TOP年別山行記録2023年>錫杖ヶ岳

錫杖ヶ岳
意外に近かった春の花と展望を楽しんだ布引山地の山
2023年4月11日
錫杖ヶ岳A(676m)
行程 柚之木峠登山口駐車場(7:40)・・・柚之木峠(8:13)・・・クサリ場(9:01)・・・錫杖ヶ岳(9:12-40)・・・柚之木峠(10:40)・・・柚之木峠登山口駐車場(11:06)
山行記
●この山は、9年程前、「東海の百山」を目指している時に登ったことがあるが、その時は錫杖湖から下垣内コースを周回した。今回はその反対側の向井林道コースを登ることにした。
●今回もいつもの朝6時に集合して登山口の柚之木峠登山口駐車場へ向かう。意外に高速道路からの行程が短かったのでたので、2時間程で登山口に着いてしまった。
●平日ということもあり、一台の車も停まっておらず、広い駐車場にどう停めるか悩みながら駐車すると、準備を始める。花が豊富だというこの山なので、駐車場脇にもタチツボスミレやミヤマハコベなどの花が咲いていていい感じだ。
●準備を済ますと駐車場のすぐ先の登山口から山道に入る。まずは薄暗い植林の中に続く緩やかな道を登っていく。かたまって咲いているわけではないが、タチツボスミレがいたる所に咲いている。また、トウゴクサバノオも多く見られた。
●やがて道が急になり、前方が明るくなってくると柚ノ木峠に到着する。柚ノ木峠からは左に続く尾根道を進む。道沿いには相変わらずタチツボスミレが多く、ミツバツツジやシロモジ、ヤマザクラの花も咲いていた。
●樹木が疎らな所では、隣の経ヶ峰などを見ることができ、山肌の新緑とその中にポツンポツンと咲くヤマザクラが見事だ。道は木々の根が目立ち、急な斜面や両側が切れ落ちるヤセ尾根もある。
●最後はクサリが取り付けられた岩場を登る。岩が乾いているのでクサリを頼らずに登ることも可能だが、中にはクサリをつかまないと登ることができない箇所もあった。
●「錫杖」の名に相応しい急峻なクサリ場を登り切ると、大岩が立ち並ぶ錫杖ヶ岳山頂に到着する。山頂は狭く居場所が少ないが、その分360度の大展望が広がる。
●この日は、黄砂や水蒸気の影響なのか、霞んでいて遠くを観ることはできなかったが、周囲の山肌の新緑とヤマザクラやミツバツツジのコントラストが春らしい。また、足下には錫杖湖や多くの車が行き交う名阪国道を観ることができた。
●まだ時間も早く、暑くも無く寒くも無く過ごしやすいので、山頂で展望や山頂周辺に咲く花などを楽しんだ後、来た道を戻る。この日は平日ということもあり、すれ違う登山客は少なかった。

柚之木峠登山口 柚之木峠 山肌のヤマザクラ
木の根の痩せた尾根道
クサリの張られた岩場 錫杖ヶ岳山頂から見る春らしく色とりどりに染まった山肌
錫杖ヶ岳山頂 錫杖ヶ岳山頂から見る錫杖湖 ヒガラ
ミツバツツジ
イワカガミ ヤマツツジ
トウゴクサバノオ シロモジ アセビ
タチツボスミレ タニギキョウ ミヤマハコベ
ミヤマキケマン ムラサキケマン キランソウ(ジゴクノカマノフタ)
マムシグサ スルガテンナンショウ ヤブツバキ

TOP年別山行記録2023年>錫杖ヶ岳