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御堂山、砥神山
正月の先月の大雨で想像以上に荒れていたタシロランが咲く梅雨の合間のとよおか湖とその周囲の山々
2023年7月2日
御堂山P(464m)、砥神山Q(338.0m)、原山M(161m)
行程 とよおか湖公園駐車場(6:29)・・・とがみ山登山口(6:47)・・・あさやけコース駐車場(7:12)・・・登山口(7:19)・・・原山(7:32)・・・あさやけコース合流点(7:49)・・・望景台(7:52)・・・砥神山分岐(7:57)・・・砥神山東峰(8:02)・・・砥神山西峰(8:12)・・・砥神山東峰・西峰分岐(8:18)・・・管理事務所分岐(8:30)・・・作業道(10:18)・・・潮見展望台(8:48-55)・・・ゆうひの丘(8:57)・・・さがらの森駐車場(9:07)・・・御堂山登山口(9:09)・・・御堂山(9:28-43)・・・御堂山登山口(10:00)・・・とよおか湖畔道路分岐(10:51)・・・とよおか湖堰堤(11:00)・・・とよおか湖公園駐車場(11:15)
山行記
●この日も梅雨の晴れ間になるということなので、山へ行くことにしたのだが、今年一番の暑さになるという。それでも、しばらく行っていないさがみの森の様子が見たくなったので、まだ涼しさの残る早朝に出発することにした。
●いつものようにとよおか湖公園駐車場に車を停めるが、既に山登りの人が車を停めて準備をしており、こちらとほぼ同時に出発することとなった。まずは林道を歩いて砥神山のあさやけコース登山口へ向かう。
●前日よく降った雨は未明まで降り続いたため、道は濡れていて滑りやすい。そして、砥神山山登山口を過ぎた辺りの分岐で、あさやけコース登山口方面が車止めされていたが、人は通ることができるのではないかと思いそのまま進むことにした。
●それでも、道への小さな土石の流入の跡は見られるものの、通行止めとなるような道路の損壊は見られなかった。ところが、あさやけコース駐車場の所に重機が置いたままになり、車が通れない状態だった。
●先月の大雨で駐車場から登山口へ向かう未舗装道に大量の雨水が流れ、道の土砂が下の舗装道に流れ出たようだ。未舗装道を登っていくと、雨水で深く削られた道が土のうで応急補修されていて痛々しかった。
●獣除けのフェンスの出入口を開け閉めしてさらに登っていくとバイオトイレのあるあさやけコース登山口に着く。まずは原山へ登るため案内に従って緩やかに登っていくが、このところあまり登られていないのか路面の苔が青々としていた。
●砥神山と原山の分岐にある獣除けのフェンスの出入口を開け閉めして原山方面へ進む。樹林の中、ミズヒキやギンミズヒキの花、ジャノヒゲの蕾など、小さくて写真で撮るには苦労する花々を観ながらアップダウンして進んでいくと原山山頂に着く。
●朝はまだ雲の多かった空も、急速に天候が回復し、山頂からは雨後ならではのくっきりとした三河湾や蒲郡市三谷の街などの眺めが広がっており、新型コロナウイルス感染症が落ち着き、便数も増えた新幹線が頻繁に行き来していた。
●原山からは、先程の獣除けのフェンスの出入口まで戻り、今度は砥神山方面へ進む。道はやがてあさやけコースと合流し、さらに急な登りを登っていくと、砥神山東峰への登り口が現れる。そこから案内に従って登っていくと砥神山東峰山頂に到着する。
●砥神山東峰には役行者が祀られ、三河湾や渥美半島、蒲郡の街などの展望が広がる。東峰から一旦下り、さがらの森方面への分岐を見送り登っていくと砥神山西峰山頂に到着だ。西峰からも東峰に負けない展望が広がる。
●砥神山西峰からは先程の分岐まで戻り、今度はさがらの森方面へ下る。すぐに、あさやけコースと合流し、そこから徐々に登っていくと管理事務所分岐に出るので、そちらへ進んでいくと山腹道を歩くようになる。
●道に被さる雨粒の残る草が当たるのでズボンが濡れるが気になる程ではない。この山腹道も、一箇所大きく崩れた箇所があり、道が狭くなっていた。
