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平尾山、五葉山
正月のようやく秋の花が咲き始めた秋の気配を感じることのできた五葉湖周辺の山々
2023年8月27日
平尾山(28)(464m)、五葉山(44)(338.0m)
行程 五葉湖駐車場(7:33)・・・野鳥の森入口(7:53)・・・レンゲツツジの小径分岐(8:05)・・・送電線鉄塔のある広場(8:17)・・・五葉山分岐(8:27)・・・五葉山(8:51-9:05)・・・五葉城祉、平尾山分岐(9:17)・・・高城砦跡(9:26)・・・平尾山(9:49)・・・送電線鉄塔(10:12)・・・作業路出合(10:20)・・・林道出合(10:51)・・・五葉城祉、平尾山分岐(10:59)・・・五葉城祉(11:05-33)・・・蛇穴分岐(12:02)・・・展望の小径下降点(12:15)・・・車止め(12:32)・・・湖畔道路、五葉城址分岐(12:38)・・・五葉湖駐車場(12:44)
山行記
●昼間は相変わらず猛暑が続くが、朝晩は気温が下がってきて、少しずつ過ごしやすい気候へと変わってきているようだ。そんな中、一月ぶりに五葉湖周辺の山々の様子を観に出かけた。
●まだ数台の車しか停まっていない五葉湖駐車場に車を停めると早速、五葉湖堰堤から湖畔道路を歩いて野鳥の森入口へ向かう。日差しの暑さは変わらないが、一時の朝からの暑さは無く、風もあっていい感じだ。
●花はこれといって無かったが、ガガイモやセンニンソウなどが咲き始めていた。野鳥の森入口からは、舗装された細い急な道を上る。夏は草が繁茂するこの道だが、綺麗に草刈りがされて歩きやすいが、花も無くなっている。
●途中からレンゲツツジの小径に入り、作業道に出るが、その間ではシュウブンソウが咲き始めていた。まだ日が当たらず薄暗い作業道にはキツネノマゴなど以外に花は無いが、これから咲き始めるだろう花の準備は進んでいるようだった。
●送電線鉄塔のある広場から自然観察路の縁を歩き、赤い実の小径を分けると五葉山への急坂が始まる。最近新設された真新しいトラロープを見ながら登っていくと、送電線鉄塔周辺が大きく刈り払われた五葉山山頂に到着する。
●五葉山山頂には三角点があり、送電線鉄塔周辺では、やや送電線鉄塔や送電線が邪魔ではあるが本宮山や宮路山塊など、三河の山々を見渡すことができる。
●五葉山からは市境稜線を歩いて平尾山へ向かう。自然のアップダウンや、土塁、堀切などの人工のアップダウンを越えながら進むと、五葉城址への分岐を経て、短いが急な上りに取り付き、それを登り切ると高城砦だ。
●高城砦から下り、緩急しながら登っていくと、展望地を経て平尾山山頂に着く。平尾山山頂は樹林の中で展望も無く薄暗いが、県境をなす弓張山地の縦走路が貫き、よく歩かれた道が付けられている。
●平尾山山頂からは、滑りやすい急な坂を下り、岩場を過ぎると展望の開ける伐採地に出る。急なうえに足下が悪いので、よそ見している場合ではないが、浜名湖や富幕山、尉ヶ峰などが観え、空気が澄んでいれば富士山も観ることができる所だ。
●ススキなどが伸び足下が見えない伐採地を下り、少し登り返すと送電線鉄塔の下に出る。送電線鉄塔の下も、ススキなどの葉が覆っていて道が見えない程だが、送電線鉄塔巡視路を見つけ、弓張山地縦走路を外れて急坂を下る。
●道は、作業道へ下る最後の部分が増々崩れ、ロープを頼らなければ下れない程だ。なんとか作業道に下り立つと、後はしばらく作業道を歩く。伸びてきた夏草や低木が倒れかかり増々ヤブっぽくなってきた。
●それらをかき分けながら進むが、咲いているのはマツカゼソウやイヌトウバナ、キツネノマゴぐらいで、秋の花が本格的に咲き始めるまでにはまだ時間がかかりそうだ。
●作業道から林道に合流すると、それを歩き五葉城址へ向かう、平尾山と五葉山との分岐を分けるとすぐに五葉城址へ行く道が分かれるので、それを進めば広く木々が刈られた五葉城址に着く。
●五葉城址まで来ると、林道からそれだけを目指す人たちが増える。五葉城址ではキキョウやオミナエシ、ミカワマツムシソウ、ワレモコウなどの秋の花が咲き始めていた。また、ここは展望のいいところだが、この日も富士山を観ることはできなかった。
●五葉城址でしばらく過ごした後、いつものように林道を歩いて下ることにした。林道沿いの秋の花もまだまだで、これからに期待だ。先日の大雨で土砂が流れ出した箇所はまだ完全復旧していなかった。

五葉湖駐車場 堰堤から観る五葉湖と五葉山 野鳥の森入口
五葉山山頂 五葉山山頂から観る東三河の山々 高城砦跡
平尾山山頂 平尾山直下の伐採地から観る浜名湖方面 荒れた作業道への最後の下り
五葉城址直下の林道から見る平尾山 先日の大雨で土砂が流れ出した箇所 湖畔道路出合
ヒメムカシヨモギ オオニシキソウ マツヨイグサ
ガガイモ センニンソウ ヤマノイモ
アオツヅラフジ アオツヅラフジの実 イタドリ
シュウブンソウ サジガンクビソウ ナガバノコウヤボウキ
ヤブハギ オトコエシ ヤブマオ
フユイチゴ クサギ マツカゼソウ
キツネノマゴ イヌトウバナ ヤマハギ
アキノタムラソウ シラヤマギク キキョウ
ミカワマツムシソウ ワレモコウ オミナエシ
サンショウ オトギリソウ ガンクビソウ
キンミズヒキ アキカラマツ ミツバアケビ
アブラゼミ ヒメアカネ カナブン
モンキアゲハ ダイミョウセセリ フクラスズメ(蛾)の幼虫

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