金山、雨生山 | ||
正月の梅雨の晴れ間に暑さを覚悟して歩いた誰とも出会わなかった比丘尼と県境稜線 | ||
日 | 2023年7月4日 | |
山 | 金山(121)(423.4m)、雨生山(111)(313m) | |
行程 | 比丘尼駐車場(7:18)・・・東屋(7:37)・・・比丘尼城址(7:49)・・・愛の鐘(7:52)・・・林道出合(8:14)・・・金山(8:37-45)・・・新城方面下降点(9:23)・・・雨生山(9:44-53)・・・雨生山反射板(10:11)・・・林道出合(10:35)・・・鉄塔入口(11:03)・・・おすすめの小径西登山口(11:23)・・・比丘尼駐車場(11:31) | |
山行記 | ●梅雨の最中だが、この日も晴れの予報だったので、暑さを覚悟で出かけることにした。暑さ対策で、朝いつもより少し早く出て、団扇も今シーズン初めての登場だ。一台の車も停まっていない比丘尼駐車場の日陰になりそうなところに駐車して歩き始める。 ●おすすめの小径入口からコマツナギやノアザミ、ネジバナなどが咲いていて、冴え先がいいと思ったが、このところ雨が多いためか、濡れたササが登山道に覆い被さり、たちまちズボンはびしょびしょで、ササが多くて外の花を見つけることができない。 ●ストックでササに付いた雨や蜘蛛の巣を払いながらの前進で、なんとか東屋まで着くが、晴れの予報に反して雲が厚く遠くも霞んでいて、本宮山も霞んでいる。 ●以降も、濡れたササや蜘蛛の巣と闘いながら比丘尼城址、愛の鐘を過ぎ、おすすめの小径と岐れて金山を目指すが、ササはさらに強力になる。それに加えて足下の滑りやすい岩場を抜けると樹林帯に入り、ササも一段落だ。 ●いつの間にか倒木が増えている樹林帯の中の道を登っていくと、やがて林道に飛び出すが、そこからが金山への登りが始まる。不規則に折り返しながらひたすら登っていくと金山山頂に到着だ。 ●金山山頂一帯に張られた揃いテープの意味は依然よくわからないが、少し休憩した後雨生山を目指して県境稜線を進む。やはり、倒木とまではいかないが、傾いた木が多いのは、やはり先月の大雨の影響なのだろうか。 ●県境稜線を歩いていると天候は回復してきて、青空も見えるようになってきたので、日光を遮るものの無い裸地に出るのが怖くなってきた。裸地は覚悟してきたとおりで、風も無いのでとにかく暑い。 ●ここまでの樹林帯でも湿度が高く蒸し暑かったのだが、それに日差しが加わって、日傘を差して歩きたいぐらいだ。裸地はこれといった花も無かった。裸地から新城方面下降点を過ぎ、展望ピークに着くと風が吹いていて意外と過ごしやすい。 ●展望ピークから一旦下って雨生山へ登り返すが、風が吹く所と無い所では暑さの感じ方が大きく違う。やがて、広く草が刈られた雨生山山頂に着くが、日陰があまり無く、ゆっくりと休憩していられない。 ●雨生山からは展望ピークまで戻り、雨生山反射板経由で新城方面下降点からの道に出るのだが、その間もササが頑固に茂っていて大変だった。新城側への下り坂は、オオバギボウシがよくしていたが、しっかり濡れているので慎重に下った。 ●やがて、林道に出るとそれを少し歩くのだが、暑いので木陰を選んで歩く。道沿いではノアザミやウツボグサなどが咲いており、湿原の辺りではモウセンゴケやカキランなどが咲いていた。 ●林道から送電線鉄塔監視路を通っておすすめの小径へ戻るが、その間のササも背丈以上に伸びていて、足下が見えないのでなかなか大変だった。おすすめの小径に出るとそれを歩いて西登山口へ下るが、最後の下りもよく濡れていて大変だった。 ●西登山口へ下ると農道を歩いて車を停めた比丘尼駐車場へ戻るのだが、天候が回復し、日差しの強い中少ない日影を頼りに歩いていく。結局この日は平日ということもあるが、外の登山者に会うことは無かった。 |
緑濃い比丘尼駐車場 | ササが茂るおすすめの小径分岐 | 林道出合 |
謎の白いテープが張られた金山山頂 | 雨生山山頂 | 雨生山反射板 |
西登山口へ下る | メジロ | カワラヒワ |
ツマグロヒョウモン | ツマグロヒョウモン | ジャノメチョウ |
サワガニ | モウセンゴケ | |
オオバギボウシ | ||
オオバノトンボソウ | カキラン | |
コマツナギ | ネム | シモツケ |
コガンピ | ソクシンラン | オカトラノオ |
キハギ | アキノタムラソウ | ヤマハギ |
オニドコロ | リョウブ | ノアザミ |
ヒメヤブラン | チゴザサ | サワシロギク |
ウツボグサ | ダイコンソウ | ユウスゲ |
キツネノボタン | ヤマニガナ | ネジバナ |