●最後に階段を上ると作業道に出るので、一旦その作業道を戻って道沿いの花も確認することにする。作業道も先月の大雨のためか、深い穴の開いた箇所が何箇所かあり、そこへ誤って落ちないように木の枝が被せてあった。
●作業道を戻ると、次は潮見展望台へ寄っていく。ここも展望が開ける所だが、これまでもこれからも三河湾や蒲郡市街が良く見える所が多いので特に新鮮な感じではない。潮見展望台のテーブルや椅子にはヤマモモの実が沢山落ちていた。
●潮見展望台からは、せっかくなのでゆうひの丘に寄り、蒲郡市街を見た後、今度はあさやけコースを歩いてさがらの森駐車場へ向かい、駐車場からは舗装道を下って御堂山登山口のある広場に出る。
●そこから始まる、下るはずの林道が土砂崩れのため通行止め通行止めになっているのが気になったが、とりあえず御堂山へ向かう。急なコンクリート舗装の急坂と、数箇所のコンクリートの階段を登っていき、最後の急な石の階段を上ると御堂山山頂だ。
●山頂の三角点は、そこより少し五井山への縦走路を登ったところにあり、丹野城址の立派な石碑が建っている。しかし、そこは樹林の中で展望が無いので、その一段下で三河湾や豊川市街などの展望を楽しみながら休憩をする。
●御堂山で少し過ごした後下山にかかる。下りはコンクリートの急坂が雨でよく濡れていて滑りやすいので慎重に下った。登山口まで下ると、通行止めだったとよおか湖までの林道を下っていいのかを考えてみた。
●それでも、車は無理でも歩きならなんとかなるだろうし、完全に通ることができないのならも戻ればいいと思い、予定通り、とよおか湖へ至る林道曲がり田線を下ることにした。
●車止めを越えてすぐに倒木があって、既に車の通行はできないが、これだけということは無いと思いさらに下っていくと、やはり道を塞ぐ土砂崩れがあったので、これのことかと思って通過した。
●ところが、その後も土砂崩れや倒木の箇所が相次いで現れ、ついには道路が数十センチ残して崩落していた箇所もあり、これでは素人目に見ても復旧までにどのくらいの日数と費用ががかかる想像ができない。
●それでも、自転車で登ってくる人や、歩いて登ってくる何組かの人達に出会った。最後の湖畔道路との合流点近くでも、倒木と道路上に流れる水で通行するのが大変な箇所があった。
●湖畔道路に出てそこを右へ歩いていくと、とよおか湖の堰堤が見えてくる。今回は展望台になっている建屋の屋上に上ってみたが、特別展望がいいわけでもないので、すぐに下り、堰堤を歩いて対岸に渡ると、車を置いたとよおか湖公園駐車場まで戻った。
●この日はこの夏最高気温を記録するということだったが、コースがほとんど樹林帯や日陰のある箇所が多く、早朝から歩いたおかげで、それ程暑さは気にならなかったが、帰路の車の外気温計は33度を表示していた。

とよおか湖公園駐車場 とがみ山登山口 あさやけコース方面は通行止め
あさやけコース駐車場は復旧工事中 深く削られ土のうで応急処置されていた林道 あさやけコース登山口
原山へ向かう道は苔むしていた 原山山頂 砥神山山分岐
役行者が祀られる砥神山東峰山頂 砥神山西峰山頂 崩れた山腹道
大穴が開き木が被せられた作業道 塩潮見展望台 塩潮見展望台から見るラグーナ蒲郡
ゆうひの丘から見る蒲郡市街 御堂山登山口 御堂山山頂
御堂山山頂から観る豊川市街 通行止め林道曲がり田線を下る 大岩も崩れ落ちていた
林道曲がり田線の崩落個所 とよおか湖畔道路合流点手前にも倒木 とよおか湖も排水されていた
タシロラン
ヤブガラシ イヌビワ カラスウリ
ノアザミ ヤブミョウガ アオツヅラフジ
ヤブコウジ ギンミズヒキ ネジキ
アカメガシワ ジャノヒゲ オカトラノオ
タチドコロ ミツバ ハエドクソウ
キハギ ミズヒキ ムラサキニガナ
ヤブハギ 空になったエゴノネコアシとエゴの実 ママコノシリヌグイ
ヨウシュヤマゴボウ ツバメ キジバト

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