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金比羅山、迫間山
正月の青空の下 展望と咲き始めた春の花を存分に楽しむことができた各務原アルプス
2023年3月14日
金比羅山A(383.0m)、迫間山(309m)、明王山A(380m)
行程 各務野自然遺産の森駐車場(7:43)・・・裏入口(7:45)・・・健脚の道入口(8:03)・・・舗装道(8:10)・・・金比羅山分岐(8:44)・・・金比羅山(8:47-9:07)・・・明王山(9:19-32)・・・舗装道(9:37)・・・電波施設(9:55)・・・迫間不動(10:03)・・・迫間山(10:10-27)・・・小岳峠の辻(10:34)・・・多賀坂峠(10:48)・・・峠の辻(11:08)・・・各務野自然遺産の森(11:41)
山行記
●この日は、山仲間との山行で、どこへ行こうか迷ったのだが、カタクリが咲き始めたという情報を頼りに、各務原アルプスへ行くことにした。各務原アルプスは、「東海の百山」を目指している時に、今回のコースを一部歩いたことがある。
●天気は、高気圧に覆われて朝から青空が広がり、朝は少々冷え込んだものの、昼間はぽかぽか陽気になるということだ。いつもと同じ朝6時に豊川を出発して1時間半程で、迷いながらも登山口の各務野自然遺産の森駐車場に着いた。
●各務野自然遺産の森駐車場は、本来は朝9時に開放されるようだが、この日は工事があるため早い時間から開いていたらしく、時間前に入って駐車することができた。それでもこの時間、こちらと同様にそれに、便乗した車も数台見られた。
●支度を済ますと駐車場奥の裏入口の車止めの柵の脇からアルプスハイキングコース南コースに入る。この山域は、分岐毎にいろいろな種類の道標が整備されているが、初めて歩く者にはその行き先がどこを示しているのかがわからずかえって迷ってしまう。
●そのため、分岐毎に地図と照らして、迷いながら進む、道の横ではショウジョウバカマが咲き始めており、ヤブツバキも満開といった感じだ。途中、アルプスハイキングコースの道標に従って山道に入るが、健脚向けのようだ。
●豚熱ウイルス対策のため、看板に従って石灰で靴底を消毒して階段の急坂を登り始める。その後も急坂は続き、関市が設置したレスキューポイントの表示を見ながら登っていくと、突然舗装道に飛び出す。
●道の脇には立派な林道改修の記念碑が立っていた。道は、舗装道を横断して対岸のコンクリートの急な階段を登るが、入口にはやはり多くの道標が掲げられていた。
●その後道はしばらく緩やかな尾根筋を進むが、しだいに急になり。金比羅山と明王山との分岐を金比羅山方面へ登れば金比羅山山頂に着く。金比羅山山頂にはその名のとおりの金毘羅大権現が祀られ、山頂の広場からは大展望が広がる。
●隣の電波施設のある明王山はもちろん、薄っすらとではあるが御岳や恵那山、笠置山、能郷白山、伊吹山などの山々、岐阜市街などの大展望を満喫することができる。
●隣の明王山を目指し急坂を下ると狭い舗装道に出る。そこからは、結果舗装道を歩いても山道を歩いても山頂へ行くことができたのだが、山道を登ると大きな電波施設が現れ、その横に設けられた通路を通り、その裏手を少し登れば明王山山頂だ。
●明王山山頂からは、金比羅山山頂を上回るほぼ360度の大展望が広がる。金比羅山山頂から見えた山々に加え、高賀三山や金華山、小さく見える小牧山の背後に名古屋駅前の高層ビル群や濃尾平野を広く見渡すことができる。
●山頂には360度の大展望を楽しむための各方向に向いたベンチや展望案内板が設置されている。また、地元の関商工が設置した平和の鐘と名付けられた真新しいパイプの楽器があったが、音階は少々怪しかった。
●明王山から急坂を下ると、先程の舗装道の終点に出るが、さらに山道を下ると別の舗装道に出る。後はしばらくその舗装道を歩く。ぽかぽかの陽気の中、気持ちよく歩いていくと迫間山の電波施設への登り口が現れる。
●結局、これを登っても舗装道をそのまま歩いても同じ場所に出るのだが、せっかくなので電波施設へ続く山道を登る。電波施設の脇には八方坂展望台と名付けられた展望台があった。
●舗装道へ下りそのまま進むと八方不動が現れ、さらに進むと迫間城址に至るが、そこが迫間山の山頂になる。迫間山山頂は広く展望もいい。ただ背の低い木々が多く、不思議だったが、日陰用で伐採禁止の札がかかっていたのでその理由がわかった。
●この時間になって、天気も良く気温も上がってきて過ごしやすいので、何時まで居てもいいのだが、そういうわけにはいかないので、重い腰を上げることにした。迫間山からピークを越え、急な坂を下ると複雑にいろいろな道が交差する多賀坂峠に着く。
●日当たりの良い多賀坂峠ではシハイスミレやシュンランなどが咲いていた。ここからは、大きく回って各務野自然遺産の森へ下ろうと次のピークへ登っていく。
●ところが、どこかで下降点を間違ったようで、思ったところへ下ることができなかったのだが、ヤブツバキやショウジョウバカマが咲き、ヒヨドリなどの鳥がさえずる谷筋を下って、往きに通った分岐に出た。
●往きに通った道は、舗装工事が始まったようだったが、昼休憩の時間帯なので問題無く通ることができた。当初は、各務野自然遺産の森の中にカタクリが咲いていると思っていたので、これでカタクリは観ることができなくなってしまったと諦めていた。
●ところが、ここで園内のトイレに寄って帰ろうとした時、その周りにカタクリが咲いているのを見つけた。カタクリが咲いているのはここなのかと、それをしっかりと楽しんだ。木の上ではコゲラのドラミングが聞えていた。
●その後、平日で空いている岐阜清流里山公園へ行って、昼食を頂き、里山の湯で汗を流し、園内の梅などの花などをゆっくりと楽しみ、買い物をした後帰路に就いた。

広い各務野自然遺産の森駐車場 裏入口の車止めの脇から進む 舗装道を横断して対岸の階段を登る
豚熱対策の石灰と道標だらけの分岐点 金毘羅大明神が祀られた金比羅山山頂 金比羅山山頂から見る笠置山と木曽川
金比羅山山頂から見る伊吹山と金華山 金比羅山山頂から見る明王山 明王山山頂
明王山山頂から見る能郷白山 明王山から下り舗装道を進む 迫間不動
迫間山山頂 迫間山山頂から見る小牧山と超高層ビル群 迫間山山頂から見る御岳
明るい多賀坂峠 金比羅山、明王山、迫間山を振り返る ヤブツバキのレッドカーペットを進む
カタクリ シュンラン シハイスミレ
ショウジョウバカマ ヤブツバキ アセビ
フクジュソウ タチツボスミレ ヒサカキ
シキミ キランソウ(ジゴクノカマノフタ) アオキ
ヤマガラ ヒヨドリ コゲラ

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