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天狗棚、井山
正月の思た程気温は下がらなかったが大展望と程よく積もった雪を楽しんだ面ノ木周辺の山々
2024年1月26日
天狗棚(32)(1,240m)、井山L(1,195m)
行程 面ノ木第一園地(9:27)・・・井山(9:50-10:05)・・・面ノ木第一園地(10:23-30)・・・稜線(10:54)・・・天狗棚(10:59-11:04)・・・面ノ木第一園地下降点(11:11)・・・天狗棚展望台(11:29-36)・・・天狗棚、展望台分岐(11:54)・・・面ノ木第一園地(12:00)
山行記
●花が観られなくなる冬期間の楽しみは、展望と霧氷などの氷点下の造形だ。ここ二三日は今シーズン最強で最後の寒波が来るということなので、それらを期待して天狗棚を訪れることにした。
●ところが、事前の予報では豊川でも零下になるという予報だったのだが、車の外気温計は2度と高めの気温を示し、新城を抜けて設楽町に入っても氷点下にはならない。周囲の山を見ても残雪はあるものの、霧氷ができている感じではない。
●津具から茶臼山高原道路に入ると、ようやく氷点下になったが、このぐらいの気温では霧氷は絶望的だ。それでも、朝からすっきりと晴れていたので、展望を期待して面ノ木第一園地の駐車場を目指した。
●駐車場に着くと、気温表示は−6度だが霧氷はありそうも無い。それよりも風が強く、車から出るのも躊躇するぐらい寒い。それでも意を決して、霧氷が無いならと展望を期待して井山から登ることにして支度を始めた。
●ところが、ここに来て妻のスノーシューが靴を固定する部品のトラブルで使い物にならないことが判明した。それでも積雪はそれ程でも無さそうなので、こちらもお付き合いでスノーシュー無しで行くことにした。
●思ったとおり道の積雪は数センチ程度で、舗装された路面が露出している所もあり、これならスノーシューは必要無さそうだ。緩やかに登っていくと、木々が無くなるので強風が当たり始め、樹々に積もった雪が強風で飛ばされ、雪が降っているようだ。
●何機もある発電用の風車がフル回転で、その音が恐怖を感じる程凄まじい。それでも青空が素晴らしく、雪化粧をした恵那山や御岳、南アルプスの峰々などががくっきりと観える。一方天狗棚は僅かに山頂部で霧氷らしい樹々が観られるだけだった。
●一番上の風車から上は、このところ車両などの出入りが無かったようで、轍も足跡も無く、雪も若干深くなる。しかし、井山山頂付近は強風で雪が飛ばされるのか、積もった雪の中から地肌が見えていた。
井山山頂では強風が吹いていたのだが、不思議と寒さを感じることは無く、ゆっくりと360度の大展望を楽しむことができた。しばらく山頂で過ごした後、来た道を戻り面ノ木第一園地駐車場まで戻った。
●面ノ木第一園地駐車場へ戻ると、妻が天狗棚へは行かず車で待っているというので、今度はスノーシューを履いて天狗棚を目指すことにした。駐車場にはほとんど無かった雪も面ノ木第一園地からはある程度積もっていていい感じだ。
●積もった雪を踏みしめ緩やかに登っていくと、天狗棚と天狗棚展望台との分岐に出るので、ここは天狗棚方面へ直進する。傾斜はしだいにきつくなり、それを登り切ると稜線に出るので、後は山頂へ向けての最後の坂を緩やかに登っていく。
天狗棚山頂一帯は冬枯れて明るくて気持がいいが、強風が吹いていて、樹々に積もった雪が激しく降ってきて大変だ。よく観ると樹々の枝には霧氷が観られたが、この日にできたものではなさそうだった。
●天狗棚山頂からは天狗棚展望台へも寄っていくことにした。程好く積雪のある稜線を歩いていくが天狗棚展望台の手前の下りが急なので、スノーシュー履いて通過するのが大変だった。途中面ノ木第一園地への下降点を過ぎると天狗棚展望台に着く。
●天狗棚展望台からは樹木が些か邪魔なのだが、少しだけ観ることができる富士山を始め南アルプスの峰々や恵那山、大川入山、蛇峠山などが、茶臼山、碁盤石山、三ツ瀬明神山などの奥三河の山々も観ることができた。
●天狗棚展望台でも展望を楽しんだ後、先程の面ノ木第一園地への下降点から山腹道を下る。途中狭くて不安定な箇所もあったが慎重に通過し、先程の天狗棚と天狗棚展望台との分岐からは登ってきた道を下り、面ノ木第一園地まで戻った。

井山登山口 井山山頂 井山から観る御岳
井山から観る恵那山 井山から観る大川入山 井山から観る本宮山
井山から観る仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳、塩見岳
井山から観る碁盤石山 面ノ木第一園地駐車場 天狗棚登り口
稜線 天狗棚山頂 まだ残っていた霧氷
天狗棚展望台 天狗棚展望台から観る荒川岳、赤石岳、聖岳
天狗棚展望台から観る中央アルプス 天狗棚展望台から観る三ツ瀬明神山
面ノ木第一園地下降点 天狗棚、天狗棚展望台分岐 面ノ木第一園地方見る井山

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