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平尾山、五葉山
正月のアケボノソウやコシオガマなどが咲く五葉湖周辺の山々
2023年10月14日
平尾山(30)(464m)、五葉山(46)(338.0m)
行程 五葉湖駐車場(7:17)・・・野鳥の森入口(7:37)・・・レンゲツツジの小径分岐(7:50)・・・送電線鉄塔のある広場(8:07)・・・五葉山分岐(9:49)・・・五葉山(8:37-44)・・・五葉城祉、平尾山分岐(8:54)・・・高城砦跡(9:01)・・・平尾山(9:23-27)・・・送電線鉄塔(9:46)・・・作業路出合(10:16)・・・林道出合(10:40)・・・五葉城祉、平尾山分岐(10:56)・・・五葉城祉(11:00-10)・・・蛇穴分岐(12:01)・・・展望の小径下降点(11:44)・・・車止め(12:35)・・・湖畔道路、五葉城址分岐(12:12)・・・五葉湖駐車場(12:18)
山行記
●アケボノソウやコシオガマの様子が見たくて、五葉湖を訪れてることにした。まだ一台しか車が停まっていない五葉湖駐車場に車を停めると早速出発する。五葉湖堰堤ではハナゾノツクバネウツギやセイタカアワダチソウがよく咲いていた。
●湖畔道路では、センダングサやツクシハギなどが咲き、イタドリの花もまだ観ることができた。野鳥の森入口まで来ると、意外に傾斜のあるコンクリート舗装の細い道を登るが、一度草刈りがされた後なので歩きやすい。
●途中からレンゲツツジの小径へ入るが、樹林帯なので草も少なくて気持ち良く作業道まで進むことができる。後はしばらく、早朝で、この時期はまだ薄暗い作業道を歩く。作業道のナギナタコウジュは、ようやく咲き始めていた。
●送電線鉄塔のある作業道終点の広場から遊歩道を歩いて赤い実の小径を分けると、五葉山への急な登りが始まる。序盤急な坂が徐々に緩やかになってくると、平坦な道に代わり、最後は短い急坂を登り切ると五葉山山頂に着く。
●五葉山山頂には三角点があり、一時多かった山名のプレートが少なくなっていた。山頂脇の送電線鉄塔周辺は広く刈り払われているので五葉山山頂も明るくなっており、送電線鉄塔からは本宮山や三河の山々、三河湾などを観ることができる。
●五葉山山頂からは、自然の起伏や土塁、堀切などの人工のアップダウンのある市境稜線を辿る。途中、五葉城址への分岐を見送るとすぐに急坂が現れ、それを登り切ると高城砦跡に着く。
●高城砦跡からは一旦下り、以降徐々に高度を上げていくと、やがて展望地を経て平尾山山頂に着く。平尾山山頂は樹林に囲まれていて展望は無く、一時賑やかだったここの山名プレートも少なくなっていた。
●平尾山山頂からは県境である弓張山地の主稜線を歩く。滑りやすい急坂を下った後、南東方面が開けた伐採地の急坂を下る。この日は曇りなので観えないかと思っていた富士山を確認することができた。
●しかし、道は頑固なススキなどの草に覆われ、不安定な上に足下が見えず、足を踏み外すと大変なことになるので、ストックで草を掻き分け、道を確認しながら慎重に歩かなければならなかった。
●送電線鉄塔まで来ると、弓張山地主稜線から外れて送電線鉄塔巡視路の急坂を下る。道は草が覆い被さることは無いが、ササクサが多いので、ズボンはササクサの実がしっかりと付いてしまった。
●ロープのある滑りやすい急な斜面を下ると作業道に出る。数年前に一度草刈りがされただけの作業道の草は、その後よく伸びてきて、ヤブ道へと代わりつつある。
●それでも道には、ホトトギスやキツネノマゴ、イヌコウジュ、マツカゼソウなどがよく咲いており、遠くへ渡っていく前のアサギマダラも各所で観ることができた。
●林道と合流すると、後はそれを歩いて五葉城址へ向かう。五葉城址ではマツカゼソウやワレモコウなどがよく咲き、天気は曇りだが、薄っすらと富士山も確認することができた。
●五葉城址からはいつもどおり林道を下る。道沿いでは、ヤマハッカやスズカアザミ、ホトトギスなどがよく咲いていた。土曜日ということもあって周囲の路肩に多くの車が停まる車止めを抜け、湖畔道路に出て五葉湖駐車場へ戻った。

五葉湖駐車場 野鳥の森入口 送電線鉄塔のある広場
五葉山山頂 高城砦跡 平尾山山頂
平尾山直下から見る富士山 平尾山直下から見る浜名湖と浜松市街 作業道と林道との出合
五葉城址 五葉城址から観る富士山 林道、湖畔道路合流点
コシオガマ
アケボノソウ
ハナゾノツクバネウツギ マツヨイグサ セイタカアワダチソウ
センダングサ オトコエシ アオツヅラフジ
ナギナタコウジュ ミツバアケビ ツクシハギ
コウヤボウキ メナモミ ススキ
イヌコウジュ キツネノマゴ ホトトギス
オトギリソウ ヒメキンミズヒキ シュウブンソウ
マツカゼソウ チヂミザサ ヤブタバコ
スズカアザミ イヌコウジュ
ツリガネニンジン マツムシソウ サワシロギク
ヤマハッカ ヤクシソウ フユノハナワラビ
クサギ シロノセンダングサ アキノノゲシ
アサギマダラ ウラナミシジミ モズ

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