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天狗棚、井山
地上とは違い涼しさを感じることができた標高1000mの山歩き
2023年6月25日
天狗棚(30)(1,240m)、井山J(1,195m)
行程 面ノ木第三園地(8:19)・・・天狗の広場(8:37)・・・天狗棚展望台(8:43-48)・・・面ノ木第一園地下降点(9:06)・・・天狗棚(9:10-41)・・・面ノ木第一園地下降点(9:17)・・・面ノ木第一園地(9:32)・・・井山(10:03-12)・・・面ノ木第一園地(10:43)・・・天狗棚、展望台分岐(10:51)・・・天狗棚展望台(11:09-15)・・・作業道出合(11:27)・・・木地師屋敷跡下降点(11:40)・・・木地師屋敷跡(11:45-59)・・・面ノ木第三園地(12:18)
山行記
●梅雨空が続き、この日も雨は降りそうにないのだが、じめじめとして気温も上がりそうな予報なので、少し標高の高い所として天狗棚へ行くことにした。今年の春は遠征が多く、ここを訪れるのは実に5箇月ぶりになる。
●登山口の面ノ木第三園地に着くが、これまでの大雨の影響で地面は水分を多く含んでいる感じだ。早速支度をして歩き始めるが、雲が厚いので薄暗い。花はコナスビやギンリョウソウなどが観られるぐらいだ。
●急な坂を登ると鳥居のある天狗の広場に着き、さらに進むと、名物の金属製の急な階段が目の前に立ち塞がる。それを登り切ると天狗棚展望台に出る。展望台周辺では、ヤマボウシやコアジサイ、ネジキなどの花を観ることができた。
●この日は、奥三河の山々や山里は展望できたが、雲が多く、南アルプスや富士山などはもちろん、近くの蛇垰山や大川入山なども観ることができなかった。それでも、帰りに寄った時には蛇峠山などは観ることができた。
●天狗棚展望台からは天狗棚へ向かう。美しいブナ林の中を進むと面ノ木第一園地への下降点が現れ、そこから木の階段の緩やかな上り坂を登り切ると天狗棚山頂だ。山頂付近のバイケイソウは、花芽は観ることができたが葉の傷みが痛々しかった。
●天狗棚山頂からは先程の下降点まで戻り、面ノ木第一園地へ下る。この日は午前中弱い気圧の谷が通過するということで、どんよりと曇っているので、晴れでは暑くて歩きたくない井山へも寄っていくことにした。
●面ノ木第一園地から県道を渡り、車止めを抜けて舗装道を登っていく。道沿いではウツギやコアジサイ、エゴノキ、サルナシなどの木の花が目立つ。少し歩くと周囲が開け、大きな発電用の風車群が見えてくるが、風が無いのでほとんど回っていなかった。
●さらに登っていくと、なだらかな草原の先のピークが井山山頂だ。山頂からは天狗棚や1200m高地、碁盤石山などを見ることができたが、南アルプスや恵那山などは観ることができなかった。井山山頂で休憩した後下山にかかる。
●下山は来た道を戻るが、曇り空の原因だった気圧の谷も徐々に通過し、晴れ間も出てきた。面ノ木第一園地まで戻ると天狗棚方面へ登り返し、途中の天狗棚と天狗棚展望台との分岐から天狗棚展望台方面へ山腹道を進む。
●いつもは花の多いこの辺りも、この時期これといった花は無く。天狗棚展望台からは天狗の広場まで戻り、そこから面ノ木園地方面へ下っていく。作業道に出ると、それを歩いて面ノ木ビジターセンター方面へ進むが、レンゲツツジは既に終わっていた。
●日曜日といいうこともあり、ライダーなどで賑わう面ノ木ビジターセンターからは、木地師屋敷跡へ下る。途中クモキリソウを発見した外は、湿原でアギスミレを観ることができたぐらいで、こんな花の無い木地師屋敷跡は珍しい。
●木地師屋敷跡からは緩やかに上る林道を歩いて、車を置いた面ノ木第三園地の駐車場へ向かうが、コアジサイやサワギクなどが薄暗い道沿いでひっそりと咲いていた。

面ノ木第三園地の登山口 天狗棚展望台への急な階段 ガスで展望が今一つの天狗棚展望台
天狗棚山頂 面ノ木第一園地下降点 井山山頂
面ノ木第一園地駐車場 天狗棚、天狗棚展望台分岐 茶臼山高原道路の面ノ木駐車場
コナスビ ギンリョウソウ ネジキ
エゴ タツナミソウ バイケイソウの蕾
ウツギ ツルアジサイ サルナシ
コアジサイ ジシバリ ニガナ
スイカズラ ムラサキサギゴケ ノイバラ
ミミナグサ ヒメレンゲ 植栽のサツキ
コテングクワガタ イヌトウバナ ササユリ
ヤマボウシ クモキリソウ クリンソウ
アギスミレ サワギク クルマムグラ
エゾハルゼミ ホオジロ シオカラトンボ

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