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トムラウシ
雄大な景観とナキウサギそして紅葉の絨毯
2004年9月18日
トムラウシ(2,799.1m/百名山)
行程 短縮登山口(4:30)・・・カムイ天井(5:43)・・・前トム平(7:46)・・・南沼キャンプ指定地(8:47)・・・トムラウシ(9:15)・・・短縮登山口(12:45)━━国民宿舎東大雪荘
山行記
●トムラウシという名はいかにもアイヌ語風で魅力的な響きがある。今回はこのトムラウシに挑戦することにした。夜8時過ぎに千歳空港に到着すると、早速レンタカーを借り、登山口のトムラウシ温泉方面を目指す。トムラウシ温泉は遠く、高速道路も途中までしか開通していないのでかなり時間がかかるのは覚悟の上だ。短縮登山道までは舗装のない道を行く。道の真ん中には土の温かさを求めてか、キタキツネが丸くなって熟睡中だ。
●バイオトイレのある短縮登山道駐車場で仮眠をしていよいよ出発だ。歩き始めると、いきなり栃の大木が倒れていて登山道を塞いでいる。何とか通過して登山道を進む。やがて、トムラウシ温泉コースと合流しカムイ天上という場所に着く。周囲の紅葉が見事だ。カムイ天上から少し行くとカムイサンケナイ川を行くコースとそれを迂回するコースの分岐に出るが、カムイサンケナイ川を行くコースは止められており行くことはできない。。
●整備されたばかりの笹の根で歩き難い迂回コースは展望が良く、紅葉の山肌の向うに十勝連峰が一望できる。カムイサンケナイ川を行くコースと合流すると前トム平への登りに取り掛かる。周囲の山肌は紅葉真っ盛りで、北海道らしいスケールの大きな景観には息を呑む。その急坂を登りきれば前トム平と呼ばれる岩だらけの場所に着くが、ここは、貴重なナキウサギの生息場所だ。
●この辺りから南沼キャンプ指定地周辺はトムラウシ公園と呼ばれ、地塘や高山植物の群落が広がる別世界が展開する。この時期には高山植物の花も終わりだが、チングルマの綿毛やコケモモ、ガンコウラン等の果実を見ることができた。
●南沼キャンプ指定地からは山頂への最後の登りとなる。もう少しと思って頑張ればトムラウシの山頂に着く。今まで晴天だった天気も、ここにきてガスが増えだし山頂からの展望はゼロ。逆に未練なく下山が開始できた。
●下山途中、せっかくなので前トム平でナキウサギの鳴き声だけでも聞いて帰ろうと思い耳を澄ましていると、その独特な鳴き声が聞こえた。これがナキウサギの鳴き声かと思いそこを立ち去ろうとしたとき、小さな素早く動くものを発見した。これがナキウサギで、用心深く岩に隠れたり岩の上で鳴いたりしていた。思いがけない幸運でこの山行が一層思い出深いものとなった。

トムラウシ短縮登山口駐車場 トムラウシ短縮登山口 カムイ天上 カムイサンケナイ川コース分岐
とむらうしこ トムラウシ山頂 トムラウシ ナキウサギ

カムイ天上付近から見た山頂方面

前トム平付近から見た紅葉の山肌

迂回路から見た十勝連峰
迂回路から見たトムラウシ 紅葉 紅葉
紅葉 紅葉 前トム平
タカネトウウチソウ チングルマの綿毛 コケモモの実

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