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金時山
絶好の天気に恵まれ富士山の姿を堪能することができた富士山展望の名低山
2024年1月9日
金時山F(1,212.4m)
行程 金時山登山口駐車場(8:16)・・・公時神社(8:19)・・・手毬岩(8:30)・・・舗装道(8:35)・・・金時宿り石(8:46)・・・明神ヶ岳分岐(9:22)・・・金時山(9:48-10:40)・・・明神ヶ岳分岐(10:59)・・・金時宿り石(11:29)・・・舗装道(11:38)・・・公時神社(11:48-53)・・・金時山登山口駐車場(11:58)
山行記
●この日はいつもの山仲間との山行だが、久しぶりに金時山へ行くことにした。自分自身、金時山に登るのは7回目になるのだが、前回は2016年で、いつの間にかそれから7年も経っている。
●この日の天気は、朝方まで冬型の気圧配置が続き、その後高気圧に覆われてすっきりと晴れてくるという予報だ。いつものとおり早朝に豊川を出て新東名高速道路を走る。
●最初富士山は良く観えていたが、御殿場に近付くに連れ、周りに厚い雲が漂ってきて、山頂に着くまで富士山が見えているかが心配になる。それでも、御殿場ICから出て乙女峠までは、依然綺麗な富士山を観ることができていた。
●乙女峠を越えると一旦富士山は観えなくなるので、山頂に着いた時も富士山が観えているようにと祈りながら、金時山登山口駐車場へ向かった。
●金時山登山口駐車場は、立派なトイレが整備され、インバウンドを意識した外国語表記も充実し、駐車場の区画もわかりやすくなっていたが、その分駐車台数は減ったようだ。それでも平日なので、空いた区画に車を停めることができた。
●支度をしている間にも次々と車が到着する駐車場を後にして、こちらも出発だ。まずは、沢山の鶏がけたたましく鳴く公時神社の社務所の前を通って、公時神社を参拝する。
●鳥居と公時神社の背後には、これから登る金時山が聳えて観える。山頂部が一部白く観えるのは霧氷なのだろうか。公時神社から登山道へ戻って薄暗い樹林の中の道を緩やかに登っていく。
●少し登ると舗装道に出るが、登山道のバリカーの注意書きにはやはり英語が併記されている。舗装道を横断して少し登ると名物の金時宿り石が現れる。二つに大きく割れた大岩には木の枝が支えのように立てかけられている。
●金時宿り石を過ぎると、道はしだいに急になり、ステップの大きい木の階段が交じるので大変な所だ。九十九な急坂を登り切ると明るく緩やかな道に代わり、所々で箱根の大涌谷や芦ノ湖などが観えてくる。
●やがて矢倉沢からの道と合流すると、山頂への急坂が始まる。道はかつてと比べると階段などが整備されていて、歩きやすくなっているが、急な道ということは変わらない。背後には丹沢の山々や東京都心方面が観えてくる。
●意外に長く感じる急な登りが最後に近付くと、山頂で一気に開ける富士山の展望に期待が膨らむ。そして最後まで登り切ると、期待を裏切らない富士山方面の大展望が広がり、この景色は何度登っても感動する。
●この時間はまだ富士山の裾野に疎らな雲が漂っていたが、大きな富士山が御殿場市内から一気に立ち上がり、壮観だ。この日はその奥の南アルプスの北岳や甲斐駒ヶ岳なども観ることができた。
●金時山山頂の2軒の山小屋のうち金時娘の金時茶屋は開いておらず、もう一軒の金太郎茶屋だけ営業していたので、寒さ凌ぎも兼ねてオリジナルの温かい「まさカリーうどん」を頂きながら休憩をさせていただいた。
●その後、外の風の来ないところを探してそこで過ごすが、切りがなく、いつまで居ても飽きないぐらいの絶景を堪能した後下山を始める。下山は来た道を戻ったが、まだ午前中なので、まだまだ登ってくる登山者が多かった。
●下山後、温泉で温まり、帰路に就くが、乙女峠や温泉に着く頃には、山頂では手前に漂っていた雲は消えて、雲一つ無い富士山の姿を観ることができた。

登山口駐車場に整備されたお洒落なトイレ 金時山登山口 公時神社社務所前は鶏だらけ
公時神社鳥居前から望む金時山 舗装道出合 山頂部には霧氷が観られた
金時宿り石 矢倉沢分岐 足下には立派な霜柱
東京都心のビル群と東京スカイツリー 金時山山頂 金太郎茶屋オリジナルの「まさカリーうどん」
金時山山頂と休業の金時茶屋
金時山山頂からの絶品の富士山の展望 ガラスに映る富士山がポスターのよう
南アルプスの北岳と甲斐駒ヶ岳 箱根山と芦ノ湖 丹沢の大山

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