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平尾山、五葉山
最強寒波に見舞われる中シモバシラの霜柱を堪能しニホンカモシカにも出会うことができた五葉湖周辺の山々
2023年12月23日
平尾山(32)(464m)、五葉山(48)(338.0m)
行程 五葉湖シモバシラ群生地・・・五葉湖駐車場(8:07)・・・野鳥の森入口(8:17)・・・レンゲツツジの小径分岐(8:25)・・・送電線鉄塔のある広場(8:40)・・・五葉山分岐(8:46)・・・五葉山(9:09-15)・・・五葉城祉、平尾山分岐(9:26)・・・高城砦跡(9:34)・・・平尾山(10:00)・・・送電線鉄塔(10:19)・・・作業路出合・・・林道出合(10:48)・・・五葉城祉(10:58-11:06)・・・蛇穴分岐(11:20)・・・展望の小径下降点(11:33)・・・車止め(11:52)・・・湖畔道路、五葉城址分岐(11:57)・・・五葉湖駐車場(12:00)
山行記
●五葉湖のシモバシラの霜柱は昨日観に行ったばかりなのだが、あまり大きいものは無かったので、同じように冷え込むこの日にどう変わっているのかを見たくて、再び五葉湖を訪れることにした。
●五葉湖駐車場へ行く前に、シモバシラ群生地へ寄っていく。思ったとおりシモバシラの霜柱は、昨日と比べ大きくなっているのがよくわかった。そしてこれから大きくなるだろう昨日確認できなかった小さいシモバシラの霜柱も見つけることができた。
●シモバシラ群生地でしばらく観察をした後、いつもの五葉湖駐車場に車を停めて歩き始めた。この時期、まだ日が当たらない五葉湖堰堤から湖畔道路を歩き、野鳥の森入口から湖畔道路を外れコンクリートの道を上がっていく。
●作業道に出ると、やはりまだ日が当たらない作業道を歩いていく。すると、一箇所シモバシラの霜柱を観ることがができる所があり、そこでも写真を撮ってさらに進んだ。
●やがて鉄塔のある広場に出るが、そこからは山道を歩くようになる。道は奇麗に草刈りがされていて歩きやすいが、花や実などは特に見当たらなかった。
●その先で赤い実の小径を分けると五葉山への急な登りが始まる。序盤から中盤にかけて特に急な箇所が続くが、なんとかそれを登り切ると、平坦な道に代わり、最後の急斜面を登り切ると五葉山山頂に着く。
●五葉山山頂は少し前に送電線鉄塔の回りの木々が刈り払われ、本宮山から五井山、三ヶ根山などの三河の山々を展望することができるようになったが、送電線鉄塔と送電線が些か邪魔だ。
●五葉山山頂で少し過ごした後、市境稜線をアップダウンしながら進む。途中、五葉城址への分岐を過ぎると急坂が始まり、それを登り切ると樹林に囲まれた高城砦跡に到着する。
●高城砦跡からは、砦の遺構を二段階で下り、その後徐々に緩急しながら登っていくと豊川市街などが一望できる展望地に出る。展望地から少し登り、僅かに下った後平坦な道を進むと、木々に囲まれて展望の無い平尾山山頂に着く。
●平尾山山頂からは、落葉で増々滑りやすくなった急坂を下り、岩場を経た後、さらに進むと周囲の開ける伐採地に出る。伐採地からは、この日は観ることができないと思っていた富士山なども観ることができ、浜名湖方面も一望できる。
●しかしこの道は不安定で急なうえに滑りやすいので、景色に気を取られている余裕は無い。それでも、一時と比べ、草が刈られたので、これまでのように道が見えないことは無く有難かった。草刈は送電線鉄塔周りまでされていて、すっきりとしていた。
●送電線鉄塔からはいつものように鉄塔巡視路の急坂を作業道まで下る。作業道手前の悪場はますます崩壊が進んでいた。冬を迎え、草ヤブは幾分勢力を弱めていて以前と比べると歩きやすくはなっていた。
●作業道には、シモバシラの霜柱や土を盛り上げる霜柱とは違った氷の柱が何箇所も観られた。長さ3cm以上にもなる氷の柱がどのようにできたかは謎だが、これはここでしか見たことが無く不思議だ。
●やがて作業道は林道と合流するので、後はそれを歩いて五葉城址へと進む。土曜日ということもあって五葉城址には数組の登山者が休憩をしていた。五葉城址からも、富士山や、やや雲がかかった南アルプス、三河や奥三河の山々などを観ることができた。
●五葉城址で少し過ごした後、林道を歩いて下山することにした。林道でも何組かの登山者やハイカーと出会ったが、この日はこの近辺では初めてニホンカモシカとも出会うことができた。

五葉湖駐車場 野鳥の森入口 送電線鉄塔のある広場
作業道沿いのシモバシラの霜柱
五葉山山頂 高城砦跡 平尾山山頂
作業道で見つけた謎の氷の柱
伐採地から観る富士山 五葉城址 五葉城址から観る富士山
五葉城址から観る南アルプスの塩見岳 五葉城址から観る本宮山と吉祥山 湖畔道路出合
ニホンカモシカに遭遇 お洒落なキノコ コウヤボウキ
ビワ ヤクシソウ フユイチゴ
イズセンリョウ 幾何学模様が美しいセンボンヤリの実 マンリョウ

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