神石山 | ||
早春の主役が次々と咲き始める葦毛湿原と弓張山地主稜線 | ||
日 | 2024年3月19日 | |
山 | 神石山(37)(324.7m)、座談山(37)(320m)、船形山(36)(276m) | |
行程 | 葦毛湿原駐車場(7:26)・・・葦毛湿原入口(7:41)・・・岩崎自然歩道合流点(8:13)・・・一息峠(8:22)・・・風越峠(8:35-46)・・・NHK二川テレビ中継局(9:17-28)・・・座談山(9:33-36)・・・船形山のコル(9:48)・・・船形山(9:54)・・・普門寺峠(9:59)・・・神石山(10:18-33)・・・普門寺峠(10:50)・・・船形山(10:55)・・・船形山のコル(11:02)・・・階段下(11:20)・・・一息峠(11:34)・・・風越峠(11:44-12:04)・・・葦毛湿原(12:27)・・・普門寺自然歩道入口(12:42)・・・葦毛湿原駐車場(12:56) | |
山行記 | ●風越峠のキスミレは毎年観に出かけるのだが、丁度いい時期に出会えることが無いので、今年こそはと思いこの日訪れてみることにした。気温は一時春の訪れを感じさせるように暖かくなったのだが、また寒の戻りということで、朝から寒い。 ●早朝の葦毛湿原駐車場は、平日ということもあり、数台の車が停まっているだけだった。支度を済ますと早速歩き始める。途中の池では、カモが盛んに潜水して獲物を採っていた。 ●葦毛湿原入口に着くと、湿原内の木道を歩き花の様子を確認してみる。湿原では、外に花が観られない中、一人ショウジョウバカマの春らしいピンク色の花が目立っていた。朝早いためか、散歩するホンドテンの姿も観ることができた。 ●葦毛湿原から樹林帯に入り、緩やかな山腹道を登り始める。途中で岩崎自然歩道と合流し、さらに同じような道を登っていくと一息峠に着く。 ●普段はそのまま進みNHK二川テレビ中継局へ向かうのだが、この日はキスミレ目当てなので峠から戻る方向へ歩き、キスミレ群生地のある風越峠を目指す。ほぼ平坦な山腹道を進み、前方が明るくなってくると程無く風越峠に着く。 ●ところが、風越峠でキスミレの黄色に染められた地面が観られるのを期待していたのだが、キスミレが見当たらないので、良く見てみると、一部開いているものはあるのだが、早朝で、ほとんどがまだ休眠しているようだった。 ●しかたがないので、開いているものの写真を撮って、後は帰りにもう一度寄ってみることにした。キスミレに先んじて咲くヒロハノアマナも同じく閉じたものばかりだったのでこちらも後の楽しみだ。 ●風越峠からは稜線道を通ってNHK二川テレビ中継局を目指す。二箇所の急な登りを経て階段上の、葦毛湿原から来る道との合流点に出るが、その手前にある白花のアオキは既にぽつぽつと咲き始めていた。 ●階段上から短い急坂を登り、木々が伐採された平坦な稜線の道を進むとNHK二川テレビ中継局に着く。そこではカタクリが咲き始めていたが、これも早朝で、十分開いているものは少なく、それでも、開いているものを見つけてカメラに収めた。 ●NHK二川テレビ中継局からカタクリの咲く急坂を下り、登り返せば送電線鉄塔の立つ座談山山頂に着く。そこから手前方向にある山頂からの展望を楽しんだ後、急坂を下り神石山へと進む。 ●急坂が落ち着くと船形山のコルに着き、そこから少し登れば船形山山頂だ。展望の無い船形山山頂から下っていくと普門寺峠に着く。一時廃止が危ぶまれた豊橋自然歩道もそのほとんどが存続を決めた中、ここから普門寺へ下る道は廃止されたままだ。 ●普門寺峠からは岩の多い道に代わり、望寺岩、送電線鉄塔を見送っていくと、岩崎町手洗地区への下降点に出るが、ここから神石山への急坂が始まる。 ●そして、急坂を登り切ると一等三角点のある神石山山頂に着く。平日ということもあり登山者も少なく静かな山頂だが、富士山などは霞んでいて観ることができず残念だ。 ●神石山山頂で少し休憩をした後、船形山のコルまで来た道を戻り、コルからは山腹道で階段下まで行く。そこから咲き始めたミツバツツジを観ながら一息峠まで下った後、朝と同じ道を歩いて風越峠まで行った。 ●風越峠では思ったとおり閉じていたキスミレが開いておりいい感じだ。一方、ヒロハノアマナはまだ開いていないものが多かったが、そこにいる間にも、みるみる開いていくのがわかった。 ●平日にしては多くの登山者が訪れる風越峠でしばらくキスミレなどを楽しんだ後、下山にかかる。下山は一息峠へ一旦戻るのではなく、風越峠から直接葦毛湿原へ戻るルートを下ることにした。 ●このルートは以前歩いたことがあるのだが、その時のことはあまり覚えておらず、やや不安だったが、GPSを参考にしながら下っていくと、無事葦毛湿原に出ることができた。 ●この時間になると、葦毛湿原では多くの人たちが歩いていて賑やかだ。湿原には往きにも観たショウジョウバカマに加え、咲き始めたハルリンドウの花が開いていて、春らしさを演出していた。 |
葦毛湿原 | 一息峠から戻る方向へ進む | NHK二川テレビ中継局 |
座談山山頂 | 船形山のコル | 展望の無い船形山 |
普門寺への下山路は廃止になった普門寺峠 | 神石山山頂 | 風越峠 |
キスミレ | ||
キスミレ | ||
カタクリ | ||
シュンラン | ハルリンドウ | |
ヒサカキ | ショウジョウバカマ | 白花のアオキ |
ヤブツバキ | ミツバツツジ | ヤマウグイスカグラ |
ヒロハノアマナ | ヒロハノアマナ | アセビ |
マキノスミレ | タチツボスミレ | ミツバツチグリ |
ホンドテン | ルリタテハ | ヒヨドリ |
ホオジロがいい声で囀る | ヒドリガモ | マガモ |