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神石山
正月のほとんど花の無くなった タカの仲間が旋回する葦毛湿原と弓張山地稜線
2023年11月28日
神石山(36)(324.7m)、座談山(36)(320m)、船形山(35)(276m)
行程 葦毛湿原駐車場(7:36)・・・葦毛湿原入口(7:47)・・・岩崎自然歩道合流点(8:18)・・・一息峠(8:29)・・・稜線(8:41)・・・NHK二川テレビ中継局(8:50)・・・座談山(9:02-11)・・・船形山のコル(9:20)・・・船形山(9:26)・・・普門寺峠(9:32)・・・神石山(9:50-10:09)・・・普門寺峠(10:25)・・・林道(10:40)・・・普門寺自然歩道入口(10:57)・・・ゆめのこ幼稚園(11:20)・・・葦毛湿原駐車場(11:31)
山行記
●この日は平日なので、久しぶりに、休みの日は混雑する葦毛湿原から神石山へのコースを歩くことにした。朝は通勤時間帯になるので、少し車の流れは良くなかったが、混雑とは逆方向なので、思っていたよりも早く葦毛湿原駐車場に着くことができた。
●葦毛湿原駐車場に停まっていた車はまだ数台で、既に登り終わって戻って来る人もいた。こちらも準備をして歩き始める。途中の貯水池ではカモの仲間が盛んに潜って魚を追っていた。
●葦毛湿原入口に着くと、葦毛湿原の木道を歩いて湿原の散策をする。湿原ではまだミミカキグサやキセルアザミ、ヤマラッキョウ、シラタマホシクサなど花やウメモドキの実などが残っており、夜降った雨粒が朝日を浴びて光っていた。
●葦毛湿原からは、樹林帯の緩やかな山道を登る。途中、豊橋自然歩道と合流し、一息峠を経て、急な階段を上ると弓張山地の稜線縦走路と合流する。そこから短い急坂を登ると周囲が開けた稜線道に出る。
●稜線道からは、二川から続く稜線道や遠州灘などへ展望が広がり、頻繁に行き来する新幹線なども観ることができる。途中送電線鉄塔を過ぎて少し進むとNHK二川テレビ中継局に着く。すっかり花が無くなった中、一人キチジョウソウがよく咲いていた。
●NHK二川テレビ中継局から短い急坂を下り、登り返せば座談山山頂だ。この日も送電線鉄塔の立つ場所から観えるはずの富士山などは観ることができなかったが、これから向かう神石山などの弓張山地の縦走路は観ることができた。
●座談山からは、急坂を下るが、道が雨で濡れているので滑りやすく、慎重に下っていくと、船形山のコルに着く。コルから少し登ると送電線鉄塔の立つ展望の無い船形山山頂に着く。
●船形山山頂から徐々に下っていくと普門寺峠に着く。ここから普門寺へ下る普門寺自然歩道は廃道となったので行くことはできないが、普門寺がこれからちょうどいい紅葉に時期を迎えるのに、それと組み合わせて登ることができないのは残念だ。
●普門寺峠からは岩の露出が多い道になり、望寺岩や送電線鉄塔を見ながら進むと、手洗への下降点が現れ、そこから神石山への急登が始まる。登るに従い急になる階段道は大変だが、それを登り切ると一等三角点のある神石山山頂に到着する。
●休日は満員となっているベンチも空いていていい感じだが、こちらは、いつもの富士山の見えるベンチへ行って休憩をする。この日は富士山は観ることができないが、冷たい風が当たらないのでゆっくりと休憩ができる。
●神石山山頂でしばらく過ごした後下山にかかる。山頂直下の急な道を下ると手洗への下降点に出るが、この日は普門寺峠から手洗へ下ってみることにした。普門寺峠から普門寺へ下る区間は廃道になったが、ここから手洗へ下る道はまだ通ることができる。
●峠からは緩やかな斜面を下るのだが、道が直線的に付けられているので傾斜があり、加えて雨で濡れているのでなかなか大変だ。それをひたすら下っていくと林道に出るが、普門寺自然歩道はそれを横切ってさらに山道を進む。
●林道からは道も急になるが、当初整備されたものと思われる階段もほとんど壊れているので、さらに大変な道になっている。それでも道が緩やかになってくると、道は舗装道に代わり、農家の間を通るようになる。
●民家が増えてくると、神石山直下から下る道と合流するが、そこが普門寺自然歩道入口だ。後は舗装道を歩いて、葦毛湿原駐車場へ戻るのだが。まだ自然の残るこの辺りの野草も興味深く、飽きることがない。
●上空ではタカの仲間が旋回し、獲物を探しているのだろうか、それとも遠くへ旅立つために上昇気流に乗るタイミングをはかっているだろうか。長い舗装道歩きもそんなことを考えながら歩けば以外に短く感じ、楽しい。やがて、葦毛湿原駐車場に着くと、駐車場は平日にもかかわらず多くの車が停まっていた。

葦毛湿原入口 葦毛湿原 一息峠
光芒が奇麗 弓張山地主稜線 NHK二川テレビ中継局
座談山山頂 船形山山頂 普門寺峠
神石山山頂 林道 手洗集落の普門寺自然歩道入口
お寺のイチョウがいい色になっていた ゆめのこ幼稚園 ヤマラッキョウ
シラタマホシクサ
キチジョウソウ キセルアザミ
ミミカキグサ ホザキノミミカキグサ サルトリイバラ(サンキライ)
ウメモドキ カキ ヤブラン
トキリマメ コウヤボウキ ヒイラギ
リュウノウギク イズセンリョウ モチツツジ
マンリョウ カラスウリ ツワブキ
チャノハナ センリョウ キヅタ
カモの仲間 タカの仲間 セキレイ

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