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神石山
正月の梅雨の晴れ間に珍しい花や富士山を楽しんだ葦毛湿原と周辺の山々
2023年6月13日
神石山(33)(324.7m)、座談山(33)(320m)、船形山(32)(276m)
行程 葦毛湿原駐車場(7:54)・・・葦毛湿原入口(8:05)・・・岩崎自然歩道合流点(8:38)・・・一息峠(8:48)・・・稜線(9:00)・・・NHK二川テレビ中継局(9:13)・・・座談山(9:23-28)・・・船形山のコル(9:37)・・・船形山(9:42)・・・普門寺峠(10:00)・・・神石山(10:09-35)・・・普門寺峠(11:20)・・・船形山(11:25)・・・船形山のコル(11:31)・・・稜線への階段下(11:47)・・・一息峠(11:54)・・・岩崎自然歩道合流点(12:01)・・・葦毛湿原入口(12:27)・・・葦毛湿原駐車場(12:38)
山行記
●東海地方も梅雨入りし、例年に無く梅雨らしい天気が続いていたが、この日一日だけ晴れるという。この日は平日なので、休日は登山者で溢れる葦毛湿原と神石山を訪れてみることにした。
●朝、ゆっくりと豊川を出て葦毛湿原駐車場へ向かうが、丁度通勤時間帯にはまり、各所で混雑に巻き込まれたが葦毛湿原駐車場は思ったとおりガラガラに空いている。
●支度を済ませて歩き始めるが、既に戻ってくる人たちも多い。葦毛湿原入口に至る道路は、先日の大雨の爪痕が残り、前日にも雨が降ったため地面は多くの水を含んでいる。
●葦毛湿原入口では、実と虫えいのエゴノネコアシの同居が面白いエゴの木を見た後、いつものように、葦毛湿原を偵察する。葦毛湿原ではノハナショウブが目立ち、足下ではデジカメ泣かせのモウセンゴケも小さな花が咲かせていた。
●葦毛湿原の奥から樹林帯に入り、緩やかに登っていく。雨が続いていたので、山側から滲み出す水が多く、道も良く濡れている。途中で葦毛湿原入口から直接登ってくる岩崎自然歩道と合流し、さらに登っていくと一息峠に着く。
●一息峠からも同じような緩やかな道を登っていくと急な階段に突き当たるので、それを登り切ると県境をなす弓張山地の稜線のメインの縦走路に出る。
●稜線分岐から左に続く急坂を一登りすると、樹林帯を抜け展望が広がり、三河湾や遠州灘、豊橋市街などを観ることができる。新型コロナウイルス感染症が落ち着いたてめか、新幹線が引っ切り無しに行き来しているのが見える。
●この日は梅雨の間の晴れ間で朝から青空が広がっていて、強い日差しが痛い程で、汗が止まらない。それでも所々で咲いているササユリに励まされながら進んでいく。途中、送電線鉄塔を過ぎると、程無くNHK二川テレビ中継局のあるピークに着く。
●NHK二川テレビ中継局の一帯はササユリが沢山咲いているが、雨で痛んだものが多く痛々しい。それでも、まだこれから開くものも多く、中には珍しい白花のものも観ることができた。
●NHK二川テレビ中継局から少し下り、登り返すと座談山山頂に着く。送電線鉄塔のある所からは、雲の中に、すっかり雪が消えてしまった富士山も観ることができた。
●座談山からは急な下りが始まり、それを下り切ると船形山のコルに出るが、そこから少し登ったところが船形山山頂だ。現在は送電線鉄塔が真ん中に立つ船形山山頂にはかつて山城があったという。
●船形山山頂から下っていくと普門寺峠に着くが、そこから普門寺へ下る道はやはり通行止めになったままだ。普門寺峠から岩の多い道を小さくアップダウンしながら進むと望寺岩や送電線鉄塔を経て、手洗への分岐に着く。
●そこから神石山への急な登りが始まる。道は登るにつれ急になり、樹脂製の階段を登り切ると、一等三角点のある広い神石山山頂に到着する。山頂では平日にもかかわらず多くの人が休憩していたが、暑いので日向のベンチの座る登山者はいなかった。
●神石山山頂では、そこで出会った人に、今まで気になっていた展望所など山頂一帯の色々な道を案内して頂いた。そんなことで山頂でしばらく過ごした後下山にかかる。下山は、船形山のコルから稜線の階段下までを巻いた外は来た道を戻った。

葦毛湿原入口 一息峠 階段を上って弓張山地縦走路と合流
NHK二川テレビ中継局 座談山山頂 座談山山頂から観る富士山
船形山山頂 普門寺峠 神石山山頂
シタキソウ
カキラン
ノハナショウブ カキラン
ササユリ ササユリ 白花のササユリもある
ネズミモチ ムラサキシキブ クチナシ
ミゾソバ ヤブニッケイ ナツハゼ
オカトラノオ ニガナ モウセンゴケ
花の終わったイワガラミ エゴの実 エゴのネコアシ(虫えい)
アブラガヤ ヒヨドリ 大声で囀るホオジロ
キアゲハ コオニヤンマ シオカラトンボ

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