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平尾山、五葉山
正月の東三河を襲った大雨災害直後の五葉湖周辺の山々を巡る
2023年6月4日
平尾山(26)(464m)、五葉山(42)(338.0m)
行程 五葉湖駐車場(8:16)・・・野鳥の森入口(8:31)・・・レンゲツツジの小径分岐(8:41)・・・送電線鉄塔のある広場(8:57)・・・五葉山分岐(9:04)・・・五葉山(9:28-33)・・・五葉城祉、平尾山分岐(9:45)・・・高城砦跡(9:52)・・・平尾山(10:15-20)・・・送電線鉄塔(10:36)・・・作業路出合(10:45)・・・林道出合(11:14)・・・五葉城祉、平尾山分岐(11:25)・・・五葉城祉(11:30-49)・・・蛇穴分岐(12:08)・・・展望の小径下降点(12:24)・・・車止め(12:41)・・・湖畔道路、五葉城址分岐(12:46)・・・五葉湖駐車場(12:55)
山行記
●前々日は線状降水帯が出現するなどの大雨で、豊川でも一部地域で大きな災害となった。それでも、前日は良く晴れ、この日も広く晴れるということなので、地元の山へ行ってみることにした。
●行く道々も大雨の爪痕が見られ、山は大丈夫なのかと心配になる。各所で雨水に洗われた道路に土砂が流れた跡が残る中、五葉湖駐車場に車を停めると早速歩き始める。
●まずは五葉湖の堰堤を歩くのだが、五葉湖は水位も増しており、水も濁って水面には落葉や落枝などが岸に流れ着いていた。増水した五葉湖からは、オーバーフローした水が放出されていた。
●この日は朝からよく晴れ、日差しが痛い程降り注いでおり、日向はとても暑い。湖畔道路沿いでは、白いクマノミズキの花やビワの橙色の実が良く目立っている。
●野鳥の森入口からコンクリート舗装の細い道を登り始めるが、日陰になる道は、涼しい風がよく通りいい感じだ。道沿いのウメの木の実がいい具合に熟していた。
●コンクリート舗装の道からレンゲツツジの小径を抜け、作業道に出るとそれをしばらく歩く。緑も濃くなり、薄暗い道沿いにはこの時期これといった花は無いが、テイカカズラやムラサキシキブなどの花が咲き始めていた。
●作業道の終点からは遊歩道の山道を進み、赤い実の小径を分けると、五葉山への急な登りになる。大雨の後なので泥々になっているかと心配したが、昨日から晴れていたので、それ程のことも無く五葉山山頂まで登ることができた。
●前回来た時に、五葉山山頂の送電線鉄塔の周囲の木々が刈り払われ、明るくすっきりしていたのに驚いたが、この日も天気が良く、本宮山や三河湾、三河の山々を見渡すことができた。
●五葉山からは小さなアップダウンを繰り返して市境稜線を進む。途中、五葉城址への分岐を見送りさらに進むと高城砦址への急坂が現れる。既に花は終わっているがショウジョウバカマの葉が目立つ急坂を一登りすると高城砦址に着く。
●今の大河ドラマにも縁のある高城砦址からそのまま小さな登りを繰り返しながら市境稜線進むと、展望地を経て平尾山山頂に到着する。平尾山山頂は特に変わりは無く、以降は県境稜線を下っていく。
●途中の伐採地からは、残念ながら雲が多くて富士山を観ることはできなかった。送電線鉄塔に着くと鉄塔巡視路を辿り作業道へ下るが、最後の箇所は、ロープが張られ、それを頼らなければ、下ることができない程難しくなっていた。
●作業道出合からはその作業道を進むが、花はそれほど多くは無く、ウツギやヤブムラサキ、コアジサイなどが観られるだけだった。林道に出ると、所々にササユリが咲いていて、蕾も多いことからまだまだ見頃は続きそうだ。
●平尾山、五葉山への分岐を過ぎると五葉城址への入口に出るので、そこから緩やかに登っていくと、樹木が広く刈り払われた五葉城址に着く。五葉城址からは、富士山は観ることができなかったが、薄っすらと南アルプスなどは観ることができた。
●五葉城址ではササユリが各所で咲き、テリハノイバラやヤマボウシなども咲いていた。天気が良く日差しが強いので日の当たらないベンチで一休みした後、林道を下る。
●林道沿いにもササユリが各所で咲き、ソクシンランやウツボグサ、ムラサキシキブなども見ることができた。林道も雨水が流れた後が目立ち、舗装道が始まる箇所の小滝では多くの土砂が流れ出した痕が痛々しかった。

枝や葉が流入する濁った五葉湖 野鳥の森入口 送電線鉄塔のある作業道終点の広場
北西が切り開かれた五葉山山頂 高城砦跡 大雨で倒れた木が道を塞ぐ
平尾山山頂 平尾山直下から見る濁った猪鼻湖 増々荒れる作業道への下り
五葉城址 蛇穴分岐 土砂が覆う舗装道
クモキリソウ ササユリ
ノイバラ シロバナクサナギオゴケ クリ
コナスビ ネズミモチ ウツギ
ソヨゴ ナツハゼ ツルアリドオシ
コアジサイ ニガナ コウゾリナ
イヌツゲ クマノミズキ テリハノイバラ
ヤブムラサキ ソクシンラン ヤマボウシ
ウツボグサ テイカカズラ
ムラサキシキブ アカメガシワ 色付くウメの実
ヤブニッケイ ニガイチゴ
ビワ オニヤンマ シオカラトンボの雌

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