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金山、雨生山
正月のシライトソウが咲きササユリも咲き始めた春から夏へと変わりつつある比丘尼と県境稜線
2023年5月27日
金山(120)(423.4m)、雨生山(110)(313m)
行程 比丘尼駐車場(7:48)・・・東屋(8:13)・・・比丘尼城址(8:23)・・・愛の鐘(8:26)・・・林道出合(8:51)・・・金山(9:11-16)・・・新城方面下降点(9:58)・・・雨生山(10:15-30)・・・雨生山反射板(10:46)・・・林道出合(11:05)・・・鉄塔入口(11:33)・・・おすすめの小径西登山口(11:50)・・・比丘尼駐車場(11:57)
山行記
●5月は、群馬、九州と二つの大きな遠征をしたので、すっかり御無沙汰してしまった地元の山へ行ってみることにした。そろそろ5月も終わりを迎え、ササユリが咲き始め、春から夏へと変わりつつある花の様子を確認するのが目的だ。
●朝、比丘尼駐車場へ向かうが、いつも通る農道は田植えの季節で通行止めになっていたので、別の道を通って行かざるを得なかった。まだ一台も車の停まっていない比丘尼駐車場の、下山の頃日陰になっていそうな場所に車を停めると歩き始める。
●すっかりと緑も濃くなり、日陰の多い道を登っていく。お目当てのササユリはまだ咲き始めのようで、ぽつぽつと咲いてはいるが、まだ蕾のものが多く、満開になるまでにはあと一週間ほどかかりそうだ。
●その外は、シライトソウやソクシンランなどがよく咲いていた。東屋から比丘尼城址、愛の鐘を通った後、おすすめの小径から岐れて金山を目指す。樹林帯に入る手前では、シライトソウやシソバタツナミ、ガンピなどが咲いていた。
●樹林帯に入り林道を横切って、不規則なジグザグの急登を登り切れば金山山頂だ。ここまで外の登山者には会っていない。山頂付近には何のためかはわからないが謎の白いテープが張られていた。
●金山からは県境稜線を歩いて雨生山へ向かう。県境稜線は基本植林だが、雑木もあり、それらの緑が濃くなってきたこともあり、一段と暗くなってきて、道沿いの花もこの時期これといったものは見当たらなかった。
●裸地に出ると、ヤマツツジやテリハノイバラなどがよく咲いていて、その先の低木帯では、シライトソウやソヨゴなどがよく咲き、イヌツゲの小さな花が無数に登山道に落ちていた。
●展望ピークから一旦下り、登り返せば雨生山山頂だ。良く刈り払われた明るい山頂では、いつものように蝶が飛び交っていた。この日はアオスジアゲハやモンキアゲハ、ツマグロヒョウモン、モンシロチョウなどが観られた。
●また雨生山山頂では、ガマズミやイボタノキ、ネズミモチなどの外の場所では既に終わっている花々がまだ花を残していた。雨生山山頂で少し過ごした後、下山にかかる。下山は、一旦展望ピークまで戻り、雨生山反射板経由で新城側の林道へ下る。この日は天気はいいが、遠くは霞んでいて、南アルプスなどは観ることができなかった。
●林道に出るとそれをしばらく歩く。道沿いにはササユリやノアザミ、イタチハギ、ガンピ、シライトソウなどが良く咲いており、毎年見かけるミヤマヨメナやハナミョウガなども観ることができた。
●送電線鉄塔巡視路入口からおすすめの小径に戻ると、残りのおすすめの小径を歩いて西登山口へ下る。後は農道を歩いて車を置いた比丘尼駐車場まで戻った。思ったとおり日陰になった比丘尼駐車場には、数台の車が停まっていた。

東屋から見る本宮山と吉祥山 愛の鐘 金山山頂
金山山頂に張られた謎の白いテープ 展望ピークから見る雨生山、吉祥山、本宮山 雨生山山頂
展望ピーク直下から見る金山 西登山口 比丘尼駐車場に戻ると日陰になっていた
ササユリ
シソバタツナミ シモツケ ツルアリドオシ
ソクシンラン シライトソウ ギンリョウソウ
ソヨゴ ヤマツツジ テイカカズラ
ヤブムラサキ ガンピ コナスビ
イヌツゲ イタチハギ テリハノイバラ
ミヤマヨメナ ハナミョウガ トウバナ
コウゾリナ ナツトウダイ オオニワゼキショウ
ノアザミにとまるクロアゲハ ツマグロヒョウモン ヒョウモンエダシャク
キンモンガ 脱皮したばかりのバッタ

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