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茶臼山
正月の芝桜まつりの賑わい尻目に春の花を探しながら愛知県最高峰を巡る
2023年5月21日
茶臼山(42)(1,415.8m)
行程 小鳥茶屋駐車場(9:03)・・・自然観察路入口(9:07)・・・キャンプ場(9:21-37)・・・カエル館(9:39)・・・東側登山ルート入口(9:49)・・・雷岩(10:04)・・・茶臼山(10:14-26)・・・国民休暇村、野外活動ロッジ跡分岐(10:53)・・・野外活動センター跡(11:12)・・・矢作川源流(11:31)・・・小鳥茶屋駐車場(12:11)
山行記
●この日は、同級生を中心とした山登りで、今回は茶臼山を訪れることにした。この時期、向いの萩太郎山では茶臼山高原芝桜まつりで賑わうことが予想されるので、この会にしては早目の7時に豊川を出て茶臼山へ向かう。
●途中、奥三河へ向かう車が多いので、駐車場の混雑が心配だったが、特に混雑も無く小鳥茶屋の駐車場に停めることができた。支度を済ますと、少し早速歩道を歩き、すぐに車の通行の多い道路を渡って自然観察路から山道に入る。
●所々に現れる木道が濡れていて滑りやすいので慎重に歩くが、苔むしたブナ林の中の道は心地良い。すぐに舗装道と合流するのでそれを渡ると茶臼山キャンプ場で、茶臼湖の周りを花を探しながらカエル館まで歩くが、これといった花は無かった。
●カエル館からは再び山道に入る。緩やかな道沿いには、クワガタソウやタチカメバソウ、ワチガイソウ、ミヤマハコベ、タニギキョウなどの小さな花がよく咲いていた。そして、再び舗装道に出るが、そこが茶臼山の東側登山ルート入口になる。
●東側登山ルート入口からは傾斜が増し、これまで見られた花々に加え、ユキザサやツクバネソウなどの花が加わる。天狗岩、雷岩と見送り、急坂を登り詰めれば茶臼山山頂の一角に着く。ここにはかつて鉄製の展望台があった所だ。
●そこから緩やかに進んでいくと、立派な展望台や三角点のある茶臼山山頂に到着だ。シバザクラの時季の日曜日ということもあり、山頂は、家族連れやカップルなどでいつになく賑わっていた。
●展望台からは、萩太郎山山頂直下の満開に近いシバザクラの花壇を観ることができ、多くの人たちが見物している様子がよく見えた。また、山頂では樹々を飛び交う沢山のソウシチョウを観ることもできた。
●山頂で少し休憩をした後、下山はいつものとおり森の広場方面へ下るのだが、引っ切り無しに登ってくる登山者とのすれ違いが多くなかなか進まない。そして、途中で自由の広場方面への道を分けると、一気に人も減り歩きやすくなった。
●森の広場への分岐を分けると、野外活動ロッジ跡方面へ下る。野外活動ロッジ跡の駐車場には、メインの駐車場に入れなかった車が一杯で、車道ではメインの駐車場へ入ろうとする車がほとんど動かないまま長野県境の辺りまで続いていた。
●こちらはそれらの車列を観ながら矢作川源流への分岐まで歩道を歩く。分岐からは矢作川源流まで少々ヤブっぽくなってきた道を進み、そのまま矢作川の源流に沿って下った。途中の木の橋は朽ちて苔むしたものが多く、一人ずつ慎重に渡った。
●タニギキョウなどがよく咲く湿っぽい道を下っていくと、自然観察路に出るので、後はそれを歩いて車を停めた小鳥茶屋駐車場まで戻った。今回の目的の一つだったヤマシャクヤクは、花後の株を一つ見つけただけだった。
●車に戻ると、先程の車列の最後尾に付けて戻るのも大変なので、逆方向に進み、根羽村経由で帰ることにした。途中、道の駅津具グリーンパークで昼食を摂り、結局混雑には巻き込まれず豊川まで戻ることができた。

小鳥茶屋駐車場を出発 自然観察路入口 濡れて滑りやすい苔むした木道
茶臼山と茶臼湖 カエル館 茶臼山東側登山ルート入口
茶臼山山頂
茶臼山山頂から見る芝桜まつりで賑わう萩太郎山の花壇 野外活動ロッジ跡、森の広場分岐
矢作川源流 ウマノアシガタ(キンポウゲ) ヒメレンゲ
コテングクワガタ
コケイラン クワガタソウ
ニョイスミレ(ツボスミレ) ムラサキケマン タチカメバソウ
ワチガイソウ ミヤマハコベ タニギキョウ
ツクバネソウ アズキナシ
ニワトコ クルマムグラ メギ
ユキザサ ホソバテンナンショウ ジシバリ
ソウシチョウ ミソサザイ

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