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衣笠山、滝頭山
正月のヒヨドリが賑やかに鳴く 晩秋の花が真っ盛りの田原アルプス
2023年11月23日
衣笠山(114)(278.4m)、滝頭山(92)(256.4m)、藤尾山S(207.7m)、不動岳(92)(200.7m)、赤松山(91)(193m)、中西山(91)(260.5m)
行程 滝頭公園駐車場(7:24)・・・衣笠自然歩道入口(7:42)・・・藤七原湿地入口(8:04)・・・殿様新道入口(8:35)・・・衣笠山(8:55-9:03)・・・桟敷岩(9:09)・・・桟敷岩新道・直登コース分岐(9:22)・・・東屋(9:35)・・・仁崎峠(9:48)・・・滝頭山(10:11-20)・・・中西山(10:25)・・・長興寺分岐(10:26)・・・荒れた林道(10:33)・・・三ツ俣(10:43)・・・藤尾山(10:52-58)・・・三ツ俣(11:12)・・・迷子尾根ノ頭(11:16)・・・不動岳(11:23)・・・赤松山(11:33)・・・扇原(11:43)・・・クチナシの道入口(12:02)・・・滝頭公園駐車場(12:05)
山行記
●12月まで国道23号バイパスが為当ICから前芝ICまで通行止めになっていて、混雑が予想されるので、田原方面の山を敬遠していたが、秋の花の様子も見てみたいので出掛けてみることにした。
●この日は祝日なので、通勤時間帯の混雑はそれ程ではないと思っていたが、前芝ICの入口で渋滞に巻き込まれ、なかなかICの入口まで辿り着けない。それでもなんとか国道23号バイパスに乗ってからは意外とスムーズに走ることができた。
●ところが、豊橋港ICを降りると工業地帯で渋滞が始まった。祝日なので操業している工場も多いのだろうか、通勤と思われる乗用車が多くトラックも目立っていた。そこを抜けるといつもの調子で滝頭公園駐車場まで行くことができた。
●この日は昨日に引き続き晴れの予報なのだが、最高気温が20度近くまで上がる小春日和になるという。気温が高い為か、霧が多く、衣笠山の山頂部も霧で覆われていたが、これも日が高くなれば消えるのだろう。
●支度を済ますと早速この日の登山口の藤七原湿地入口まで市道を歩いていく。道沿いでは、ツルソバやシロノセンダングサ、ヤツデ、ヤクシソウ、ビワ、ツワブキなどのこの時期咲く花が真っ盛りだ。
●藤七原湿地に入ると、スズカアザミがよく咲き、キセルアザミの花やユズリハ、ウメモドキの実などを観ることができた。また、一方では来春咲く、産毛で覆われたシデコブシの花芽が育っていた。
●藤七原湿地から殿様新道入口へ向かうと、ヒイラギの花がよく咲き、爽やかな香りを放っていた。殿様新道入口から樹林帯の急坂を登り切ると、松尾岩コースと合流して衣笠山山頂に到着する。
●展望台へ上ってみるが、ここまで来ても霧は晴れる様子は無く、富士山などの遠くの山々は観ることができず、本宮山も霞んでいた。衣笠山山頂からは桟敷岩新道を下る。桟敷岩新道は、落石の恐れがあるのでこのところバイパスを通るようにしている。
●直登コースと合流すると、以降広い緩やかな道を歩くようになるが、ここではツルソバや植栽のカンツバキが満開で、シロダモの花も地味だがよく咲いていた。
●ツルソバが一面に咲く仁崎峠から、いつもの急登を登り切ると滝頭山山頂だ。山頂で少し過ごした後、長興寺自然歩道を歩き、中西山山頂を越え、その先の分岐から荒れた林道方面へ下る。
●このところ「田原アルプスワンコルート」という案内板を多く見かけるが、このルートを辿るとGPSの軌跡が犬の形に見えるというもので、荒れた林道出合にも現在地が示された案内板が設置されていた。
●コウヤボウキが咲く荒れた林道からは不動岳方面へ進む。少し登った後緩やかな道を進んでいくと、藤尾山への分岐となる三ツ俣に着く。いつもはそのまま不動岳方面へ進むのだが、この日は、藤尾山へも寄っていくことにした。
●三ツ俣から少し下り、登り返すと藤尾山山頂だ。前回訪れた時は草藪に覆われ休憩どころではなかったが、休憩スペースと百年桜や小学校へ続く道だけは、草が踏まれて通れるようになっていた。
●ベンチで少し過ごした後三ツ俣へ戻るが、藤尾山よりも三ツ俣の方が標高が高いので帰りの方が余分に登ることになる。三ツ俣からは一旦急に下った後緩やかな道を進む。そして最後に緩やかに上ると迷子尾根の頭に着く。
●以降は緩やかな道を進んでいくと、それ程の登りも無く不動岳山頂に到着する。不動岳からは左手から上って来る防火帯の広い道がそのまま続き、岩場の小ピークを経て木の階段の登りを登り切ると赤松山山頂だ。
●赤松山山頂ではモチツツジがちらほら咲いていたが、温暖なこの辺りの低山ではよくあることだ。赤松山から下ると岩の目立つ秋芳平を経て、展望台のある扇原だ。扇原一帯ではスズカアザミなどがよく咲いていた。
●扇原からは、いつものとおりクチナシの道を下る。大きくジグザグを切って下る道沿いでは、ヒサカキの真っ黒な実やヤブムラサキの紫色の実などが目立っていた。クチナシの道入口付近まで下ると、ツワブキが綺麗な花を咲かせていた。

滝頭公園と霧に覆われた衣笠山
藤七原湿地入口 藤七原湿地手前の池越しに観る衣笠山
衣笠山山頂 衣笠山山頂展望台から観る蔵王山と青空 ツルソバが群生する仁崎峠
滝頭山山頂 中西山山頂 荒れた林道のワンココースの案内
三ツ俣 相変わらず草が繁茂する藤尾山山頂 不動岳山頂
赤松山山頂 赤松山山頂のドウダンツツジの紅葉 滝頭公園の紅葉
シロノセンダングサ 赤みの強いツルソバ ヤツデ
カクレミノ キツネノマゴ イヌホウズキ
ビワ
トベラ ツワブキ
スズメウリ ヤクシソウ ヒサカキ
ユズリハ 来春咲く準備中のシデコブシ ウメモドキ
キセルアザミ スルガテンナンショウ ヒイラギ
コウヤボウキ ヒヨドリバナ ヤブコウジ
センリョウ マンリョウ ヤマハッカ
ムラサキシキブ ヤブムラサキ フユイチゴ
クサギ コマユミ ウバユリの花後の実
シロダモ フウトウカズラ
この時期咲くのも当たり前のモチツツジ サルトリイバラ(サンキライ) ヤブラン
スズカアザミ ソヨゴ 植栽のカンツバキ
スズカアザミにとまるアサギマダラ キタキチョウ

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