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三ッ峠山
正月の青空は無かったが麓から立ち上がる迫力ある富士山の姿を見ることができた富士山展望の山
2023年12月5日
三ッ峠山D(1,785.2m)
行程 駐車場(8:52)・・・登山口(8:35)・・・三ッ峠山荘方面分岐(10:02)・・・木無山(10:20)・・・三ッ峠山荘(10:35)・・・三ッ峠山(開運山/10:50-11:09)・・・御巣鷹山(11:29-43)・・・三ッ峠山荘方面分岐(12:07)・・・登山口(12:53)・・・駐車場
山行記
●この日は山仲間との山行だ。この時期なので、富士山が観たいということでこの山に決めたのだが、週間天気予報では晴れの予報が続く中、この日だけ雨マーク。今回は中止かと思っていたのだが、直前になって曇りマークに代わった。
●ということで、山に登ることはできるのだが、曇りでは肝心な富士山の展望は期待薄だ。それでも、行くことに決めて新東名高速を走っていくと、空は予報どおり曇っているのだが富士山は裾野からくっきりと観えていた。
●富士山がそのまま見え続けてていることを期待ながら登山口の駐車場に着くと、前回休日で混雑していた駐車場も、平日ということもあり驚く程空いていた。支度を済ませると、駐車場内の暖房の効いているトイレに寄ってから出発した。
●登山道は終始、山小屋のオフロード車が走る広い道が続くが、急なうえ凹凸も激しい。この日は道沿いにできた霜柱が目立ち、法面や路面の土を盛り上げていた。長い霜柱は三段以上の節目があり、二三日かけて徐々に伸びてきたもののようだった。
●単調で急な登りはひたすら続き、途中御巣鷹山の電波塔などが観えてくるが、そこからもまだまだ急な登りは続く。標高が上がるに従い霜柱もさらに目立つようになり、枯れ木立の間からは南アルプスや北アルプスなどの雪の峰々が見えるようになる。
●やがて、三ッ峠山荘への分岐が現れるので、三ッ峠の一峰である木無山を目指してそちらへ進む。すぐに三ッ峠山荘への道を分け、緩やかな道を進むと富士山の見える休憩所があり、さらに進めば木無山山頂に到着する。
●木無山山頂はカヤトに覆われ、その先に大きく立派な富士山を観ることができる。木無山山頂で富士山を堪能した後、分岐まで戻り三ッ峠山荘経由で次へ進む。三ッ峠山荘は営業中だが登山客も無く静かで、小屋の方と甲斐犬が二匹小屋番をしていた。
●三ッ峠山荘のすぐ上には、三ッ峠二峰目の開運山を望む開けた広場があり、南アルプスの全ての3000m峰が観られる外、八ヶ岳や北アルプスの槍、穂高連峰なども観ることができた。
●広場からわずかに下ると二件目の山小屋である四季楽園がある。前回はここで美味しいラーメンを頂いたのだが、この日は平日だからなのか、閉まっていて小屋番も見当たらなかった。
●四季楽園からはすぐに開運山への急な登りが始まる。ザレた急斜面には木の階段が整備されているが、やはり滑りやすく大変だ。それでもそれをなんとか登り切れば、三ッ峠山最高点の開運山山頂だ。
●この日は、青空こそ無いものの、くっきりと観える裾野から立ち上がった大迫力の富士山や南アルプス、八ヶ岳、北アルプスまでずらりと並び、丹沢山塊や天使山塊なども確認することができた。
●開運山山頂で展望を満喫した後、三ッ峠山三峰目の御巣鷹山へ向かう。道はやはり車が通行できる程の広い道で、この時間になって、気温も上がってきたためか、路面の霜柱が融けてきたようで、その部分が黒くなってきていた。
●最初は緩やかだった道は、御巣鷹山山頂の電波塔を見上げながら急坂を登るようになる。この辺りは周囲が開けているので富士山や八ヶ岳などを観ることができる。
●急坂を登り切ると電波塔の施設がある御巣鷹山山頂に到着するが、施設の建物と木々に囲まれていて展望は無く、山頂標識も小さなプレートが木に架けられているだけで、山頂らしくない山頂だ。
●御巣鷹山山頂で少し栄養補給をした後下山にかかる。御巣鷹山山頂直下では、登るときに気付かなかったのだが、東京方面への展望があり、都心の高層ビル群やスカイツリーなども確認することができた。下山は来た道を下ったが、霜柱は少しずつ融け始めてきていた。
駐車場 登山口 樹間から観えた穂高連峰のモルゲンロート
節目のある立派な霜柱 霜柱が岩を持ち上げている!? 三ッ峠山荘分岐
木無山山頂から観る富士山 木無山付近から観る八ヶ岳 木無山付近から北岳、鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳
三ッ峠山荘の甲斐犬 三ッ峠山荘上の広場から観る穂高岳、槍ヶ岳などの北アルプスの山々
三ッ峠山荘上の広場から観る開運山 開運山山頂 開運山山頂から観る丹沢山地
開運山山頂から観る南アルプスの3000m峰群(聖岳、赤石岳、荒川岳、塩見岳、農鳥岳、間ノ岳、北岳、仙丈ヶ岳、鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳)
開運山山頂から観る槍ヶ岳 電波施設が占領する御巣鷹山頂 御巣鷹山直下から観る富士山と開運山
御巣鷹山直下から観る東京スカイツリー 水管から漏れた水でできた透明な氷筍 ツルウメモドキ
マルバダケブキ ベニマシコの群れ

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