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背戸山、梅山、艶山
鳥川アルプスとの行き来が楽になったコバノミツバツツジ群生地から登る山
2024年4月12日
背戸山E(260m)、梅山B(300m)、艶山B(300m)
行程 善住禅寺駐車場(7:46)・・・つつじ展望台(7:52)・・・獣除けの柵(8:04)・・・山頂、自然探勝路分岐(8:16)・・・休憩所(8:17)・・・背戸山(8:30-38)・・・送電線鉄塔(8:47)・・・市境稜線出合(8:59)・・・巡礼の径出合(9:03)・・・梅山(9:05-12)・・・艶山(9:15)・・・梅山(9:21)・・・巡礼の径出合(9:24)・・・送電線鉄塔(9:36)・・・背戸山(9:47-57)・・・休憩所(10:13)・・・山頂、自然探勝路分岐(10:15)・・・舗装道(10:31)・・・富士神社(10:34)・・・善住禅寺駐車場(10:46)
山行記
●およそ3万本のコバノミツバツツジが自生するという善住禅寺へは、毎年この時期に訪れているのだが、なかなか最盛期に当たったことがなく、毎年早すぎるか遅すぎるかのどちらかだった。
●今年こそは最盛期に訪れたいと思って情報収集をしてきたが、前の週に新聞で、今が見頃ということで取り上げられたので、そろそろと思い、訪れてみることにした。
●平日なので各所で通勤時間帯の混雑に巻き込まれながらも、7時半過ぎには善住禅寺の駐車場に着くことができた。この時期善住禅寺の駐車場は有料になるのだが、まだ駐車場代を徴収する人がいないので、戻ってから納めることとして出発した。
●駐車場から観るコバノミツバツツジが咲く斜面は、既に最盛期は過ぎたたようで、斜面を埋め尽くすといった感じではなかった。それでも、いつものように、まずは善住禅寺でお参りをし、つつじ展望台へ寄った後、背戸山を目指す。
●シャガやタンポポなどが咲く薄暗い湿った道を進むと、その先が少し開けて明るく、モチツツジやコバノガマズミなどが咲き始めていた。再び樹林帯に入ると、道は少し上り始め、獣除けの柵が現れるので、その出入口を開け閉めして進む。
●所々で咲くコバノミツバツツジを見ながら緩やかに登っていくが、道はしだいに急になり、木の階段が現れるので、それを登り切ると山頂と自然探勝路の分岐に出る。そこから少し上ると休憩所に着くが、この辺りのコバノミツバツツジは丁度見頃だ。
●また、休憩所からは観音山や本宮山なども観ることができた。休憩所から一旦緩やかに下り、平坦な道を少し歩くと、「愛知県林業公社営造林地」と書かれた木柱が現れるが、ここからこのコース最大の難所である急坂が始まる。
●先に置いた足がずれ下がる程の急坂はしばらく続き、やがて前方の道が見えなくなるのでようやく終わるかと思うと、道は折れてさらに続く。それらを何とか登り切ると背戸山山頂に着く。
●背戸山山頂にはお地蔵様が祀られており、ベンチや山頂表示板などが設置されているが、背の高い木々が邪魔をして展望は無い。山頂で少し過ごした後、この日はさらに鳥川アルプスの稜線を目指す。
●鳥川アルプスの稜線は4年前にも、ここから目指したことがあるのだが、道が見つからずに大変な思いをして強引に登ったことがあり、こんなことならまた訪れることはないと思っていた。
●ところが、最近のWEBの記事を見ていると、鳥川アルプスのピークハントのついでに背戸山を訪れるという記事が多く観られ、それほど苦労したということでもなさそうなので、それを確認するためにも今回もう一度挑戦してみようと思った次第だ。
●道は背戸山頂を境に突然ヤブっぽくなるが踏み跡はしっかりとしている。小ピークを越えると送電線鉄塔が現れるので、そこから一つピークを越えると、コシダの中を直登する踏み跡と、右に続く不明瞭な道が現れる。
前回は、現在のような踏み跡が無かったコシダの中を強引に登って稜線に到達したので、今回もコシダの中の踏み跡を辿って登った。やはり踏み跡があると無いとでは大違いで、急なのは変わらないが、無事稜線まで登ることができた。
●稜線まで到達すれば、後はしっかりと整備がされている快適な鳥川アルプス稜線を歩く。今回も、前回と同じくすぐ近くにある梅山と艶山を目指す。分岐から少し下ると、鳥川アルプスの指導標があり、そこから少し登れば梅山山頂だ。
●梅山山頂は樹木に囲まれ展望は無いが、立派なベンチが設置されているので格好の休憩処となっている。梅山山頂を境に屈曲する縦走路を少し下って登り返せば艶山山頂だ。艶山山頂も展望は無いが、両山の名前の由来が記された看板が設置されている。
●艶山から再び梅山を越えて戻っていくと先程の鳥川アルプスの指導標に着くが、そこからも下に続く道が見えるので、今度はそれを下ってみることにした。
●道は赤テープが付けられ間違うことは無いが、急斜面の山腹を歩くので不安定な箇所があり、あまり通りたくない道だ。それでも、それを進んあでいくと先程のコシダの直登道との分岐に出ることができた。
●後は来た道を戻る。朝、曇っていた空も徐々に日が差してきて、コバノミツバツツジのピンク色が青空によく映える。背戸山山頂から急な道を慎重に下り、先程の分岐から自然探勝路方面へ下る。
●いい時間になってきたので、コバノミツバツツジ群生地には平日にもかかわらず多くの人が訪れていて賑やかだ。こちらも、少し時期は過ぎた群生地のコバノミツバツツジを楽しんだ後、駐車料金を納めてから帰路に就いた。

つつじ展望台 つつじ展望台から観るコバノミツバツツジ 獣除けの柵の出入口
山頂、自然探勝路分岐 休憩所 休憩所のコバノミツバツツジは丁度見頃
休憩所から観る観音山 休憩所から観る本宮山 背戸山山頂
送電線鉄塔 コシダの中の踏み跡をひたすら登る 鳥川アルプス稜線に出る
鳥川アルプスの指導標 梅山山頂 艶山山頂
コバノミツバツツジ群生地 稲荷社 富士神社
コバノミツバツツジ
コバノガマズミ シャガ モチツツジ
スミレ ミヤマコスミレ シハイスミレ
ギンリョウソウ ニガナ クサアジサイ
タンポポ ルリシジミ センチコガネ

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