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鉛山
前月の大雨で少なからず被害を受け 訪れる人の少ない名瀑と静かな山
2023年7月22日
鉛山D(461.7m)
行程 :阿寺の七滝駐車場(7:38)・・・東海自然歩道分岐(7:56)・・・猿滝分岐(8:06)・・・林道分岐(8:12)・・・鉛山峠(8:27-31)・・・鉛山(8:50-9:01)・・・鉛山峠(9:18)・・・林道分岐(9:35)・・・猿滝分岐(9:40)・・・猿滝(9:42)・・・猿滝分岐(9:43)・・・東海自然歩道分岐(9:53)・・・阿寺の七滝(9:59-10:13)・・・阿寺の七滝駐車場(10:43)
山行記
●この日、既に笠山へ出掛けたところだが、自宅に戻ってもまだ6時代で、それではと、阿寺の七滝へイワタバコを見に行くことにした。それでも近道の県道442号線は先月の大雨で阿寺の七滝の直前の道路の崩落で現在なおも通行止めになっている。
●そのため遠回りだが県道505号線経由で阿寺の七滝の駐車場へ行くことにした。阿寺の七滝駐車場はまだ朝早いためか道路の通行止めのためか、家族連れなどで賑わうはずの夏休み最初の土日なのだが、駐車場には一台車が停まっているだけだった。
●支度を済ませて阿寺の七滝方面へ進もうとしたが、入口に「崩落のため通行できません」の看板が建てられ、トイレも使用できない状態だ。それでも行ける所まで行ってみようと舗装道を登っていく。
●舗装道は、このところあまり人が歩いていないようで路面のコケが青々としている。道沿いの岩場ではイワタバコの葉が目立ち、花も咲き始めているようだ。この時間谷沿いはまだ光が回らず暗いので、花の写真は帰路に撮ろうと、とりあえず進んでいく。
●舗装道は多少大雨の痕跡は観られたが、それほど大きなダメージも見当たらないまま、東海自然歩道分岐に着く。阿寺の七滝方面はトラ柵に「通行注意」の張り紙がされていたが、まずは反対側の鉛山方面へ続く東海自然歩道を進む。
●橋で沢を渡りコンクリートの飛び石をして沢沿いの道を歩いていく。途中猿滝への分岐を過ぎるとすぐに未舗装の林道に出る。そこからしばらくコケや短い草で覆われた青々とした林道を緩やかに登っていく。
●その先で山道との分岐が現れるが、どちらを進んでもその先で未舗装林道と合流する。そこが林道が分岐する鉛山峠で、鉛山への登山口でもある。鉛山へは急な滑りやすい急坂を登って取り付くが、その後も低木の枝がうるさい道を登っていく。
●山頂かと思わせる小さなニセピークを幾つか超えると鉛山山頂に着く。鉛山山頂には三角点があり、最近よく見る山名のプレートが幾つか木の枝に架かっているが、狭く樹林に囲まれているので展望は無い。
●鉛山山頂で少し過ごした後、来た道を戻り、往きにスルーした猿滝に寄り、東海自然歩道分岐から今度は200m先の阿寺の七滝へ向かう。通行注意の表示のとおり、途中倒木があったが、特に危険なものでは無く阿寺の七滝まで着くことができた。
●道路の通行止めや入口の看板の効果で夏休み最初の土日だというのに一人の人もいない阿寺の七滝は新鮮だ。雨がしばらく降っていないためか水量は少なめだが、やはり見ごたえのある名瀑だ。
●阿寺の七滝をしばらく独り占めした後、車を置いた阿寺の七滝駐車場へ戻るが、ようやく登ってくる人たちとすれ違った。駐車場へ戻ると、ホウライジユリを観に、来た道から県道442号線を阿寺の七滝駐車場手前の通行止め箇所まで戻った。
●思ったとおり、ホウライジユリは満開状態で、県道の擁壁沿いに無数に咲いており見事だった。地元の人の話だと、ここはイノシシが届かない場所なのでなんとか残っているが、これだけ咲いているのはもうここぐらいしかないということだった。

阿寺の七滝入口 東海自然歩道分岐 林道出合
緑に覆われた未舗装の林道を進む 鉛山の登山口となる鉛山峠 展望が無く静かな鉛山山頂
猿滝へ入口の木橋は老化が激しく危険だ 水量の少ない猿滝 倒木だが特に通行困難ということではない
阿寺の七滝も水量は少なめ 沢には魚が多い ダイコンソウ
イワタバコ
ベニシュスラン
ベニシュスラン ハエドクソウ
ツチアケビ
アキノタムラソウ ミズヒキ ギンミズヒキ
リョウブ キツネノボタン タマアジサイ
ホウライジユリ(ヤマユリ)

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