクサンチドリ | ズダヤクシュ | ルイヨウショウマ |
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| ノウゴウイチゴ | サンカヨウ | ミツバオウレン |
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| クロツリバナ | ミネカエデ | シロバナエンレイソウ |
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| エンレイソウ | ツマトリソウ | ヨウラクツツジ |
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| ムラサキヤシオ | ツバメオモト | |
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| コミヤマカタバミ | ?スミレ | オオサクラソウ |
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| テガタチドリ | ニリンソウ | オオミヤマオダマキ |
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| オドリコソウ | ミヤマハナシノブ | クルマムグラ |
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| タニギキョウ | コンロンソウ | オオバミゾホウズキ |
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| ノビネチドリ(白花) | エゾノシロバナシモツケ | ハナウド |
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| クガイソウ | キバナノコマノツメ | ショウジョウバカマ |
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| ウコンウツギ | ウラジロナナカマド | シラタマノキ |
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| エゾノハクサンイチゲ | エゾノコザクラ | エゾノツガザクラ |
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| ウラシマツツジ | イワウメ | ミネズオウ |
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| チングルマ | チシマアマナ | エゾタカネヤナギ |
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| コメバツガザクラ | オオバキスミレ | キバナシャクナゲ |
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| ミヤマキンバイ | シナノキンバイ | |