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衣笠山、滝頭山
正月の梅雨の合間の晴れ間に歩いた本格的な夏が始まった田原アルプス
2023年6月16日
衣笠山(111)(278.4m)、滝頭山(89)(256.4m)、不動岳(89)(200.7m)、赤松山(88)(193m)、中西山(88)(260.5m)
行程 滝頭公園駐車場(7:16)・・・衣笠自然歩道入口(7:30)・・・藤七原湿地入口(7:51)・・・未舗装林道終点(8:24-36)・・・衣笠山(8:52-57)・・・桟敷岩(9:04)・・・桟敷岩新道・直登コース分岐(9:13)・・・東屋(9:24)・・・仁崎峠(9:36-43)・・・滝頭山(10:02-09)・・・中西山(10:13)・・・長興寺分岐(10:15)・・・荒れた林道(10:22)・・・三ツ俣(10:34)・・・迷子尾根ノ頭(10:41)・・・不動岳(10:49)・・・赤松山(10:57)・・・扇原(11:03)・・・クチナシの道入口(11:22)・・・滝頭公園駐車場(11:24)
山行記
●梅雨の晴れ間は貴重だ。この日も晴れるというので、休暇を取って山へ行くことにした。この時期は特にどんな花が咲いているということでもないが、訪れたことの無い時季に登って、思わぬ発見があるということもある。
●平日なのでいつもよりやや早めに豊川を出て、想定内の通勤時間帯の混雑に巻き込まれながら、想定内の時間に滝頭公園駐車場に着いた。滝頭公園駐車場には既に地元の人たちが車を停め、ウォーキングを楽しんでいた。
●梅雨の晴れ間は概して日差しが強く湿度も高いという感じだが、この日は、日差しは強いが風は涼しく、Tシャツで日陰に居ると寒い程だ。この日も藤七原湿地まで歩道を歩くが、風で揺れる花を撮るのは大変だ。
●藤七原湿地ではカキランがよく咲きいい感じだが、「まむし注意!」の看板が気になってしまう。藤七原湿地からは衣笠山方面へ進む。途中、野草衣笠団地では、終わりかけのユキノシタなどが残り、モミジガサの花の蕾が膨らんでいた。
●未舗装の林道に出ると、この日はいつもの殿様新道ではなく松尾岩コースから衣笠山へ登ることにして、林道終点まで進む。季節は夏を迎え、緑も濃くなり、強い日差しと木陰のコントラストが激しく、木陰はより見にくくなっている。
●林道終点は、ジョギングコースが通り、松尾岩コースもここから始まる。暗く急な道を登り始めるとすぐに松尾岩が現れ、それを回り込んでさらに登っていくと、以前整備された木の階段が現れるはずなのだが、すっかり朽ちてしまい今は見る影も無い。
●やがて、殿様新道と合流して展望台のある衣笠山山頂に到着する。山頂周辺の木々もすっかり伸びて、展望台が無ければ展望は得られない状態だ。晴天なのでやや期待していた富士山の展望は、雲が邪魔して得られなかった。
●衣笠山山頂からは桟敷岩新道を下るが、これまでの雨でよく湿った土が滑りやすくなっているので慎重に下る。桟敷岩新道は直登コースと合流した後広い防火帯を進む。花後に成長したウラシマソウの葉の下にはまだ熟していない実を観ることができた。
●広い道はジョギングコースと合流しさらに続く。道沿いにはササユリがひと固まり咲いている外、咲き始めたムラサキシキブなどを見ることができたが、これから咲くウバユリはまだ花芽が見えるようになったばかりだった。
●仁崎峠からは、いつもの急登を登って滝頭山山頂を目指す。暗い滝頭山山頂に着くと、少し休憩をして長興寺自然歩道を進む。中西山山頂を越えた先の分岐で長興寺自然歩道を離れて荒れた林道へ下る。コクランはまだ花を付け始めたところだった。
●荒れた林道から三ツ俣、迷子尾根の頭を経て不動岳を目指すが、その間これといった花は観ることができなかった。不動岳山頂からは再び広い道を進むが、例年よく観るササユリはほとんど見ることができなかった。
赤松山山頂を越えて扇原からクチナシの道を下る。この辺りもササユリが多いところだが、ほとんど観ることができず、心配になる程だ。クチナシの道の登り口まで下りると、平日で閑散とした滝頭公園の駐車場まで戻った。

滝頭公園駐車場と滝頭山 藤七原湿地近くの池と衣笠山 藤七原湿地入口
未舗装林道出合 松尾岩コース登り口 衣笠山山頂
衣笠山山頂から見る蔵王山と三河湾 桟敷岩新道、直登コース合流点 仁崎峠
滝頭山山頂 中西山山頂 荒れた林道
三ツ俣 不動岳山頂 赤松山山頂
クチナシの道入口 ヤブニッケイ マユミ
ワルナスビ ドクダミ ササユリ
カキラン
カキラン ムラサキシキブ
野草衣笠団地のユキノシタ ウバユリの花芽 ハエドクソウ
クマノミズキ ウツギ テイカカズラ
コナスビ コクラン アカメガシワ
アキノタムラソウ ノアザミ サカキ

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