金山、雨生山 | ||
正月の稲刈り前のいい色をした田園地帯を見下ろす 秋の花咲く比丘尼と県境稜線 | ||
日 | 2023年9月26日 | |
山 | 金山(123)(423.4m)、雨生山(113)(313m) | |
行程 | 比丘尼駐車場(7:39)・・・東屋(8:00)・・・比丘尼城址(8:13)・・・愛の鐘(8:17)・・・林道出合(8:41)・・・金山(9:01-08)・・・新城方面下降点(9:52)・・・雨生山(10:09-20)・・・雨生山反射板(10:39)・・・林道出合(11:05)・・・鉄塔入口(11:43)・・・おすすめの小径西登山口(12:12)・・・比丘尼駐車場(12:22) | |
山行記 | ●急に秋色が濃くなってきたこのごろだが、秋の花の様子を観るために比丘尼を訪れることにした。例によって一台の車も停まっていない比丘尼駐車場に車を停めると、早速歩き始める。 ●前回ササ藪で覆われていた東屋までの道は草刈りがされたようで、歩きやすくなっていたのだが、次に咲くエンシュウハグマが見つからない。なんとか数株の葉と花芽も観ることができたが、少し心配になった。 ●その外、ツリガネニンジンなどが咲いていたが、あまり多くは無かった。東屋から観る眼下の田園地帯の田は、稲刈り前でいい色になっている。 ●東屋からさらに進むと、ツルボやツクシハギ、サワシロギク、オミナエシなどが咲き、いつの間にか秋らしくなっていたが、草刈りは東屋までで、比丘尼城址、愛の鐘としだいにササ藪は深くなり、おすすめの小径分岐を過ぎると道が見えない状態だった。 ●おすすめの小径を離れて金山へ向かう。すぐに樹林帯に入り林道を横切って急坂を登り切ると金山山頂だ。相変わらず謎の白いビニールテープが張られた山頂では、沢山あった山名が書かれたプレートが一つも無くなっていた。 ●金山山頂からは県境稜線を進む。この間もこれといった花は無かったが、裸地に入ると、ミカワマツムシソウやツリガネニンジン、オミナエシ、ワレモコウなどが咲き、ホソバアレノノギクなども咲き始めていた。 ●展望ピークから雨生山へ向かうが、稲刈り前の田圃の色がいい感じだ。一方、花はヤマハッカなどが咲き始めていた。雨生山山頂は広く草が刈られ、浜名湖方面への展望が広がり、観えると思っていなかった雪の無い富士山も確認することができた。 ●雨生山山頂から、一旦展望ピークまで戻り、雨生山反射板経由で新城側の林道へ下る。道沿いでは、シュロソウがいっぱいで、地味な花もこれだけあればそっかり目立っていた。 ●林道に出るとしばらくそれを歩くが、道端にはヒメジソやサワヒヨドリ、キツネノマゴ、メドハギ、ヒガンバナなどが咲き。湿地の入口ではホザキノミミカキグサなども観ることができた。 ●送電線鉄塔入口からはおすすめの小径方面に進むが、この間のササ藪はますます深く頑固になり、ストックでササを掻き分け足下を確認しながら慎重に進む。 ●おすすめの小径と合流すると後は裸地を通り、最後の滑りやすい急坂を下って西登山口へ下る。後は、農道を歩いて車を停めた比丘尼駐車場へ戻った。この日は思わずオオミヤマウズラを発見するなど、得る物の多い山行となった。 |
比丘尼駐車場とおすすめの小径入口 | 東屋までは草刈りがされていた | 一足早いサクラの紅葉 |
おすすめの小径分岐はササの中 | 金山山頂 | 雨生山山頂 |
雨生山山頂から観る富士山 | 展望ピーク直下から見る本宮山と吉祥山 | おすすめの小径まではが頑固なササが覆う |
アカボシゴマダラ | ヒカゲチョウ | |
ヒメウラナミジャノメ | ヒメジャノメ | ホタルガ |
ホソミイトトンボ | ワレモコウ | オミナエシ |
オオミヤマウズラ | ツリガネニンジン | |
ミカワマツムシソウ | ツルボ | サワシロギク |
ツクシハギ | シュロソウ | アキカラマツ |
エンシュウハグマの花芽 | ヤマハッカ | コウシンヤマハッカ |
ホザキノミミカキグサ | キキョウ | キツネノマゴ |
ヒヨドリバナ | シュウブンソウ | ヒメジソ |
サワヒヨドリ | キンミズヒキ | ヒガンバナ |
メドハギ | シモツケ | オニドコロの葉のハートが可愛い |