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平尾山、五葉山
正月のオオミヤマウズラを観に訪れた 秋の花咲く五葉湖周辺の山々
2023年9月14日
平尾山(29)(464m)、五葉山(45)(338.0m)
行程 五葉湖駐車場(7:21)・・・野鳥の森入口(7:37)・・・レンゲツツジの小径分岐(7:50)・・・送電線鉄塔のある広場(8:06)・・・五葉山分岐(8:15-31)・・・五葉山(8:53-57)・・・五葉城祉、平尾山分岐(9:07)・・・高城砦跡(9:16)・・・平尾山(9:39-44)・・・送電線鉄塔(10:08)・・・作業路出合(10:16)・・・林道出合(10:50)・・・五葉城祉、平尾山分岐(11:00)・・・五葉城祉(11:05-33)・・・蛇穴分岐(12:01)・・・展望の小径下降点(12:18)・・・車止め(12:35)・・・湖畔道路、五葉城址分岐(12:40)・・・五葉湖駐車場(12:45)
山行記
●前回ここを訪れた時、オオミヤマウズラのある場所を教えていただいて、その時はまだ蕾が固い状態だったので、そろそろ咲いているのではないかと思って訪れてみることにした。
●この日は曇りで、海沿いでは所によって朝のうち雨が降るという予報だったのだが、この辺りは大丈夫だと思って出掛けることにした。ところが、五葉湖に近付くにつれ雲が厚くなり、いつ雨が降ってもおかしくないような空模様だ。
●とりあえず五葉湖駐車場に車を停めて、五葉湖堰堤と湖畔道路を歩いて野鳥の森入口へ向かうが、ついに霧雨が降り出した。それでも雨はそれほど強く降ることは無いだろうと思って歩き続けることにした。
●野鳥の森入口からは樹林の中を歩くので雨もそれ程苦にはならず、送電線鉄塔のある広場からさらに進んでいくと、雨はしだいに強くなり、ついにはかなりの降りになってきた。
●引き返すかそのまま進むのか迷ったが、オオミヤマウズラは観たいし雨もそれほど長く降らないだろう思い、赤い実の小径にある屋根のある防火水槽で雨が弱まるのを待った。それでも雨は止みそうにないのでカッパを着て五葉山の急な登りに取り付いた。
●上下ともまだ未使用のカッパなので、以外と快適に急坂を上がって五葉山山頂に着くことができた。雨はまだ止む様子が無いのでさらに進む。小さなアップダウンをしながら進み、五葉城址への分岐を分けるとすぐに高城砦への急な登りが現れる。
●急なうえに雨で滑りやすい道を登り切ると高城砦に着く。高城砦からは短い急坂を下り、その後徐々に高度を稼ぎながら登っていく。展望が開ける岩を過ぎると、一旦少し下り、平坦な道を少し歩けば平尾山山頂だ。
●ここに来てようやく雨も上がったようで、さすがに暑いので、カッパの上着を脱ぐことにしたが、この先ススキなどの草が伸び放題の箇所が多く、それらが雨で濡れているので、ズボンはそのまま履き続けることにした。
●案の定、伐採地から送電線鉄塔までは道が見えない程草が伸び切っており、カッパのズボンを履いていて正解だった。送電線鉄塔で、県境をなす弓張山地縦走路から外れて、急な送電線鉄塔巡視路を下り新城側の作業道へ下る。
●作業道への最後の下りはさらに荒れ、雨で濡れているので、設置されているロープを頼りに慎重に下った。以降は作業道を歩くのだが、以前一度草刈りがされてから月日が経つので草も伸び切り、ここもカッパのズボンが役に立つ。
●作業道ではナンバンギセルやシュウブンソウ、キツネノマゴなどの花が咲いていたが、アケボノソウは、まだ咲いているものは見つからなかった。やがて、未舗装の林道に出ると、後はそれを歩くが、雨後なのでサワガニが元気に歩いていた。
●林道は平尾山方面、五葉山方面への分岐を経て五葉城址への分岐から、案内に従って林道を離れて進むと広く伐採された五葉城址に着く。天候はさらに回復し、日も差し始めたので、ベンチでカッパのズボンを脱いだ。
●五葉城址ではマツムシソウやオミナエシ、ワレモコウ、サワシロギクなどの花がよく咲いていたが、展望の方は、奥三河の山々までで、その先の富士山や南アルプスなどは雲に隠れて観ることはできなかった。
●五葉城址で休憩をした後、下山はいつものように林道を下る。林道沿いにも少ないがいろいろな花が咲いており、車止め近くでは、ツルボが咲き始めていて、もうすぐ咲きそうなヒガンバナの花芽も観ることができた。
●お目当てのオオミヤマウズラの花は、思ったとおり咲いているものも多く、見頃を迎えていたが、まだ蕾のものもあったので、まだしばらくは楽しめそうな感じだった。

堰堤から観る五葉湖と五葉山 野鳥の森入口 送電線鉄塔のある広場
五葉山山頂 高城砦跡 平尾山山頂
送電線鉄塔への道は足下が見えない程の草 荒れた作業道への最後の下り 作業道と林道との出合
五葉城址 車止め 五葉湖駐車場
オオミヤマウズラ
オオミヤマウズラ ツリガネニンジン
ナンバンギセル タケニグサ
マツヨイグサ センニンソウ 湖畔道路ではサクラが咲く
ガガイモ アレチヌスビトハギ ヤマハギ
キンミズヒキ イタドリ ヤブツルアズキ
ヤブマオ ヌルデ ササクサ
びっしりと生えたキノコ キハギ フユイチゴ
オトコエシ クサギ シュウブンソウ
マツカゼソウ キツネノマゴ ヤブタバコ
アキノタムラソウ ワレモコウ キキョウ
マツムシソウ コガンピ オミナエシ
シラヤマギク ツルボ イヌザンショウ
ナガバノコウヤボウキ ヤブラン ニラ
イヌコウジュ ヤブハギ サワヒヨドリ
ムカゴイラクサ ヒガンバナの蕾 ハグロトンボ
ニイニイゼミ ツクツクボウシ ウラナミジャノメ
ツマグロヒョウモン キマダラセセリ サワガニ

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