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鳳凰三山
青木鉱泉を起点に人気の三角コースを日帰りで
2007年6月12日
観音岳A(2,840.4m/百名山、50/100)、薬師岳A(2,780m、67/100)、地蔵岳A(2,764m、75/100)、赤抜沢ノ頭A(2,750m)
行程 青木鉱泉(4:11)・・・ドンドコ沢道分岐(4:15)・・・中道登山口(5:04)・・・林道出合(5:55)・・・御座石(8:02)・・・薬師岳(9:14-9:22)・・・薬師小屋(9:26)・・・薬師岳(9:47)・・・観音岳(10:15-10:25)・・・赤抜沢ノ頭(11:25)・・・地蔵岳(11:35-12:10)・・・鳳凰小屋(12:38)・・・五色滝(13:19)・・・白糸滝(14:02)・・・鳳凰の滝入口(14:39)・・・南精進ヶ滝分岐(15:10)・・・山コース、沢コース分岐(15:59)・・・ドンドコ沢道分岐(16:24)・・・青木鉱泉(16:28)
山行記
●国道20号線から、細く途中から未舗装の道を進み青木鉱泉に着く。駐車場は有料のようだが、青木鉱泉の建物の中はまだ暗いので帰りに払うこととし、建物の前を「薬師ヶ岳」とある方向へ進む。フタリシズカやシロバナヘビイチゴなどがまだ薄暗い道端に咲いているのが見える。
●道はまずドンドコ沢コースの山沿いコースと別れ、すぐにドンドコ沢コースの沢沿いコースとの分岐に着く。そこからドンドコ沢を渡り、対岸の林道を歩くことになる。大雨の後なので渡渉は無理かと思っていたが、堰堤のすぐ下なので流れも激しくなく、歩きやすい道が付けられていたので、楽に渡ることができた。
●そこから、やや傾斜の急な未舗装の林道を歩くと、小広場となっている中道コースの登山口に到着する。ジグザグの急な登りを、チゴユリやヤマハタザオ、ギンリョウソウなどを見ながら登っていくと林道に飛び出す。登山道は林道を渡ってそのまま尾根筋につけられている。ここから御座石までは、目標物もない、ひたすらの登りが続くかと思うと気が滅入るが、我慢して登るしかない。道沿いにはズダヤクシュが丁度見ごろで、マイヅルソウは咲き始め。中でも、イチヨウランが何株も咲いていたのを見つけたのはラッキーだった。
●道は急な登りが続くが、ややなだらかになる所もあり、新緑の木々の上に聳える薬師岳が見える場所や、木々の間から地蔵岳のオベリスクが見えたりして気がまぎれた。そしてようやく御座石に到着。思っていたよりここまでが長く感じた。山頂が近づくとシャクナゲやダケカンバの道になり、登山道上にも雪が見られるようになってきた。雪は吹き溜まりには数十センチ積もっており、柔らかいので、下が空洞になったところを踏み抜かないように注意して登った。
●やがて薬師岳に到着。頂上には、20年前に登ったときにもあったパイプのケルンがまだ建っていた。八ヶ岳や富士山は霞や雲が邪魔で見ることができなかったが、白峰三山や仙丈ヶ岳の展望はさすがだ。これらはいつまで見ていても飽きないくらいだが、ここは先を急ぐことにする。以前購入しなかった山バッジを買うために、一旦薬師小屋に寄ってから観音岳方面を目指すことにした。小屋の人の話によると、今年は当初暖冬の影響で雪が少なかったが、4月以降も雪が降り、結局、残雪は例年よりも多いとのことだった。
●小屋から再び薬師岳に戻り、稜線上を観音岳へ向かった。稜線上の花は、雪解けの遅れの影響か遅れ気味のようで、ウラシマツツジとやっと咲き始めたキバナシャクナゲぐらいしか見ることができなかったが、終始見えている白峰三山が十分その代わりを果たした。観音岳山頂も展望がよく、夜叉神からこの観音岳を往復するという単独行の登山者が、しばらく頂上の岩に腰掛けて白峰三山方面を眺めていた。
●観音岳から一旦下り、アップダウンしながら登れば赤抜沢ノ頭。そこから案内に従って下れば、お地蔵様が沢山置かれている地蔵岳オベリスクの下の広場に出る。荷物を置いてオベリスクに挑戦してみるが、仮に登れたとしても下りる自信がないので、頂上の岩へ登るためのザイルが見える辺りで引き返した。
●地蔵岳からは、ザレた急坂を慎重に下り鳳凰小屋へ。鳳凰小屋は平日でもあり、管理人は不在だった。その代わりというわけではないが、1頭の鹿に出会うことができた。
●ドンドコ沢コースは、中道よりもなだらかだということで下山に選んだが、意外と高巻道などのアップダウンが多く、急な下りや木の根を利用した滑りやすい道や掘割の道が多く、以外に時間がかかる。楽しみにしていた滝見物も、最初の五色滝までは寄り道したが後は道沿いに見ることができる白糸滝以外は全てパスしてしまった。そんな中でも、途中でクモイコザクラを発見したのは収穫で、その外にもツバメオモトやクリンユキフデ、クルマバツクバネソウ、シロバナエンレイソウなど、中道コースでは気付かなかった花たちを見ることができた。
●とにかく帰り道で疲れているということもあリ、ドンドコ沢コースのアップダウンは応えた。やはりこのコースは往きに利用すべきだと思いながら、青木鉱泉まで戻った。やはり、仮眠もそこそこに、1日で12時間以上歩くのは疲れる。その疲れを青木鉱泉で癒し、また長い道のりを豊川まで帰った。

青木鉱泉 ドンドコ沢分岐 中道登山口 林道出合
御座石 残雪が多くなる 薬師岳山頂 薬師小屋
薬師小屋と砂払 観音岳山頂 観音岳にもパイプのケルン 赤抜沢ノ頭からの高嶺
赤抜沢ノ頭 地蔵岳のお地蔵様 ザイルの掛けられたオベリスク頂上 地蔵岳直下のザレた急坂
鳳凰小屋 鳳凰小屋付近で鹿と遭遇 五色滝 白糸滝
鳳凰の滝入口 南精進ヶ滝 山道、沢道分岐 ダム工事現場
尾根から樹間越しにオベリスクが見える 尾根上、新緑の向こうに薬師岳が見える 薬師岳山頂から望む観音岳

薬師岳山頂から望む白峰三山

薬師岳山頂から望む仙丈ヶ岳

観音岳山頂から薬師岳を振り返る
稜線から見る地蔵岳と赤抜沢ノ頭 稜線から見る北岳 地蔵岳直下から見るオベリスク
クモイコザクラ イチヨウラン キバナシャクナゲ
ウラシマツツジ ヨウラクツツジ クロウスゴ
ズダヤクシュ クルマバツクバネソウ ツバメオモト
シロバナエンレイソウ キバナウツギ クワガタソウ
アイヅシモツケ ?ツクバネウツギ コミヤマカタバミ
マイヅルソウ ウワバミソウ ヤマハタザオ シロバナノヘビイチゴ
オオヤマフスマ ギンリョウソウ タケシマラン クリンユキフデ
バイカオウレン タニギキョウ ヤグルマソウ フタリシズカ
?ネコノメソウ クマイチゴ サルオガセ ミヤマカンスゲ

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