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黒髪山
正月の古来より霊場として登られた巨岩・岩峰の峰と大展望を楽しむ
2023年11月5日
黒髪山(516m)
行程 乳待坊公園駐車場(9:37)・・・乳待坊公園展望台(9:39-43)・・・乳待坊公園駐車場(9:44)・・・登山口(9:54)・・・見返り峠(10:08)・・・雌岩分岐(10:14)・・・雌岩(10:17)・・・雌岩分岐(10:23)・・・西光密寺、黒髪山分岐(10:37)・・・天狗岩(10:44)・・・有田ダム分岐(10:52)・・・黒髪山(10:56-11:07)・・・有田ダム分岐(11:11)・・・西光密寺(11:32)・・・西光密寺、黒髪山分岐(11:42)・・・見返り峠(11:58)・・・登山口(12:09)・・・乳待坊公園駐車場(12:20)
山行記
●今年二度目の九州、しかし、今回は山が目的ではなく、福岡市内で行われる姪の結婚式に出席のためだ。それでも、せっかく九州に来たのだから、一つ二つ山に登って帰りたいと思い、休暇を延長することにした。
●訪れる山は、以前都道府県最高峰を目指して九州を訪れた際、気になっていた佐賀県の山だ。その時近くの道の駅で見たパンフレットでこの山を知り、その時は、もう登る機会は無いと思っていたのだが、この機会を生かし実現することとなった。
●福岡市内のホテルで朝食を頂いた後、1時間30分以上かけて登山口の乳待坊公園駐車場へ向かう。三連休中ということもあり、混雑が心配されたが、それ程の混雑も無く到着することができた。天気は朝から青空が広がりいい感じだ。
●あまり広いとは言えない乳待坊公園駐車場には、既に数台の車が停まっていたが、特に問題なく車を停めることができた。駐車場付近の斜面にはツワブキが群生していてなかなか見応えがある。
●駐車場のすぐ上には展望台があるので、まずはそこに上ってみることにした。展望台からは、これから登る黒髪山はもちろん、それを守るかのように聳える雄岩、雌岩の岩峰などを観ることができ、これだけを目当てに訪れる人も多いようだ。
●展望台で展望を楽しんだ後、駐車場からさらに続く舗装道を進むが舗装はすぐに切れる。そそり立つ雄岩などの絶壁を見上げながら各所に石仏が祀られている道を歩いていくと登山口が現れる。
●登山口からは自然石を組んだ階段が続く谷沿いの急な道を登っていく。道はしだいに急になってきて、最後は丸太の階段を上り切ると見返り峠に着く。見返り峠には黒髪山の解説が書かれた案内板や道標などが設置されている。
●見返り峠から緩やかな尾根道を進んでいくと雌岩への分岐が現れるので、寄っていくことにした。雌岩までは意外に平坦な道で、すぐに目の前に大岩が見えてくるが、それが雌岩だ。
●登れそうなので、徐々に高く上っていく岩を登っていくと、観音様が祀られており、その背後にも岩が続くが、その間は切れ落ちていてそれ以上は行くことができなかった。岩の上からは息をのむ大展望が広がっていた。
●雌岩からは一旦分岐まで戻り、さらに進むと黒髪山と西光密寺との分岐に出るので、そこは黒髪山方面へ進む。途中天狗岩を経ると道は険しさを増し、クサリや鉄梯子が現れるようになる。それらを登り切ると、山頂と西光密寺への迂回路との分岐に着く。
●そこを黒髪山方面へ進むと、山頂へ続く最後の急峻な岩場が立ち塞がる。その痩せた岩場を登り切ると黒髪山山頂だ。黒髪山山頂は雌岩を凌ぐ大展望が広がっているが、土地感が無いので何が見えているのかわからないのが残念だ。
●山頂には、焼き物の国佐賀県らしく陶製の立派な展望表示板が設置されており、木をくりぬいた山名版などもあった。狭い山頂には多くの登山者が次々と往来し、賑やかだった。
●山頂で展望を楽しんだ後下山を始める。下山は先程の分岐まで戻り、そこから西光密寺への迂回路を下ることにした。道は先程の険しい道とは違い樹林の中の急な下りで、幾つかの分岐を分けて下っていく。
●やがて急な石造りの階段が現れると西光密寺に着く。西光密寺の近くには駐車場があり、多くの人はそこから山頂を目指すのだろう。西光密寺で少し過ごした後、案内に従って、見返り峠方面を目指して石段を上り始める。
●意外と石段が多いので心配になるが、後は緩やかな道を進んでいくと最初にあった分岐に着く。そこからは来た道を戻ったが、乳待坊公園駐車場は多くの登山者や観光客でいっぱいになっていた。
●下山後は、せっかくここまで来たのだからと武雄温泉で汗を流し、この日停まる予定のホテルへ向かった。翌日も外の山へ登る計画をしていたのだが、雨の予報だったので断念し、最後の九州を楽しんだ後、長い長い帰路に就いた。

乳待坊公園駐車場 乳待坊公園展望台 展望台の佐賀らしい陶製の展望版
展望台から観る雄岩、雌岩と黒髪山 石仏に見守られながら登山口へ向かう 登山口
登山道の石段 見返り峠 雌岩分岐
雄岩 雄岩からの展望 西光密寺、黒髪山分岐
クサリや梯子の急峻な道を登る 有田ダム分岐 黒髪山へ最後の痩せて急峻な岩場を上る
黒髪山山頂 黒髪山山頂の陶製の展望案内板 黒髪山山頂の大岩と青螺山
黒髪山山頂からの展望 西光密寺 西光密寺から石段を上って戻る
下山後立ち寄った武雄温泉の楼門 駐車場付近で群生するツワブキ ツワブキ
イズセンリョウ フユイチゴ アザミの仲間

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