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長者峰、高嶺
パラグライダーが飛ぶ 展望と花の豊富な登りやすい静かな山
2023年9月12日
長者峰A(1,574.2m)、高嶺A(1,599m)
行程 高嶺山登山道入口(7:58)・・・林道終点(8:10)・・・一度目の林道出合(9:06)・・・二度目の林道出合(9:28)・・・三度目の林道出合(9:43)・・・高嶺管理棟(10:03)・・・長者峰(10:08-23)・・・高嶺(10:52-11:11)・・・長者峰(11:47)・・・三度目の林道出合(12:02)・・・二度目の林道出合(12:23)・・・一度目の林道出合(12:43)・・・林道終点(13:19)・・・高嶺山登山道入口(13:26)
山行記
●週間予報では、微妙な感じだったこの日、それでも、曇り予報となったので、出掛けることにした。朝6時に集合場所に集合すると、空には二重の見事な虹を観ることができたのだが、虹が出るということは、天気はやはり微妙な感じだ。
●登山口は道の駅平谷でもいいのだが、平日なのでもう少し先まで車で行ってみる。やはり駐車している車両は無かったので、そこに車を停めて支度をする。登山口付近は既にツリフネソウやツリガネニンジンなどの花がいっぱいでなかなか出発できない。
●とりあえずそれらの花を一通りカメラに収めるとようやく出発だ。まずは沢沿いの林道を緩やかに登っていくが、そこでも、ツリフネソウやダイコンソウ、オトコエシなどいろいろな花が咲きペースは上がらない。
●林道終点からは、傷んでいる上に濡れて滑りやすい不安定な木の橋を渡り山道に取り付く。意外に急な道はひたすら続き、その間で植林帯から自然林に代わる。樹林帯なので花は少ないが、ツルリンドウやヤマジノホトトギスなどを見ることができた。
●やがて舗装道に出るが、登山道はこの先何度も舗装道を横切りながら続く。途中「高嶺のブーナス」と名付けられたブナの巨木をみてさらに進むと、オクモミジハグマやアキノキリンソウなどが観られるようになり、その先で二度目の舗装道に出る。
●登山道の傾斜はしだいに緩くなり、三度目の舗装道出合を過ぎると、これまで葉しか見ることができなかったセンブリの花なども観ることができ、四度目の舗装道出合まで来ると、後はそれを歩いて管理棟のある広場へ進む。
●広場からは、大川入山や恵那山、蛇峠山などの山々を観ることができる。長者峰山頂は、広場から一段上がったところにあり、三角点とガラス張りの休憩舎がある。
●休憩舎で少し休憩をした後、高嶺へ向かう。高嶺へは平坦な未舗装の林道を歩いて行くが、道沿いにはハナイカリやアケボノソウ、ヤマハハコ、アキノキリンソウなど花がいっぱいだ。
●途中ゲートがあり、一般車は通行できないようになっているが、下からワンボックス車が上ってきて、ゲートを開け進んできた。車はすぐ先で人を降ろし、向きを変えて戻ってきた。どうやら、パラグライダー教室の生徒を運んできたようだ。
●メンバーはパラグライダーが飛ぶ時を観てみたかったが、準備に時間がかかりそうだったので、とりあえず高嶺へ向かうことにした。花を楽しみながらシカの足跡のある快適な道を歩いていくと、高嶺の登り口に着く。
●高嶺はそこから急な斜面を直登する道と、回り込んで登っていく道があるのだが、往きは急登を登ることにした。直登する道は思ったよりも急で長く感じたが、それを登り切ると高嶺山頂だ。山頂からは茶臼山などの奥三河の山々を観ることができた。
●そして、先程楽しみにしていたパラグライダーだが、既に飛んでしまったようで、奥三河の山々を背景に気持ち良さそうに飛んでいるのが見えた。
●高嶺からは林道への最後の下りが崩れて下り難くなった迂回道で下り、後は来た道を戻ったが、パラグライダーを観た場所まで来ると、まだ一人が飛んでいなかったようで、一人目が飛んだパラグライダーの絡みを取って準備をしていた。
●今度こそは飛ぶところを観たいと思ってしばらく待っていたが、なかなか準備に時間がかかりそうで、一方ではガスが盛んに上がってきて視界も悪くなってきたので、諦めて先へ進むことにした。
●長者峰からは来た道を戻れば良く、メンバーも皆そうしたのだが、道沿いの花にも興味があったのでメンバーと分かれて途中まで舗装道を下ることにした。途中で、パラグライダーが飛んでいるのが観え、ワンボックス車も下っていった。
●一番下の舗装道出合でメンバーと合流すると、後は一緒に来た道を戻った。全行程、岩や木の根が少なくてよく整備されているので歩きやすく、花も多いのに登る人が少ないのは不思議な感じだった。

集合場所で観た二重の虹 高嶺山登山道入口 林道終点から木の橋を渡って山道に入る
一度目の林道出合 ブナの巨木「高嶺のブーナス」 二度目の林道出合
三度目の林道出合 管理棟のある山頂広場と大川入山 長者峰山頂
高嶺登り口 高嶺山頂 茶臼山を背景に飛ぶパラグライダー
高嶺迂回路は最後が荒れていた シカの足跡が続く 飛ぶのを待つパラグライダー教室参加者
アケボノソウ
アケボノソウ ヤマハハコ
ハナイカリ
センブリ ハナイカリ
カワチブシ ツリガネニンジン アキノキリンソウ
キツリフネ ツリフネソウ ウスイロツリフネ
ヤマジノホトトギス ツルリンドウ イタドリ
フユノハナワラビ ゲンノショウコ ゲンノショウコ
ヤマホタルブクロ ヨツバヒヨドリ コケオトギリ
ニガナ ノコンギク メドハギ
ツヂミザサ ゴマナ オクモミジハグマ
スズカアザミ ナナカマド
タニソバ シロバナニガナ オトギリソウ
ネジバナ ウツボグサ リンドウ
ヒメシロネ コウゾリナ ヤマハギ
シシウド ミミナグサ ヤマニガナ
タニギキョウ アキノウナギツカミ
バライチゴ ナンバンハコベ ダイコンソウ
アカバナ イヌトウバナ コウシンヤマハッカ
オトコエシ ハナタデ ギンリョウソウ
ミヤマタニソバ ヤマキツネノボタン タマアジサイ
シジュウカラ ヒガラ ウラナミシジミ
クロヒカゲ ウラギンヒョウモン ヒオドシチョウ

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