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鍵掛山
軽く登るつもりだったのが意外にタフだった愛知の130山
2024年2月2日
鍵掛山A(588.2m)
行程 大島ダム移転者感謝の碑駐車場(9:02)・・・岩尾根登山口(9:17)・・・大岩下(10:11)・・・大岩上(10:47)・・・林道分岐・・・岩尾根登山口、南西尾根登山口分岐(11:11)・・・鍵掛山(11:22-40)・・・岩尾根登山口、南西尾根登山口分岐(11:47)・・・南西尾根登山口(12:49)・・・大島ダム移転者感謝の碑駐車場(12:52)
山行記
●石雲寺のセツブンソウが満開という情報があったので、出掛けてみることにしたのだが、それだけで行くのもつまらないし、セツブンソウの花も早朝ではまだ開いていないので、先に近くの山を軽く登ってから行くことにした。
●しかし、以前登った高土山の石雲寺からのコースは現在登られていないようなので、その高土山を大島ダム方面から登るのか、近くの鍵掛山へ行くのか考えた末に、大島ダム方面からの登山道が紹介されていた鍵掛山へ行ってみることにした。
●愛知の130山を登っている時に登ったのは、本で紹介されていた西の林道から登るコースで、それも現在登られていないようなので、それを大島ダム方面からのコースを登るのは初めてなので興味はあった。
●登山口は「大島ダム移転者感謝の碑」のある広い駐車場でから地形図とGPSを照合しながら登山口へ向かう。このコースは周回コースが取れるので、まずは岩尾根登山口から登ることにして、最初は道路上に木が生える荒廃した気持ちの悪い道を進む。
●地図上で示された場所に着くが、登山口の表示が一切無く、僅かに赤テープが登山道とは思えないような所にあるのが見えるだけだ。もう少し明確な道があるのではないかと思いその近辺を捜すが、見つからないので、赤テープを頼りに登ることにした。
●あまり登られていないような、不明瞭なうえに急で不安定な道を、所々にある赤テープを見つけながら登っていく。何度もコースアウトして強引に本道に戻るいうことを繰り返しながらひたすら高度を稼いでいく。
●やがて岩が多くなってきて、張られたロープを頼りにしたりしながらこなしていくが、ついに、ロープもクサリやハシゴも無い大きな岩が眼前立ち塞がる。
●そのまま靴のフリクションを利かせて登って行くしかなさそうなのだが、同行の妻は不安そうだ。迂回するルートを探すがなかなか見つからず、しばらく探った末に、なんとか迂回できそうなルートを見つけたので、それを行ってみることにした。
●迂回できそうだといっても、足場を固め、木に掴まりながら強引に登らなければならず、結局岩上を登るよりもリスクの大きいルートとなったのだが、時間をかけ慎重に登っていくと、大岩の上に出ることができた。
●その後も岩登りの箇所はあったが、三点支持で何とかこなしていった。その後一旦道は緩やかになるのだが、岩や木の根が多く歩き難い。
●さらに進むと道は再び急になりそれを登り切ると林道方面と山頂方面との分岐に出るが、この道が以前歩いた林道から上ってくる道なのだろう。ここは山頂方面へ、緩やかだが岩と木の根の多い道を進んでいくと南西尾根との分岐に着く。
●後は岩と木の根でさらに歩き難い道を登っていく。するとやがて、驚く程狭く、岩が多くて居場所も少ない鍵掛山山頂に到着する。山頂には三角点や、前回見た時よりも傷みが激しくなった鳳来東小学校が設置したブリキの看板などがあった。
●この日は晴れの予報だったのだが、朝からどんよりと曇り、何時雨が降ってもおかしくない感じで。山頂からの展望も、樹々が伸びてきたこともあり、三ツ瀬明神山などが確認できるぐらいだった。
●山頂で少し休憩した後下山にかかる。先程の分岐まで戻り、今度は案内に従い南西尾根を下っていく。往きに歩いた岩尾根コースと比べれば歩きやすい道なのだが、急な箇所も多く、加えて落葉などで滑るので気は抜けない。
●下るに連れ朝霧湖が見えてきて、やがて南西尾根登山口に到着する。後は林道を歩いて車を停めた「大島ダム移転者感謝の碑」のある駐車場まで戻ったが、あの岩尾根コースを下ることを考えると、下りをこのルートにしたのが正解だったと感じた。
●結局、軽く登るはずが思っていたよりもタフなコースで、予定していた時間を大きくオーバーしてしまったが、気を取り直して、予定どおり池場地区と石雲寺のセツブンソウを観て、温泉で汗を流し温まった後帰路に就いた。

県道から荒れた林道へ踏み入る 何の案内も無い岩尾根登山口 不明瞭で急で不安定な道をひたすら登る
ロープの張られた箇所 途中の岩上から観る朝霧湖 この大岩を登ることは断念
途中で観た巨大なサルノコシカケ 鍵掛山山頂 鍵掛山山頂から観る三ツ瀬明神山など
樹々が伸びて大部分の展望は得られない 岩尾根、南西尾根分岐 南西尾根登山口
大島ダム移転者感謝の碑駐車場 朝霧湖展望所 朝霧湖に浮かぶカンムリカイツブリ
池場地区と石雲寺のセツブンソウ→こちらへ

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