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富士見岩、坊ヶ峰
正月のマンサクの花が見つからなかった長彦自然歩道から富士見岩や嵩山方面を巡る
2024年2月27日
富士見岩H(415m)、坊ヶ峰D(446.2m)
行程 嵩山駐車場(6:59)・・・長彦自然歩道入口(7:46)・・・御用岩(8:27)・・・大知波峠廃寺跡(8:45)・・・372.9m三角点(8:59)・・・富士見岩(9:18-30)・・・427.2m三角点(9:43)・・・送電線鉄塔(9:53)・・・嵩山分岐(9:57)・・・頭浅間社(10:00)・・・本坂峠(10:08)・・・夫婦岩(10:18)・・・坊ヶ峰(10:23)・・・本坂峠(10:41)・・・舗装道(11:05)・・・蛇穴分岐(11:22)・・・嵩山駐車場(11:25)
山行記
●春の花もぼつぼつ咲き始めたので、例年この時期に咲くマンサクを観るために長彦自然歩道へ行ってみることにした。通勤時間帯を避けて少し早めに豊川を出たので、周回コースの下山口となる嵩山駐車場には7時前に着くことができた。
●この日は冬型がぶり返し、日は当たるのだが低温に加えて強風が吹いていてとても寒いので車を降りるのが厳しかったが、なんとか降りて、まだ朝日が当たり始めていない、人影の無い旧姫街道を進む。
●舗装道から川沿いの道に入り、嵩山小学校の前からは豊川用水に沿って歩いていく。その後豊川用水を離れ舗装道を歩いていくと長彦自然歩道用の駐車場を経て長彦自然歩道の入口に着く。
●長彦自然歩道入口には、石巻山方面への道が崩落のため通行止めであることを知らせる看板があるが、今回のコースとは関係が無いのでそのまま緩やかな道を登っていく。
●道は樹林帯に入ると溝状の道になり、大き目の石が転がる上に落葉が堆積しているので歩き難い。道はしだいに急になり、尾根手前で「御用岩」への分岐があるのでそこへも寄っていく。
●御用岩は展望の良い大岩だが、木が邪魔をしてすっきりとした展望は得られない。それでも、隣の石巻山や本宮山、三河湾方面などを観ることができた。
●御用岩からは、すぐ上の送電線鉄塔横の道を進むと、本来の長彦自然歩道と合流するのだが、一帯の木が伐採されていていつもと違う感じだ。伐採地からは、今まで見えなかった本宮山や石巻山なども観ることができた。
●ところが、この辺りで観るマンサクの花が見つからない。まだ早いか遅いかで観えないのだと思って捜してみるがそれらしい木が見つからない。この伐採で伐られてしまったとは思いたくはないが、もしそうだとすれば残念なことだ。
●伐採された処から僅かに登れば大知波峠に着く。大知波峠は風の音は凄いがそれほど強くは無く、むしろ日が当たって暖かいぐらいだ。峠からは浜名湖方面を見渡すことができるが、水面がキラキラと光っていていい感じだ。
●大知波峠からは県境稜線を歩いて富士見岩を目指す。小さなアップダウンをしながら427.2m三角点を過ぎてさらに進んでいくと富士見岩山頂に到着する。山頂からは南アルプスは観ることができたが富士山は雲に隠れて僅かに山肌しか観えなかった。
●富士見岩山頂は風が強いので、富士見岩の陰で少し休憩をして先に進む。少し下り登り返すと送電線鉄塔のあるピークに着く。ピークの一角には427.2mの三角点がある。
●そのピークからは少し下りが続き、それを下り終わったところが嵩山方面への下降点で、そのすぐ上には頭浅間社が祀られている。頭浅間社から少し平坦な道を進むと本坂峠に着く。
●本坂峠からは坊ヶ峰を目指して急登を登り始める。遠目に見ても形のいい坊ヶ峰への登りはやはり急で、この日最大の登りだ。途中夫婦岩を過ぎると坊ヶ峰山頂まではあと一息だ。
坊ヶ峰山頂は樹林の中で薄暗く展望は無いが、立派な坊ヶ峰神社が鎮座し、その裏手に三角点が設置されている。坊ヶ峰からは一旦本坂峠まで戻り、そこから旧姫街道を下る。
●旧姫街道は広い緩やかな道で昔の街道を思わせ、途中「弘法水」、「茶屋場跡」など当時の名残も残っている。そして浅間神社への道を分けるとコンクリートの道に代わり、そのすぐ先で舗装道に突き当たるので、後はそれを歩いていく。
●舗装道は現在の本坂トンネルが完成する前に利用されていた旧道で、車が通行するには狭くカーブも多い。少し歩いていくと足浅間神社への急な石段が現れ、さらに進み本坂トンネル手前の国道を跨いだ後、回り込んで今度は国道を潜ると嵩山駐車場まで戻ることができる。

嵩山駐車場 長彦自然歩道入口 御用岩から観る石巻山、本宮山
広く伐採されたマンサク自生地付近 立派な霜柱が立ち上がる 大知波峠
372.9m三角点 富士見岩山頂 富士見岩から観る南アルプス
富士見岩から観る427.2mピークと本宮山 427.2mピーク手前から観る浜名湖と遠州灘 427.2m三角点
送電線鉄塔と坊ヶ峰 頭浅間社 本坂峠
坊ヶ峰山頂 坊ヶ峰三角点 弘法水
浅間社分岐 舗装道に突き当たる 足浅間社へ続く急な石段
ヤブツバキ ヒメウズ 嵩山の里のウメは満開
アオキの花芽が育つ 良く熟したアオキの実 キヅタ
キセキレイ スズメ ハクセキレイ

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