三ッ峠山 | ||
正月の展望は残念だったがカモメランやアツモリソウを観ることができた人気の山 | ||
日 | 2023年6月10日 | |
山 | 三ッ峠山C(1,785.2m) | |
行程 | 駐車スペース(8:26)・・・登山口(8:35)・・・ベンチ(9:15)・・・木無山(9:56)・・・三ッ峠山荘(10:09)・・・三ッ峠山荘(10:18-38)・・・三ッ峠山(開運山/10:49-55)・・・御巣鷹山(11:53-8)・・・ベンチ(12:32-45)・・・駐車場(13:13)・・・駐車スペース(13:17) | |
山行記 | ●6月の山行計画を立てるのは雨による中止の可能性があるため、なかなか真剣になれない。この日も週間予報では雨予報だったのだが、奇跡的にこの日だけ雨が降らないという予報に代わった。 ●ということで、予め予定していた三ッ峠山へ行くことにしたのだが、ネットの記事を読むと、カモメランやアツモリソウなどの、これまで自分が見たことのない花が咲いているということで、是非行ってみたいと思っていた山だ。 ●いつものように豊川を朝6時に出たのだが、首都圏に近い山で、しかも休日なので、駐車場などの混雑が心配だ。実際駐車場が近付くと、路肩のスペースに停めている車がいて、そこにまだ一台分の余裕があったのでそこに停めることができた。 ●車を停めると早速支度を済ませて出発するが、メインの駐車場はすぐ近くで、清潔なトイレに寄って登山口の案内のある所から広い、車の通ることのできる道を歩き始めた。 ●この道は山頂の山荘までの物資の輸送路となっているので、広い道が山荘まで続いているが、雨後なので四駆車の轍がぬかるみになっているのではないかと心配したが、要所要所がコンクリートで固められているので意外にいい感じで歩くことができる。 ●概して急な道は薄暗い樹林の中を登っていくが、心地良い涼風が樹間を吹き抜けるので快適だ。道端には、シロバナノヘビイチゴやマムシグサ、ツルキンバイ、ミヤマカラマツなどが咲いていた。 ●これといったランドマークも無く、単調な登りだが、唯一ベンチのある休憩所が目印となるぐらいだ。樹間に御巣鷹山の電波塔群が見えるようになってくると、傾斜も緩やかになり、三ッ峠山荘へ向かう分岐に出るので、まずはそちらへ進む。 ●すぐに三ッ峠山荘と木無山方面への分岐に出るので、まずは三ッ峠の一つの木無山へ寄っていくことにする。ガスが無ければ既に見えているはずの富士山は見えないが、木無山山頂を確認して三ッ峠山荘へ向かう。 ●三ッ峠山荘では番犬の甲斐犬が尻尾を揺らせながらこちらに向かって吠えていた。三ッ峠山荘から開運山を望む広場を抜けてさらに進むともう一軒の山荘である四季楽園に着く。 ●早朝からの行動でそろそろ空腹を感じるようになっていたので、そこで「山岳ガイド絶賛ラーメン」を皆で食べることにして、山荘前のベンチで休憩することにした。 ●休憩の後、三ッ峠山山頂である開運山を目指す。階段が整備された道を登っていくが、シロバナフウリンツツジが一斉に咲いていていい感じだ。外にも、トウゴクミツバツツジやキバナノコマノツメなども観ることができた。 ●開運山山頂は団体客に占領されており、休憩する場所も無かったが、束の間に切れたガスの間から富士山も観ることができたので、記念写真を撮ってすぐに下りることにした。 ●開運山からは一旦下り、再び登り返すのだが、途中、フェンスで囲われたエリアがあり、その中では目的であったカモメランが守られており、外にもルイヨウボタン、ユキザサ、チチブシロカネソウなどが咲いていた。 ●御巣鷹山の登りの途中にも、フェンスの中のさらに堅固な鉄格子で守られたアツモリソウを観ることができたが、シカの食害や盗掘から守るためとはいえ、ここまでしなければならないということが悲しく思えた。 ●御巣鷹山山頂は、中心に電波塔が立てられていて、山頂がどこのなるのかがはっきりしない。一応電波施設のフェンスの周りを回ってみたが、結局木に掛けられた山頂標識が山頂ということなのだろう。 ●狭い割には登山者で溢れる御巣鷹山山頂で少し過ごした後下山にかかる。下山は基本来た道を戻るが、豊富な植物を見逃さないようにゆっくりと下る。往きの時間にはまだ開いていなかったクワガタソウなどの開いた花も観ることができた。 |
駐車場近くの路肩に車を停める | ベンチのある休憩所 | 木無山山頂 |
三ッ峠山荘の甲斐犬 | 四季楽園付近から開運山を見上げる | 広場から見る御巣鷹山と四季楽園 |
四季楽園のラーメンを頂く | 三ッ峠山山頂の開運山山頂 | 開運山山頂から一瞬観えた富士山 |
開運山山頂から見る御巣鷹山 | 御巣鷹山山頂 | 御巣鷹山山頂の山頂標識 |
駐車場とトイレ | 山荘への輸送用の車 | オオルリ |
カモメラン | ||
キバナノアツモリソウ | ||
サラサドウダン | キバナノアツモリソウ | |
アツモリソウ | ||
アツモリソウ | ツルシロカネソウ | |
ヒメムヨウラン | ||
ツリバナ | ヒメムヨウラン | |
マイヅルソウ | シロバナフウリンツツジ | 赤みを帯びたシロバナフウリンツツジ |
マタタビ | ナツトウダイ | ウマノアシガタ(キンポウゲ) |
シロバナノヘビイチゴ | マムシグサ | キバナノコマノツメ |
ミヤマカラマツ | ヤマハハコ | ルイヨウボタン |
マイヅルソウ | ツルキンバイ | クサボケ |
クマノミズキ | オオナルコユリ | ミヤマニガイチゴ |
トウゴクミツバツツジ | ヤマツツジ | ミヤマガマズミ |
ズミ | クルマバツクバネソウ | ツチグリ |