金山、雨生山 | ||
正月の数えきれない程のハルリンドウが咲く春の比丘尼と県境稜線 | ||
日 | 2023年4月18日 | |
山 | 金山(119)(423.4m)、雨生山(109)(313m) | |
行程 | 比丘尼駐車場(7:48)・・・東屋(8:17)・・・比丘尼城址(8:30)・・・愛の鐘(8:40)・・・林道出合(9:01-7)・・・金山(9:25-36)・・・新城方面下降点(10:33)・・・雨生山(11:00-11)・・・雨生山反射板(11:35)・・・林道出合(11:56)・・・鉄塔入口(12:22)・・・おすすめの小径西登山口(12:40)・・・比丘尼駐車場(12:47) | |
山行記 | ●春の花が早い今年なので、そろそろキンランやエビネなどが咲き始めたのではないかと、比丘尼を訪れてみることにした。いつものようにまだ一台の車も停まっていない比丘尼駐車場に車を停めると早速歩き始める。 ●世界の桜の園のサクラの花もすっかり散り果て、華やかさは無いが、少し濃くなってきた新緑がいい感じだ。この時期足下を染め上げるハルリンドウやヒメハギは時間的にまだ開いていないので、目立つ花は見当たらない。 ●東屋方面へ進むとカマツカやマルバアオダモなどの白い木の花が見え始める。東屋から比丘尼城址を過ぎるとキンランが数株咲いていたが、まだまだといった感じだ。愛の鐘を過ぎておすすめの小径から岐れて金山へ向かう。 ●植林帯に入り、林道を横切って不規則なジグザグを切って急な斜面を登ると金山山頂に着く。一応反射板のフェンスの回りを歩いてみたが、ますます枝やバラが多くなってきて、歩けたものではない。 ●金山山頂で少し休憩をした後、県境稜線を進む。樹林帯の中は特に花は無かったが、裸地に出ると無数のハルリンドウが咲いていて、裸地の土の表面を上品な薄紫に染め上げていた。 ●さらに進むと、終わりかけたドウダンツツジや今真っ盛りのマルバアオダモ、コバノガマズミ、咲き始めたばかりのツクバネウツギなどの木の花や、足下にはハルリンドウやヒメハギなどが咲いていた。 ●展望ピークからは、南アルプスなどは観ることができなかったが、周囲の山肌の少し濃くなってきた新緑がいい感じで、終わりに近付いているクロバイの白い花も良く目立っていた。 ●展望ピークから少し下り、登り返せば雨生山山頂だ。この日も春霞で富士山は見えるはずも無かったが、カラスアゲハやアゲハチョウ、ツマグロヒョウモンなどの蝶が飛び交っていた。 ●雨生山で少し過ごした後、展望ピークから雨生山反射板経由で新城側林道へ下るが。ここもハルリンドウが無数に咲き、ストックや足で花を傷つけないように慎重に下った。 ●林道に出ると、しばらくそれを下るが、道沿いでは、多くは無いがキンランやチゴユリ、ウマノアシガタ、ホウチャクソウなどを観ることができた。 ●送電線鉄塔巡視路からおすすめの小径へ向かう道沿いにはナツトウダイや一輪だけだがイカリソウなどを観ることができ、水溜りではまだ小さなオタマジャクシが元気に泳いでいた。 ●おすすめの小径に戻るとそのままそれを歩き西登山口へ下る。ハルリンドウが稜線上の裸地などと比べそれほど多くは無いが各所で咲いていた。 ●西登山口へ下ると、農道を歩いて車を置いた比丘尼駐車場へ戻るが、農道ではオオイヌノフグリやタンポポ、ブタナ、キツネノボタンなどの花が元気に咲き競っていた。 |
比丘尼城址 | 東屋から見る本宮山と吉祥山 | 比丘尼城址 |
新緑がいい感じ | 金山山頂 | 雨生山山頂 |
展望ピーク直下から見る金山 | 送電線鉄塔巡視路入口 | ツマグロヒョウモン |
ツバメ | ホオジロ | タチツボスミレ |
フイリフモトスミレ | ||
エビネ | ||
カマツカ | ||
シュンラン | ||
ハルリンドウ | ||
キンラン | ヤマツツジ | ヒメハギ |
コバノガマズミ | ツクバネウツギ | ドウダンツツジ |
マルバアオダモ | チゴユリ | クロモジ |
コバノミツバツツジ | イカリソウ | ナツトウダイ |
ウマノアシガタ(キンポウゲ) | ホウチャクソウ | ニョイスミレ(ツボスミレ) |
スルガテンナンショウ | クロバイ | クサイチゴ |
シラン | アカマツ | コナラ |
コウゾリナ | オオジシバリ | オヘビイチゴ |