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大栗山、月ヶ平
正月のオオキツネノカミソリ だけじゃない! ミヤマウズラなど貴重な花が咲く大栗山周辺
2023年8月18日
大栗山K(915m)、月ヶ平F(938.1m)
行程 駐車場(7:34)・・・オオキツネノカミソリ登山口(7:34)・・・林道(8:00)・・・オオキツネノカミソリ群生地(8:08)・・・大栗山分岐(8:40)・・・大栗山(8:43)・・・札場峠(9:00)・・・月ヶ平(9:19-28)・・・林道(9:42)・・・札場峠(10:00)・・・駐車場(11:15)
山行記
●今年もオオキツネノカミソリを観ようと機会をうかがっていたが、そろそろというときに台風7号が日本列島を横断し、一番いい時季を外してしまったようだ。それでも、まだ観ることはできるだろうと、この日行ってみることにした。
●平日なのだが、世間はまだお盆休みの会社が多いのか、毎日休みの人が多いのか、朝7時半なのだが、既にメインの駐車場は満車で、少し先に道幅が広くなった場所があったのでそこに車を停めることにした。
●大きな看板のあるオオキツネノカミソリ登山口から沢沿いの道を緩やかに登っていく。このところの雨で、地面は雨水を多くため込んでおり、ぬかるんだ箇所が多い。それでも、多くの人が訪れるようになったおかげなのか、道は歩きやすくなっている。
●道沿いにはあまり花は観られず、タニタデやミヤマタニソバなどがひっそりと咲いているぐらいだった。作業道に出ると、それを横断して、いよいよオオキツネノカミソリ群生地へ向けて登っていく。
●少し進むと行く手にオレンジ色の斜面が見えてきた。どうやらまだ見頃は続いているようだ。作業小屋まで進むと、斜面はいい感じにオレンジ色に染まっているが、例年と比べると、時季を外したからなのかやや疎らなような感じだ。
●それでも多くの人がカメラを持って各所で撮影をしていた。こちらも、画になるポイントを探してしばらく写真撮影を続けた後、獣除けフェンスの出入口を開け閉めして大栗山へ向かう。
●少し登れば大栗山山頂の表示が現れるが、いつも言うように、そこはピークではない。大栗山からは、案内に従って緩やかなアップダウンをしながら城山方面へ進む。いつの間にか要所要所の指導標も多くなり、迷うことは無い。
●最後に急な坂を下ると、林道の三差路になる札場峠だ。札場峠からは城山方面へ山道を登る。最初は急な坂もすぐに緩やかになり、後は月ヶ平へ向けて徐々に登っていく。林内にはカエンダケがニョキニョキと生えている。
●やがて急坂を登り詰めると月ヶ平山頂だ。月ヶ平山頂は三角点があるが、記念写真も撮れない程狭く展望も無い。月ヶ平山頂から急な坂を下り、小さなピークを越えると林道に出るが、それを左に行くと城ヶ山、右に行くとすぐに舗装された林道に出る。
●後は舗装された林道を右にしばらく歩けばけば札場峠に至る。この日は天気が良く舗装道歩きは暑いかと思っていたが、日陰を選べば以外に涼しく、暑い中にも少し季節が進んでいることを実感した。
●道沿いには、これまでの年と比べて花が少ないような気がしたが、気候の変化に伴うものなのか、時季的なものなのかはよくわからない。それでも、ミヤマウズラやイチヤクソウの花後なども観ることができた。
●札場峠からはオオキツネノカミソリ登山口へ続く林道を歩く。ここにも先の大雨の影響か、斜面が崩れ土砂が流出した跡や、舗装道の陥没なども見られた。やがて県道に出ると、車へ戻って帰路に就いた。
●今年も、オオキツネノカミソリの外に期待していたミヤマウズラやアオフタバランなどは各所で観ることができたが、昨年偶然見かけたハクウンランは、残念ながら今回は見つけることはできなかった。

オオキツネノカミソリ登山口 作業道からオオキツネノカミソリ群生地へ 作業小屋付近から観るオオキツネノカミソリ
オオキツネノカミソリ群生地 大栗山入口 大栗山山頂
札場峠 月ヶ平山頂 林道出合
オオキツネノカミソリ
ミヤマウズラ
カエンダケ
アオフタバラン マツカゼソウ
ミゾホウズキ ダイコンソウ オトギリソウ
シコクママコナ クサアジサイ ミズヒキ
ミヤマタニソバ タニタデ イチヤクソウの花後
マタタビの実 マルミノヤマゴボウの実 キンミズヒキ
アキノタムラソウ ヤブハギ ゲンノショウコ

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