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茶臼山
正月の秋の花まではもう一息のサンパチェンスを展望する愛知県最高峰
2023年8月20日
茶臼山(43)(1,415.8m)
行程 小鳥茶屋駐車場(8:50)・・・自然観察路入口(8:54)・・・キャンプ場(9:10)・・・カエル館(9:33)・・・東側登山ルート入口(9:44)・・・雷岩(10:01)・・・茶臼山(10:12-29)・・・森の広場(10:55)・・・樅の丘(11:02-13)・・・野外活動センター、国民休暇村分岐(11:17)・・・国民休暇村(11:23)・・・小鳥茶屋駐車場(11:54)
山行記
●この日は同級生を中心とした山なのだが、真夏の低山は行く場所に困る。それでも、メンバーからの希望もあり、茶臼山を、苔むす長野県側から歩き、東登山口から登るコースを歩くことにした。
●世間ではお盆休み最終日ということもあり、この時間車が多いが、長野県側へ向かう車は少なく、小鳥茶屋駐車場に停まっている車は居なかった。車を降りると、日陰は涼しい感じで、着実に季節が進んでいることを感じた。
●駐車場から歩道を歩き、車が行き交う車道を渡って自然観察路入口へ進む。自然観察路入口は、すっかりササに覆われ、それをかき分けながら進む。やはり地面や木道は湿っていて滑りやすいので慎重に歩かなければならない。
●苔むす巨樹の森を歩き、最後は猛烈なササヤブの階段を登ると舗装道に出る。ここからは、花を探して茶臼湖を回りキャンプ場内を歩く。この時期まだ花は少なく、カワチブシも一部気の早いものが咲いていたが、アケボノソウなどまだ蕾は小さかった。
●カエル館に着くと、館長が、カエル館周辺にツルニンジンやエンシュウツリフネソウが咲いているのを教えてくれた。この辺りには外にもタマアジサイやタニタデ、ミヤマタニソバ、キンミズヒキなども咲いていた。
●カエル館から樹林の中の薄暗い緩やかな道を登っていくと、再び舗装道に出会うが、そこが茶臼山の東側登山ルート入口で、そこからようやく山道らしい急な登りが始まる。天狗岩や雷岩などを見ながら登っていくと茶臼山の山頂の一角に着く。
●そこはかつて鉄製の展望台があった跡で、そこから平坦な道を進めば展望台のある茶臼山山頂だ。展望台に上ってみると、遠くの山は観ることができなかったが、奥三河の山々や、植栽されたサンパチェンスの咲く萩太郎山を観ることができた。
●賑わう茶臼山山頂からは西側登山ルート方面へ下る。歩き難い壊れた木の階段の急坂を下り、長野県側へのルートを分け、そのすぐ先の自由の広場方面への分岐から森の広場方面へ下る。最初の段差の大きい階段の端を何とかこなし下っていく。
●その後も幾つか分岐を経て、最後は野外活動センター方面と森の広場方面との分岐から森の広場方面へ下っていく。最初の日当たりのいい場所ではナンバンハコベやイヌトウバナ、ゲンノショウコなどを見ることができた。
●樹林帯に入り、石が多く歩き難い緩やかな斜面を下っていくと森の広場に着く。ネットで囲われたところでは、期待したエンシュウツリフネソウの花は観ることができず、トチバニンジンの花も既に終わっていた。
●森の広場から樅の丘の東屋で少し休憩をした後、国民休暇村方面へ下り、歩道を歩いて車を置いた小鳥茶屋へ向かう。途中、茶臼山牧場の奥で牛が見えたと思っていたのだが、帰ってから写真を見直すと、20頭近くのシカの群れだったのには驚いた。

自然観察路入口 茶臼湖と茶臼山 茶臼山東側登山ルート入口
雷岩 茶臼山山頂 茶臼山から観る萩太郎山のサンパチェンス
野外活動センター、森の広場分岐 森の広場 樅の丘の休憩舎越しに観る茶臼山
樅の丘から観る萩太郎山のサンパチェンス 国民休暇村本館 小鳥茶屋駐車場に戻る
エンシュウツリフネソウ カワチブシ タマアジサイ
ツルニンジン ミゾホウズキ イヌトウバナ
ナンバンハコベ オトギリソウ アカバナ
キンミズヒキ ヤマキツネノボタン ヤマニガナ
ツリフネソウ シシウド アキノタムラソウ
クサギ ヤマホタルブクロ ゲンノショウコ
イタドリ ヌルデ ダイコンソウ
ネジバナ
ヌルデに集まるツマグロヒョウモン 茶臼山牧場の奥で寛ぐニホンジカの群

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